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恐らくは世界で最も不幸な思い込み

最強と噂されていたパーティから追放された4人。

追放された仕返しにパーティのテントを爆破しお尋ね者に。

そんな中捨てられたダンジョンを見つけ、そこで気ままに暮らします。

職業、魔法、魔物、勇者、ダンジョン有り!

体操選手結、治癒師まど、発明家遙、運動選手奏音の4人がドタバタ暮らします!

俺は悪魔ベルゼブブ。相当前に封印されたと聞いた友人のアモンを探している。

配下の蝿を(俺は蝿を司る悪魔だ)ありったけ掻き集め、アモンの捜索を命じた。

しかし大半の蝿がハエ叩きで叩き潰され、(悪魔よりも恐ろしいのは人間だ)

残りの蝿も死にかけの状態で戻ってきた。

そんなわけでアモンは未だに見つかっていない。

ある日、近くの森を散歩していた時強い悪魔の気配を感じた。

それは間違いなくアモンの気配だった。

俺は偵察用の弱いフォリオット(獣の姿をした低級悪魔)を数匹呼び出した。

フォリオットは出かけたきり戻ってこなかった。

いや、正確には1匹が魔法のメッセージを送ってきた。

「地獄より給料も待遇もいいん所が見つかったんで住まわせてもらうことにしました。

アモン様もそこにいるんで一応地図を送りますね」

フォリオットを再召喚して怒鳴りつけようと思ったが、何者かの強い力が働いていて召喚できない。

俺は舌打ちして、フォリオットの野郎が送った地図を見た。

そこは、「絶断のダンジョン」と呼ばれる今世紀最悪のダンジョンだった。

クソ、そんな所にアモンは囚われているのか。

大急ぎで武器の杖を引っ掴み、ダンジョンへと転移した。


畜生、普段使わない転移で位置設定を間違えちまった。

ここはどこだ?妙に洒落た長い廊下が続いているが…

適当に選んだドアを開けると、そこには混沌カオスな世界が広がっていた。

まず長い机の上にはフラスコや薬品が大量に置いてあり、どれもくるくると回転している。

部屋には標本やわけのわからない杖やら短剣やらが立てかけてある。

とどめとばかりに部屋中にタチの悪い妖魔やら低級悪魔やらが飛び回り、

そちらこちらでお喋りしている。

なんで俺に敬礼しないんだ?低級悪魔は俺の命令を聞かなければならないはずだ。

「おい、貴様らその騒がしい声を出すのをやめろ!」

俺が命令すると低級悪魔達は一旦動きを止め、すぐに喋り始めた。

「な、あんたベルゼブブだろ?ここは主様の中でも最高にタチの悪い2人の部屋だ。

今すぐでてったほうがいいぜ」

軽蔑したような声の小悪魔インプに話しかけられ、俺の頭にカッと血が上った。

「このっ…インプがっ!」俺は中級悪魔をも消し飛ばすプラズマを放った。

それを見て慌てて小悪魔インプはお粗末な防御網を張った。

結界にぶつかった瞬間、プラズマは跡形もなく消えた。

馬鹿な、小悪魔インプなんかの結界に阻まれるなんて!

その時鼻歌を歌いながら男女が部屋入ってきた。

俺の方には見向きもしないが部屋のものに触れないよう、そろそろ歩いている。

そして俺の目の前まで来た時、俺の存在に男女はようやく気づいた。

その瞬間部屋にいた妖霊や小悪魔インプがいっせいに散った。

そして俺は意識を失った。

直前に見たのは、余裕の笑顔で狼の爪を振り下ろす男の姿があった。



何時間眠っていたのかもわからない。

目を覚ますと、ふかふかの毛布に包まれていることがわかった。

そして目の前に懐かしいアモンの姿があった。

「アモン!」眠気も何もあったもんじゃない。直ぐに跳ね起き、アモンの姿を確認した。

「よう、ベルゼブブ。どうした?」必死に笑いをこらえているような口調だった。

「おまえ、こんなところに囚われて」

「囚われてる?なんか勘違いしているようだな…」

俺はアモンから事情を全て聞いた。

そして全てが俺の思い込みだったことも知った。

事実の中で最高にプライドが傷ついたのは、俺を気絶させたのが

ダンジョンで1番弱い使用人だったということだ。

俺は深く反省し、償いのためにダンジョンで働くことを決意した。


























デイ:ベルゼブブ…

秘書:遙と奏音の部屋に入ってしまったのが運の尽きでしたね

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