それぞれのサークル生活
ダイクが秩序の塔で不安から絶望へ落ちていく配属の日を過ごしている頃、真央学院の各エリアでは、それぞれのサークル活動が独特なゆるやかなリズムで、いつものように賑わっていた。
魔導科技深層原理研究社・地下三階コア実験室
空気には創造のひらめき、知的な議論の気配と音が満ちている。
巨大な実験室は自由にいくつかの小エリアに分かれていた。
格賀は比較的静かな隅の実験台を割り当てられていた。台の上には複雑な多層魔法陣の図面が広げられ、傍らには純度の異なるエネルギー結晶が数塊、各種ルーンの部品、そして自律稼働中の小型ルーン計算機が並ぶ。
彼の指導を担当するリッチの先輩——髪と呼べるか怪しい絶えず色の変わるエネルギーの霧を纏った姿——が彼の傍らに浮かび、ちょうど格賀が仕上げた「負エネルギー位相微調整」の記録を虚空の眼窩で眺めている。
「七十二回の試行で、偏移率を〇・〇七パーセント低減、安定性向上……」
リッチの声は精神伝達で直接格賀の頭蓋内に響き、他人の邪魔をしないよう配慮されていた。「よくできた、格賀君。君の基礎ルーンへの理解は普通の新入生をはるかに超えている。ただ、エネルギー変換効率はまだ低すぎる。最低クラスの幽霊一匹すら維持できないほどだ」
格賀の魂火は穏やかに瞬き、指骨が記録板に改良案を素早く書き連ねる。「伝統的なエネルギー導流ルーンには冗長な節点が存在します。第七版の重層構造で代替を試みましたが、互換性が……」
「互換性の衝突はルーン陣列の自壊を招く。軽ければデータが全部消え、重ければ小範囲のエネルギー爆燃を起こして、お前を骨灰に変える」
リッチの先輩は淡々と危険を述べる。まるで「今日の食堂にジャガイモが出る」程度の事実のように。「まず模擬推演を勧める。あの魔力演算盤を使え」
格賀は頷き、部屋中央にある無数の浮遊する幽光算珠で構成された巨大な装置へ歩く。
精神力を接続すると、幽光算珠が高速で回転・配列・衝突を始め、新ルーンの運行をシミュレーションし始めた。
ちょうどその時、隣の実験台から興奮の叫びが上がる。「成功した!尖叫茸の音波周波数と麻痺苔の胞子を結合できた!聞いて、この完璧なノイズを——!」
「チー——!!!!」
普通の生物なら一瞬で聴力を失う鋭い高周波音が爆発した。すぐに実験台の防音結界が大半を吸収したものの、余波が近くの数台のガラス器具を微かに震わせた。
格賀の魂火は一度も揺れず、推演を続け、ルーンに集中している。
リッチの先輩は賛意を込めてエネルギー体の「頭」を頷かせる。「よろしい、邪魔されない。これこそ研究者としての基本素養だ。あそこの馬鹿は三度目の生物ノイズ兵器結合に挑戦している。前二回はそれぞれ耳鼠一匹を聾にし、通りかかった新入生三人を一日中吐かせた」
魔研社の日常は、格賀にとって知識と論理、制御可能なリスクに浸る、静かな(比較的だが)喜びだった。
爆発、ノイズ、奇妙な副作用?それは探求の道すがら聞こえる、取るに足らない背景音に過ぎない。
剛岩強勁社・極限重力訓練場
ここの空気は灼熱で、汗、皮革、鋼鉄、野生の気配に満ちている。
訓練場は巨大な岩石の叢林のようで、想像を超える各種訓練器具が並ぶ。数人がかりで抱える実心の魔鉄柱、絶えず回転し尖りトゲに覆われた巨輪、さらには絶えず灼熱蒸気とランダムな拳撃を放つ機械アームが噴き出す「反応力大陣」まで備わっている。
ウォフ・ルフは今、上半身裸で(感電で焦げた毛はまだ目立つ)、他の数人の獣人新入生と共に最も基礎的な「耐圧歩行」を行っていた。
「遅すぎる!飯を抜いたスライムかお前たちは?!」
岩を擦るような咆哮が頭上で炸裂する。剛岩強勁社の副社長は、全身を花崗岩のような甲殻で覆われた身長三メートル近い巨像族、両腕を組んで通常重力区の縁に立ち、冷ややかに彼らを見下ろしていた。
「ウォフ!お前の狼人族の誇りはどこだ?この程度の重量で尻尾を引きずるのか?走れ!コースを二十周!今すぐだ!」
ウォフは歯を食いしばり、歯茎から血の糸が滲むが、金色の瞳孔には負けじ魂の炎が燃えている。
「吼——!」
嗄れた咆哮を上げ、重い脚を無理に速め、十倍重力の中で走り始めた。一歩ごとに地面を踏み割るような衝撃だが、彼は止まらない。
五周走ったところで視界が暗くなり、耳がボウボウと鳴り始める。隣の牛頭人新入生はすでに泡を吹いて気を失い、医療ベストを着た二人の食人魔社員(兼任社医)に軽々と引きずられていった。
「まだ十五周だ!最強の獲物を追いかけていると想像しろ!お前は戦場で最も鋭い牙を持つ狼だと思え!」
巨像族副社長の声が戦鼓のように、崩壊寸前のウォフの神経を叩いた。
十周走って、ウォフは意識がほとんど朦朧とし、完全に本能と一筋の頑固さだけで動いている状態だ。
ちょうどその時、温かく濃厚な生命エネルギーを帯びた液体が突然顔にぶちまけられ、喉を通って少し流れ込んだ。
熱い流れが一瞬で胃から広がり四肢百骸に涌き、疲労感が強制的に一部吹き飛んだ。
やっとの思いで目を上げると、社長が水嚢を持って傍らに立っていた。先ほど水をかけたのは彼だった。
「特製栄養液だ」
竜裔の社長は口を裂き、鋭い歯を見せた。「ここで死ぬな、小僧。お前のような馬鹿は、死んだら惜しすぎる」
ウォフは何も言えず、ただ重く一度頷き、喉から曖昧な唸り声を漏らして再び足を踏み出した。
苦痛は変わらないが、胸の中である種の灼熱がより激しく燃えている。
剛岩強勁社の生活は肉体と意志を極限まで押し上げる熔炉で、ウォフはその熱を甘んじて受け入れていた。
疾風犬社・嗅覚迷宮と協同追跡訓練場
ここは複雑な野外環境を模した広大なエリアで、林地、渓流、岩石区、さらに一小片の模擬沼沢まで備わっている。
匂いは極めて複雑で、数十種の誘導臭、邪魔なノイズ(強烈な香料、腐敗物、他生物の排泄物など)、そして探し出すべき「目標の匂い源」(通常は特殊なフェロモンを塗った人形か物品)が混ざり合っている。
爪原は臨時の相棒——嗅覚の鋭い狐族の先輩——と共に「二人盲跡」訓練を行っていた。
特製の魔法眼罩で熱感応も魔力視覚も遮断され、嗅覚と聴覚だけを頼り、迷宮のような環境で絶えず移動し、わざと誤った匂いの分岐を残す「目標」を追跡する。
「左前方十五歩、岩石の稜角のところに目標の残留がある。ただし刺すような硫黄の邪魔な匂いが混ざっている。濃度が高い、注意して」
狐族の先輩の耳が器用に回転し、鼻が素早くひくつき、極めて低い声で爪原の耳元に囁く。彼女の声は非常に冷静で、天性の狡黠さが滲んでいる。
爪原は空気中の雑多な匂いの情報を必死に識別する。自分の鼻も鋭いが、先輩ほど経験がなく、強い邪魔な匂いに流されやすい。
頷き、体を低くし、肉球が音もなく落ち葉の地面に接地し、先輩の指示した方向へ慎重に前進した。
突然、足元が空になった!
「罠!」
先輩が低く警告すると同時に、前腕を伸ばして爪原の肩を引っ掴み、バランスを支えた。爪原の爪は危うく罠の縁の柔らかい泥土に引っかかった。
下は深くない坑だが、中には滑らぬ悪臭を放つ油脂が塗られている。落ちても命に別状はないが、全身をずぶ濡れにし、匂いが完全に消されて追跡失敗と同じになる。
「ありがとうございます、先輩!」
爪原は心臓を躍らせ、耳を後ろに貼り付けた。
「集中。目標がちょうど移動パターンを変えた。直線逃走から『之』字折返しに切り替え、我々の側後方へ回り込もうとしている。
渓流の方向だ、水気が匂いを弱める。だが距離は近い」
狐族の先輩の分析は素早く正確だ。
二人は方向を整え、二本の無声の影のように複雑な地形を縫って進む。
互いの提示と補完的な感覚を頼り、徐々にあらゆる技巧で逃げようとする「目標」に迫っていく。
最後に、一塊の灌木叢の後ろで、二人同時に最も濃く新しい目標の匂いを嗅ぎ取った。
息を合わせて両側から包囲し、目は隠されているが、ほぼ同時に爪を、木の株に偽装してこっそり逃げようとしている「目標」(特殊な匂いの服を着た豺狼人社員)の肩に置いた。
「見事!」
審判を担当するドーベルマン犬族の社長が観察台から現れ、二人の眼罩を外す。「息の合った連携、邪魔な匂いの排除も速く、ルート判断も正確。
狐霊、爪原、この組の評価は優秀だ。特に爪原、君の基礎嗅覚は非常に堅実だ。初めての連携で狐霊のリズムについてこられた。よくやった」
爪原は照れくさそうに尻尾を振り、顔に嬉しそうな笑みを浮かべた。狐族の先輩・狐霊も彼にウィンクを送る。
犬社の生活は、信頼、協力、そして天賦を本能のまま磨き上げる喜びだ。
訓練は厳しいが、毎回目標を追跡し、仲間と完璧に息を合わせられた時のあの達成感が、爪原に自分の選択が最高に正しいと思わせた。
真菌・異界植物共生研究社・幽光孢林培養室
マッシュルは特製の、栄養豊富な湿った苔と朽木を敷き詰めた観察台の前に立っていた。
動作は緩慢だが異常に安定しており、細長い水晶の滴管で、微かな蛍光を放つ緑色の液体を、腕に新しく生えた虹彩を帯びた小さなキノコの傘に一滴ずつ垂らしている。
小さなキノコは肉眼でわかるほど震え、傘の色がより鮮やかになり、規則的に明滅し始めた。まるで呼吸しているかのように。
「おお……同調率……上がった……」
マッシュルは緩慢な口調で呟き、菌膜に覆われた目でその小さなキノコの群落を一心に「見」つめる。
彼の肩で、別の一簇の灰白色の一見無変化な菌糸団も何かを感じ取ったように、わずかに伸び広がった。
「素晴らしい!マッシュル君!」
興奮で少し甲高くなった声が響く。サークルの社長は、髪を細い蔦と発光花で構成し、顔を紅潮させた老花妖で、観察台の反対側に身を乗り出し、ほとんど透明カバーに顔を貼り付け、目を丸く見開いている。
「『虹吸茸』の『幽魂苔汁液』への反応効率が標準値の四割も高い!しかも変質も起きていない!これは君の体内に自生する菌群生態が極めて強い安定性と適応力を持つことの証明だ!まさに天然の最上級培養基兼調和剤だ!」
花妖社長は手を舞い上がらせ、数枚の花弁が髪からひらりと落ちた。「記録!早く記録!胞子噴射間隔、光変周波数、菌糸伸長速度……あらゆるデータを!これは新型共生催化モデルの始まりかもしれない!」
傍らの数人の植妖とキノコ人社員がすぐに集まり、各種記録器具を取り出し、慌ただしいながら秩序立った測定と記録を始めた。
彼らがマッシュルを見る目は学術的な狂熱と珍重の念に満ち、まるで動く貴重な生きた宝物を見ているかのようだ。
マッシュルはこの視線に特に反応せず、依然として緩慢に自分の操作を続け、時折確認か疑問を表す長い「あ——」という声を上げる。
だが彼の緩慢な思考と感知の中で、おそらくは「受け入れられ、必要とされ、理解される」静かな安心を得ているのかもしれない。
ここでは彼の緩慢さ、体の菌化、特殊な気配は、もはや周囲に馴染めない異質ではなく、研究の宝であり、自然共生の考えそのものの体現なのだ。
植物社の生活は、彼にとって菌糸が朽木に緩やかに広がるような、静謐で充実した帰属だった。
学院の賑やかな廊下
改造人間のヴィグ・ヴィニンは軽快な足取り(鎧は重いが)で廊下を歩いていた。胸の冷蔵庫扉が動作に合わせてわずかに開閉し、細い冷気を漏らしている。
彼はちょうど魔研社を「通りかかり」(実験で失敗したが味の悪くないエネルギー冷凝膏をこっそり拝借)、剛岩強勁社の訓練に「偶然居合わせ」(疲れ果てたウォフに氷冷ドリンクを投げ渡し)、犬社の訓練場の外を覗き(ドーベルマン社長に睨まれ、体の金属臭が訓練の邪魔になると判断された)、最後に植物社をぶらつき、冷蔵庫の飲み物と希少な花を交換しようとして追い出された。
「おお、みんな熱心だなあ」
ヴィグは独り言を漏らし、光学センサーが愉快に瞬く。
「サークル生活はこうでなくちゃ、多様とは言えない。ダイク後輩はというと……」
彼は秩序の塔の方向を眺め、合成音に一種の楽しみを待つ悪戯っぽい笑みを乗せる。
「生徒会の新生活も、きっと『刺激的』なものになるだろう。何しろ『あのメンツ』の会長の下じゃ、『暇』なんて言葉は昔から存在しないからな」
調子外れの電子音を鼻歌で口ずさみ、振り返り、廊下の賑わいの中へ、各自のサークルへ急ぐ学生の流れに合流した。
真央学院の午後は、この雑多でありながら調和して共存するサークル活動の中を、ゆっくりと流れていく。
そしてダイクだけが味わう「サークル生活」——あるいはその代わりの生活——は、明日の日の出と共に、あの厳粛な塔の中で、未知の、決して「暇」ではない幕を開けることになる。




