生徒会配属について
ついに……本当に、向き合わなきゃいけないのか?
ダイクは、そびえ立つ厳粛な塔の前に立ち尽くしていた。
塔身は深灰色の魔岩で築かれ、直線を基調とした冷徹な造りは、他の区域にある混沌の中に生気を宿す幻想的な校風とはまるで相容れない。
塔の頂きは空を真っ直ぐ指し、交差する杖と書物、背景に咆哮する魔竜と静かな星をあしらった紋章の旗が、微風の中でも微動だにしない。
ここが生徒会本部、「秩序の塔」だ。
入口には一切の喧騒がなく、通りかかる学生でさえ無意識に足音を潜め、少し距離を置いて迂回していく。
ダイクは空気に漂う無形の圧力を感じた。規律、効率、疑いようのない権威が混ざり合い、肌に刺さるような気配だ。
「うぅ……」
かすかな悲鳴を漏らし、耳は頭にぴったりと貼り付き、尻尾は力なく後ろへ垂れ下がる。一歩踏み出すたび、泥沼を歩いているような重さだ。
重厚な石の扉が自動的に左右へ滑り開き、内部が現れる。
外見の無骨な印象と裏腹に、大広間の装飾は華麗かつ荘厳だ。
高い穹頂には魔族史の「秩序」「知識」「力」を描いた壮大な壁画が広がり、巨大な水晶シャンデリアが、明るすぎず柔らかな光を降り注ぐ。
鏡のように磨かれた濃色大理石の床が天井の姿を映し、両脇には歴代の優れた生徒会役員の半身像が並ぶ。種族は様々だが、どれも厳粛な表情を保っている。
分厚い暗紅色の絨毯が入口から奥の階段まで一直線に敷かれ、空気には気を引き締める淡い薫香が漂っている。
環境は悪くない。むしろ行き過ぎるほど整っている。
だがダイクの気持ちは一切晴れない。この華やかな殿堂は、彼の目には精巧な装飾を施された檻にしか見えなかった。
大広間にはすでに数十人の新入生が集まっていた。種族は多種多様だが、浮かべる表情だけは驚くほど一致している。不安、落胆、諦め、消えきらない怯え。
彼らはまばらに立ち、大声で話す勇気もなく、視線だけで同じ不運を背負う者同士の合図を交わし合う。
どうやら強制配属された不運な新入生は、自分一人ではないらしい。
「全員、気を引き締めろ!」
張り詰めた空気を引き裂くような轟々たる怒鳴り声が突然炸裂し、水晶シャンデリアまで微かに揺れた。
身長二メートル五〇を超え、筋肉が隆起し、生徒会の黒地に銀縁の制服を着たミノタウロスの先輩が、重い足取りで側廊から歩み出てくる。
鼻から荒い息を噴き出し、銅鑼のような大きな目で萎縮した新入生の群れを眺め、軽蔑の色を隠そうともしない。
「お前たち、クズども!」
容赦ない叱責が飛ぶ。「好きなサークル一つ見つけられないのか?まったくゴミの中のゴミだ!一体どうやってこの学院に入れたんだ、ああ?!」
一言ごとに一歩前へ迫り、強大な圧迫感に、臆病な新入生は気を失いそうになるほど身をすくめる。
「それとも」
ミノタウロスの横から、甲高く皮肉を含んだ声が漏れる。
同じ制服を着た小柄に痩せ細り、暗緑色の肌、尖った耳と長い鼻を持つゴブリンの先輩がぴょんと跳び出てくる。手に記録板を持ち、羽根ペンで無造作につつきながら続ける。
「精鋭を輩出すると謳う真央学院に、一体どうやって潜り込めた?運?それとも実家の貧相なコネか?」
新入生たちはさらに頭を垂れた。
「だが!」
ミノタウロス先輩が話の調子を変え、再び声量を上げ、彼なりの鼓舞を注ごうとする。「大丈夫だ!生徒会に入った以上、たとえ形の定まらないスライムの粘液塊でも、我々が叩き鍛え、将来の優れた魔族の柱へと仕立て上げる!分かったか?!」
「わ……分かりました……」
まばらで力のない返事が返る。
「飯でも食ってないのか?!もっと大声で!」
ゴブリン先輩が甲高く叫ぶ。
「分かりました!」
新入生たちは無理やり声を張り上げ、その響きが空っぽの大広間に反響した。
ミノタウロス先輩は少し満足したように一歩下がり、ゴブリンと視線を交わす。
「では」
声は緩むが威厳は残ったままだ。「生徒会三人の会長を紹介しよう!」
声が落ちると同時、大広間奥、赤絨毯の敷かれた階段上で、厚い幕がゆっくり両側へ引かれた。
荘厳で壮大、明らかに激励を意図した交響楽がどこからともなく響き渡る。
三人の姿が幕裏から現れ、階段上の平台に立ち、見下ろすように新入生たちを眺めた。
ダイクも他の者と一緒に顔を上げる。
中央に立つのは竜人だ。身長二メートル近く、顔は暗金色の細密な鱗に覆われ、背中の大きな翼をたたみ、尻尾が後ろでゆっくり揺れている。特製の華麗な会長袍をまとい、頭には後ろへ反る竜角が生えている。
だが今、彼は少し首を傾げ、片手で口を覆い、あからさまなあくびを噛み殺していた。金色の竪瞳は眠気で満ち、まるでベッドから無理やり引きずり出されたばかりの様子だ。
左に立つのはスライム人。おおよそ人型を保ち、全体が半透明で流動する浅い青色の膠質、輪郭がわずかに波打ち、内部に細かい光点が瞬いている。体に合った防水機能付きの特殊制服を着て、固定された五官はないが、目と口の位置はおおよそ判別でき、今光点が温和な微笑みの模様を描いている。
右に立つのは蛇人。身長は細長く、翠緑色の滑らかな鱗に覆われ、腰から下は太い蛇の尾で直立を支えている。稜角のはっきりした顔立ち、金色の蛇瞳には冷静とわずかな精明が宿り、二又の舌が時折素早く覗く。両腕を組み、どこか距離を置いた姿勢だ。
「……竜人……」
「……スライム人……」
「……蛇人……」
皆希少種族で、しかも見た目からして性格が三者三様らしい。
ダイクはもう心がくたくたで、感想を述べる元気もなく、ただこの苦痛が早く終わることだけを願う。
「では、後輩たち……」
中央の竜人会長が口を開く。声は低く豊かな磁性を持つが、濃い眠気と投げやりさが漂っている。「我々がいるから……うん……」
言葉に詰まり、眠たい目を瞬かせ、必死に台詞を思い出そうとした末、黙って隣のゴブリン先輩を見た。
ゴブリン先輩は慌てて口の形だけでヒントを送る。
「おお……卑屈になる必要はない、か」
竜人会長はやっと思い出したように続けるが、語調はまるでメニューを読むように平坦だ。「そうだ……これで終わりだ。読み上げた」
そう言って本当に振り返り、この場を去ろうとする。
「待って!」
隣のスライム人が体の一部で軽く肘打ちし、流動する膠質が竜の鱗に触れて微かな「ぷちっ」という音を立てた。
温和で中性、奇妙な残響を帯びた声が響く。「せめて自己紹介くらいして、ドラゴ」
「うん……」
ドラゴ・ドラキは渋々振り返り、竜角を掻く。「俺はドラゴ・ドラキ、竜人だ……うん、以上」
そう言って今度こそ本当に留まらず、だるそうな足取りで脇の小さな扉から立ち去る。あくび連発の、やる気ゼロの背中だけを残して。
新入生たち:「……」
スライム人は下方へ向き直り、光点の描く笑顔が少しはっきりする。「私はクラミ。私を先輩と呼ぶか、学姐と呼ぶかは……君たち個人の好みと認識次第だよ〜風紀を担当している」
声は温和だが「風紀」の二文字で、多くの新入生が無意識に体を緊張させた。
蛇人会長がようやく緩やかに口を開く。しゃがれて平坦な声に、蛇特有の「シー」という尾音が混ざる。「私はスネークマン。雑務とイベント手配を担当する」
金色の蛇瞳でドラゴが去った方向を一瞥し、少し皮肉を込めて補足する。「あの面子も見ずに真っ先に退場した奴がドラゴ・ドラキ会長だ。理論上は何でも『管轄』だが、実際は……予備部門、つまり最も面倒な厄介事の回収所を主に見ている」
クラミが体を軽く揺らぎ、受け継ぐ。「ではこれから、君たちを三部門に配属する。公平のため、抽選方式を採用する」
声が終わると、ミノタウロス先輩が何の変哲もない木の箱を捧げ持ち、大股で新入生の列前へ歩み寄る。
「並べ!一人ずつ引け!引いた部門の受付へ行って登録しろ!」
ゴブリン先輩が甲高く指揮する。
新入生たちは不安なまま列に並ぶ。ダイクも機械的に列に従い、心が落ち着かない。風紀部?聞くからに恐ろしい。雑務イベント部?仕事が多くて煩雑そうだ。予備部……さっきスネークマンが言う「最も面倒な厄介事の回収所」?だが予備なら、案外暇なのではないか……
順番が回ってきた。深く息を吸い、爪を箱の開口へ伸ばす。中には触り心地のまったく同じ小さな魔法カードが無数に入っており、彼はでたらめに一枚掴み取る。
カードは掌の上で砕け、光点となって空中に二文字の魔族文字を形作った。
【予備】
ダイクは一瞬呆け、すぐに心の中でほっとする。
あのだるそうな竜人会長が真面目に管理するとは思えないし、案外暇で、適当に日々を過ごせるのではないか?自分にそう言い聞かせる。
だが予備部の登録区域へ向かおうと顔を上げた瞬間、愕然とする。周囲の案内係の先輩たち(ミノタウロスもゴブリンも含め)が、一斉に自分へ視線を投げていた。
それは羨望でも好奇心でもない。隠しようのない、赤裸々な憐れみだった。まるで引いたのが部門のくじではなく、深淵最下層へ直行する片道切符であるかのように。
「な、なぜそんな目で僕を見るの?」
視線に心がざわつき、思わず小声で、隣でちょうど雑務イベント部を引いた沼沢蛙人の新入生に問いかける。
沼沢蛙人は飛び出た大きな目で同情的にダイクを一瞥し、唇を二度動かしただけで、結局首を振り、素早く立ち去った。まるで近づくと不幸が感染するかのように。
階段上ではスネークマンがシーッと低く笑い、何も語らない。クラミの体の光点が波打ち、微妙な感慨を伝えているようだった。
ミノタウロス先輩が重く咳払いし、奇妙な静寂を破る。「全員引いたか?では会長の指示に従え!」
スネークマンが一歩進み出、金色の竪瞳で下方を扫う。「ともあれ、全員の所属部門が明確になった。今日はまず帰り、生徒会基本条例に目を通しておけ」
特にダイクの方向を一瞥する(何気ない一掃かもしれないが、ダイクには冷たい鱗が肌を刮ぐように感じた)。「明日から正式活動だ。各部の責任者が連絡する。では——」
「解散!」
新入生たちは大赦を得たように、一斉に散り散りになり、ほとんど走るように大広間を後にする。
ダイクだけが足を動かせず、まだあの「憐れみ」の視線の意味を飲み込めずに立ち尽くす。
「おい、豹人の小僧!」
ゴブリン先輩がいつの間にかそばへ滑り寄り、記録板でダイクの脚を叩く(肩には届かないから)。他人の不幸を面白がるような悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「予備部か……幸運を祈る。明日は早めに来いよ。『あの』会長は寝るのが大好きだが、遅刻だけは大嫌いだからな」
「そうだ」
声を少し潜めて囁く。「今夜はしっかり休んで元気を蓄えておけ。お前……必要になるから」
そう言って、ゴブリン先輩もぴょんぴょん跳ねて去った。華麗で空っぽの大広間にダイク一人を残し、先ほどの「暇かも」という淡い期待は跡形もなく消え、代わりに深く冷たい不安が胸を覆った。
予備部……竜人会長ドラゴ・ドラキ……厄介事回収所……
豹生にとってこれは悲劇ですらなく、言葉にできない地獄への序章なのか?
彼は意気消沈して秩序の塔を出る。夕日が孤独な影を長く引き伸ばした。
真央学院の「平常」な生活は、生徒会に配属されたこの瞬間、正式に「面倒」の牙を剥き出しにしたのだった。




