冷徹な担任が着任する
厳密に言えば、真央学院のあの複雑怪奇で、ランダム生成を疑いたくなるクラス分けアルゴリズムによると、最初に一年C組へ配属されたのは、ダイクと格賀の二人だけだった。
だが、魔族の学院において、規則にはいつだって抜け道が存在する。
見学活動から三日後。
ウォフ・ルフが「熱烈な要望」を盾に転組を勝ち取り、さらに爪原とマッシュルを連れてきた。
こうして「骨折り損小隊」の核心メンバー——ダイク、格賀、ウォフ、爪原——は、一年C組に集結することに成功した。
だが、この「小隊集結」の喜びは、長くは続かなかった。
この期間、授業のスケジュールは休暇かと疑うほど緩やかだった。
いわゆる「共通文化課」は多種多様だ。
《魔界基礎地理——どうやって自分をマグマに転送しないか》
《跨種族基礎礼儀——触手の振り方や尻尾の振り方の誤解で殴り合いを避ける方法》
《魔力安全導論——実験室爆発の百種の前兆》
《真央学院校史趣聞——歴代強者のゴシップと失敗談》
どれも気楽で、面白く、どこか子供騙しのような内容ばかり。
一同は笑い転げ、「魔族最高学府の生活も、想像していたほど厳粛で恐ろしいものではない」と感じ始めていた。
今日までは。
「始業から二ヶ月で担任が決まるって、いくらなんでも遅すぎない?」
ダイクは机に突っ伏し、尻尾を退屈そうに振りながら、隣の爪原に小声で愚痴る。
数日の「休養」(主に心理的なもの。加えて、溜まっていた書類処理を手伝えば訓練を免除してくれるよう、会長を必死に説得した)を経て、彼はようやく高空驚魂から少し回復していた。
ただし、今も「高」「飛」「浮」という言葉を聞くだけで、条件反射で毛が逆立つ。
爪原は必死に耳を真っ直ぐ立て、少しでも真面目に見えるよう努力しながら頷く。
「そ、そうだね……上級生に聞いたんだけど、わざと新入生をまず『放っておいて』、適応性と……うん、自然淘汰を観察するんだって」
最後の方は声がどんどん小さくなり、「淘汰」という言葉が少し怖くなったようだ。
ダイクのもう片側に座り、指骨で羊皮紙に複雑なルーン陣列を素早く演算している格賀が、顔も上げずに補足する。骨質の声は平静そのものだ。
「加えてこの二ヶ月、実質的で深みのある体系的な専門課程は、一切組まれていない。基本的に雑課ばかりだ。我々を環境と基礎規則に慣れさせるのが目的で、同時に……」
一拍置き、魂火がわずかに瞬く。
「……潜在的トラブルメーカーたちに、十分に露出する時間を与えるため、でもある」
ダイクと爪原は同時に背筋が冷たくなった。トラブルメーカー?
無意識に後ろの席を見る。数人の獣人同級生と「どの訓練場の器械が一番頑丈か」を熱烈に討論しているウォフがいる。
そして隅で、装飾用の真菌彫塑のように静かで、しかし周囲の空気だけがなぜか清々しいマッシュルがいる。
ちょうどその時——
元々やや騒がしかった教室が、突然、何の前触れもなく静まり返った。
無形の冷たい圧力が、清水に滴った墨のように音もなく広がり、すべての学生の喉を締め付けた。
教室の前扉が押し開かれる。
一人の身影が入ってきた。
仕立ての良い、一糸乱れぬ深青色の長袍。衣の質感は特殊で、まるで凍てついた夜空を織り込んだかのようだ。
面容は冷峻で、線は鋭い。銀灰色の長髪は整然と梳かれ、額の両側から後ろへ反る、二本の完璧な円弧を描く漆黒の長角が覗く——環角族の標識だ。
目は珍しい氷藍色で、瞳孔は細長く、捕食性の魔禽を思わせる。教室を見渡す視線には温度がなく、ただ審査だけが宿り、隠そうともしない選り好みの色が滲んでいた。
「何を議論している?」
声が響く。高くはないが、まるで一人ひとりの耳元で囁くかのように明瞭で、金属のように冷たい質感を帯びていた。瞬時に、教室に残っていた最後の気楽な空気を追い払う。
自己紹介も、前置きもない。ただこの、平淡だが心底をぞわつかせる問いかけだけ。
学生たちは息を殺す。先ほどまで熱弁を振るっていたウォフでさえ、無意識に口を閉じ、狼耳を警戒に立て、本能的に危険を嗅ぎ取った。
レアンペ・ソサ——この時、誰も彼の名前を知らない——は緩やかに講台へ上がり、氷藍色の瞳で再び下方の、緊張した・好奇の・不安な顔を一瞥した。
口角が極めて微かに下がる。ほとんど見えない弧だが、「失望」を余すところなく表現していた。
「……何も、出色した奴がいないな」
小声の独白。しかしその声は、ちょうど前列の学生に聞こえる程度の音量で、言葉に滲む冷薄さが、かなりの学生の顔色を白く変えた。
「まあいい」
何か非現実的な期待を放棄したかのように、袍の袖から微光を放つ名簿の巻物を取り出し、広げる。
「点呼を始める」
こうして、大部分の学生を針の筵に座らせ、しまいには何人かを怒らせる「点呼付き品評会」が始まった。
「ダイク」
この名前を読んだ時、視線はちょうど自分の存在感を必死に縮めている豹人に落ちた。氷藍色の瞳孔に、何か異質なものが閃いたようだ。
「……ほう……おや?」
視線が学生サークル/所属部門の欄で一瞬止まる。
「……まさか予備部か」
レアンペの眉が、気づかれない程度にわずかに上がった。あの氷のような顔に、一条の亀裂が入ったかのようで、何かを面白がる色が滲む。
「ならば、君には期待している」
平淡な口調だが、ダイクの耳には、ドラゴ会長があの「存分に遊ぼう」と言った時よりも、さらに背筋の凍る響きに聞こえた。
——この一見超厳しい担任に「期待」される?絶対に良い話ではない!
「ウォフ・ルフ」
レアンペは背筋を伸ばし、必死に「強者の気概」を示そうとしている狼人を見る。
「願わくば……ただ尻尾を振るだけの、虚勢を張る子犬ではないことを」
ウォフの顔が一瞬で赤く染まった。半分は怒り、半分は気まずさで、尻尾は後ろで硬直し、立てることも垂らすこともできない。
「爪原」
視線は、緊張で耳も尻尾もぴんと張った犬人少年へ移る。
「見たところ……まあまあ、おとなしい良い犬のようだ」
この評価に爪原はさらに戸惑い、ただ硬直して座っていることしかできない。
「マッシュル」
隅でゆっくり頭を上げる真菌ゾンビを見て、氷藍色の瞳に一筋の探究が掠める。
「……少し面白い」
これが今のところ最も中性的な評価だが、あの冷たい顔と重なると、ますます捉えどころがない。
そして視線は、格賀に落ちる。
「格賀」
一瞬止まり、何かを考え込む。
「……うん」
短い音節。しかし、ある程度の……認める色を含んでいるようだ。
「このクラスも……ようやく一人、まともな奴がいる」
続く点呼は、基本的に「凡庸」「可もなく不可もなく」「要観察」「憂慮すべき」といった短い評語が続いた。
声は大きくないが、小さな刃のように、多くの学生の心を刺していく。
短気な者はすでに怒りで髪の毛が逆立ちそうだったが、相手の無形に放たれる強大な気場に圧倒され、反抗の言葉を飲み込むしかなかった。
点呼が終わると、レアンペは名簿をしまい、両手を講台について、氷藍色の目で再び全員を見渡した。人を内側から外側まで見透かすような視線だった。
「では、自己紹介をする」
「私はレアンペ・ソサ。角族——環角族だ。今日から、お前たち一年C組の担任を務める」
自己紹介は冷酷なまでに簡潔だった。
「まず、一点だけ宣言する」
わずかに顎を上げ、円弧状の黒角が教室の照明の下で冷たい光沢を放つ。
「俺は、バカが嫌いだ」
一言一言、明確に、重く。
教室の温度が、さらに数度下がったかのようだった。
「だが」
話を転じる。
「たとえお前たちが今は一群のバカでも、俺は俺のやり方で、お前たちを……『賢い』バカに変えてみせる」
「賢い」の三文字に重音を乗せる。それは激励というより、むしろ脅迫に聞こえた。
「俺の教育方法に耐えられないなら」
レアンペの口角が、極めて微細な、しかし全員の背筋を凍らせる奇妙な笑みを描く。
「今すぐ転組を申請しに行けばいい。ただし……」
わざと語調を引き延ばし、学生たちの顔に浮かぶ変わりゆく表情を楽しむ。
「俺の知る限り、今学期のクラス調整の窓口は、ちょうど……『偶然』閉まったばかりだ。しかも他クラスの担任も、俺に『返品』された学生を進んで受け入れようとはしないらしい」
意味はこれ以上ないほど明確だ。彼の船に乗った以上、簡単には降りられない。
「今日は正式な授業はない」
レアンペは最後にそう言い、あの冷たい口調に戻る。
「教材と新しい時間割は、後で配布する。お前たちは……この最後の一日の『気楽な』好日を、存分に楽しめ」
一拍置き、視線がダイク、格賀、そして先ほど「重点評定」を受けた数人の学生の顔を掠める。
「では——」
「授業終了」
そう言い残し、未練なく振り返る。深青色の袍の裾が一筋の鋭い弧を描き、教室の外へ消えていった。
一年C組の全学生を、呆然自失のまま席に残して。
教室は死んだような静寂に包まれた。
数人の学生の荒い呼吸音と、ウォフの悔しそうな歯ぎしりだけが響いている。
無形の圧力は、彼の退出と共にゆっくりと晴れていったが、残された心理的な影は、おそらくしばらくは消えないだろう。
午後。自習室。
陽光は依然として明媚だが、「骨折り損小隊」の雰囲気はどこか重い。
ダイクは顔を腕の間に埋め、しばらくしてからようやく、くぐもった声を漏らす。
「何か……良くないことが起こりそうな気がする……この担任、僕、何か……変な感覚がするんだ」
顔を上げ、恐怖と茫然が混ざった複雑な表情を浮かべる。耳は垂れ、尻尾も力なく椅子の後ろに垂れ下がっている。
ウォフはすぐに元気を取り戻し、教室での鬱憤のはけ口を見つけたようだ。
「お前の『不運レーダー』が反応したなら、間違いない!」
力強くダイクの肩を叩く(後者は歯を食いしばった)。
「あの担任、きっとすごい!少なくとも魔将級の存在だろう!」
その目には、強敵に出会った時の興奮が煌めいている。
爪原は慎重に頷き、耳をわずかに震わせる。
「うん……そうだね。彼の感じ……すごく強いし、すごく怖い。訓練場のゴーレムより圧力がある……」
ずっと黙っていた格賀が、この時、手の中の本を閉じた。魂火は平静に燃えているが、語気には珍しい凝重さが滲む。
「それだけじゃない」
仲間たちの視線を受け、緩やかに続ける。
「彼は魔将というだけではない。彼の体から発せられる、極限まで抑えられながらも自然に周囲の魔力を秩序化させる気配——そして環角族の天賦特性から考えて……彼は魔将の中でも、最上位層の抜きん出た存在に属するはずだ」
「もしかすると、次の位階まで、あと一歩のところかもしれない」
魔将の中の最上位層。魔侍者まであと一歩——!
一同は思わず息を呑む。
魔族の実力等級体系——魔卒、魔士、大魔士、魔導士、大魔導士、魔尉、魔将、魔侍者、魔王、魔帝(すでにこの世にいない)——において、魔将はすでに中核となる柱石の存在だ。
そして真央学院の新入生の大多数は魔卒の等級で、ごく少数が魔士という程度。
ダイクの顔はさらに青ざめ、頭を再び腕の間に埋め戻し、苦悶の声を漏らす。
「毎日が……どんどん辛くなっていく……生徒会には『遊びで殺しても構わない』竜人会長がいて、クラスには『バカ嫌いの悪魔担任』が来る……僕の豹生……うう(TAT)」
マッシュルが緩やかに頭を回し、絶望に沈むダイクを見て、長く、複雑な感情を含んだ鼻音を漏らす。
「う……うん……」
彼の頭頂に新しく生えた小さなキノコの色さえ、いくらか暗く沈んだようだった。
魔族と魔族の悲喜は、依然として完全には通じ合わないかもしれない。
だが「面倒が降ってくる」という予感だけは、今、この小さな自習室の中で、微妙に——共鳴していた。




