27.燃える戦場
レッド・ハウンドの炎の猛攻とグラディスの攻撃により、カイルたちは戦場で分断されていた。
「アリ、右の方から援護を頼む!」
ケンが叫びながら「ライトニング・フューリー」を刀に纏わせ、迫り来る炎を切り裂いた。
「俺も限界がある!そっちの状況はどうだ?」
アリは「ストーム・ブレイカー」で砂の槍を作り出し、炎に向かって突き出すが、燃え尽きるたびに次の攻撃が迫る。
一方、ミゲルは「シルバーズ・ロッド」を握りしめ、カイルの防御をサポートしながら冷静に戦況を見ていた。
「カイル、盾で防御を固めつつ、隙を作れ!」
「分かってる!」
カイルは「ヴァイオレット・スカイ」の力を盾に集中させ、敵の攻撃を受け止める。
戦場の中心で、ダズ・レイブンは炎を自在に操りながら不敵な笑みを浮かべていた。
「素晴らしい!これほどの異能を持つ者たちがいるとはな。」
ダズは手を上げ、レッド・ハウンドに再び突撃を命じる。
「その力で何をするつもりだ!」
ケンが叫びながら、雷を纏わせた刀で突進する。
「力の可能性を極限まで試す。ただそれだけだ。」
ダズは冷たく答えると、炎を盾にしてケンの攻撃を受け流した。
「くそ、こいつ硬すぎる!」
ケンは後退しながら仲間たちの方に目を向ける。
「このままじゃ全員やられる!」
アリが砂の槍を再び生成しながら叫ぶ。
「グラディスを止めないと動きが制限されるぞ!」
ミゲルが冷静に指摘する。
カイルは盾を構えながら考え込む。
「グラディスの動きを止める方法……!そうだ、脚部を狙ってバランスを崩せば!」
「ケン、グラディスを動けなくする!アリ、俺の援護を頼む!」
カイルが指示を飛ばし、盾を構えたままグラディスに突進した。
カイルが盾を使ってグラディスの脚部を狙い、その隙にアリが砂を操り動きを封じる。
「ストーム・ブレイカー!」
砂の槍がグラディスの関節部を貫き、その動きを制限する。
ケンが雷を纏わせた刀でとどめを刺し、ついにグラディスが機能を停止する。
「やったか!」
倒れたグラディスの中から、揺らめくファントムの光が現れ、空気中に溶け込むように消えていった。
だが、ダズは動じる様子もなく、炎をさらに激しく燃え上がらせた。
「素晴らしい。だが、この程度では俺を止められないぞ!」
「次はお前だ、ダズ!」
カイルが盾を構え直し、仲間たちと共にダズに向かっていく。
「果たして君たちの力でどこまで来られるか、試させてもらおう!」
次回予告
ダズとの決戦がついに本格化。炎の猛威にカイルたちはどう立ち向かうのか――。
第27話「燃える戦場」をお読みいただき、ありがとうございます!
今回は、ダズとグラディスの猛攻に苦しみながらも、カイルたちの連携が光る激しい戦闘が描かれました。次回はダズとの決戦がついにクライマックスを迎えます!ぜひお楽しみに!
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