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まことはニッコリ笑って人を斬る。  作者: ほりーⅯ


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フレンド24

ボクは路上でみっちゃんと話し合った。

「みっちゃん。舞花は本当にスパイなのかな?」

「分からないというのが本音だな」

いつも冷静なみっちゃんにも、判断がつかないようだった。

ボクは舞花を信じたい……でも、ママたちは証拠を掴んでいると言っていた。

もし本当にスパイだったら、ボクはどうすればいいんだろう。

「スパイだったら、やっぱり……殺さないとならないのかな」

「多分、俺たちが殺さなければ、他のチームが動くだろう」

「だよね」

「そして、俺たちも始末されるかもしれないな」

「……」

多分、それは間違いない。

ママの命令に逆らえば、ボクたちだって無事では済まないだろう。

ボクは無言で考えたけど、何も思いつかなかった。

舞花を信じたい気持ちと、裏切られていたかもしれないという不安。その二つが頭の中でぶつかり合っていた。

「取りあえず、舞花にもう一度話を聞かないか?」

「そうだね」

もう、それしかない。

舞花本人から話を聞いて、その上で決めなきゃ。

「アジトに舞花がいないこと、もう知っているのかな?」

「多分な。おそらく、アジトは盗聴されている」

「えっ、どうして?」

「そもそも俺たち……いや、組織の構成員のほとんどが信用されていないだろうからな」

ボクには難しいことは分からない。

すでに頭は真っ白だった。

「裏切れば捨てる。使い捨ての駒。よく言われる例えだ」

「じゃあ、ボクたちも始末される?」

「ママは甘くないからな」

「………」

みっちゃんの言葉に、背筋が寒くなった。

今までママの指示に従ってきたボクたちも、必要がなくなれば簡単に切り捨てられるのかもしれない。

「ま、取りあえず一週間の猶予は得た。まずは舞花ちゃんに会ってからだな」

みっちゃんの笑顔に救われる。

今は考えても仕方がない。まずは行動するしかないんだ。

「どうやって行こうか?」

「今度は簡単じゃない。電子機器を置いて行っても尾行されるだろう。いや、服すら怪しい」

「じゃあ、服も全部着替えて、現金で……じゃあ、スマホは?」

「組織外の違法なスマホを確保するしかないな」

「早く調達しなきゃ」

「明日までに用意する。待っていろ」

「それまでは?」

「俺の分も含め、一式服を買ってきてくれ。ユニクロが足がつかなくていいだろう」

「分かった。LLサイズだね」

そう言うと、ボクは早速服を買いに向かった。

みっちゃんはスマホを手に入れるため、上野に向かった。

上野の朝鮮系ヤクザに会いに行ったみたいだ。

ボクたちは、舞花に会うための準備を始めた。

一週間という猶予は、長いようで短い。

その間に真実を確かめなければならない。舞花が本当に敵なのか、それとも誰かの策略に巻き込まれているのか。

そして、どんな答えが出ても、ボクは自分で決断しなければならない。


たくさんの人に読んでいただいて幸いです。ブックマークしていただけたら励みになります。

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