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神が作る国  作者: 鏑矢月
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第四話 空洞

アベリヌス、その男の名前は天界では非常に有名な存在である。女のような可愛らしい外見を駆使して地上の人間を巧みに誘導し、自身の娯楽のために戦いを誘発させる。その危険さからいつしか神々の間でこう呼ばれるようになった。仮面の男。そんな彼は天界では危険しされており、幾度となく最高神様から忠告を受けている。しかし、彼は最高神様からの忠告のたびに最高神様に失礼極まりないない言葉を言い、何年か前から自宅謹慎を受けているはずだ。

そんな彼を信じるだと…、それに彼が創造神?何を馬鹿なことを、彼は創造神ではなく、むしろ邪神に近い部類の神なのに…。

さらに、彼以外の神は邪神だと…これだから人間は…。

そんなことを思っていた時だった。急にパリーン。と何かが割れる音がした。

「なっ!?僕のシールドが…。」

動揺を隠しきれないまま男達を睨見つける。

「どうやってシールドを壊した。」

「な〜に、この杖があれば簡単よ。」

聖職者の男が杖を自慢気に見せつけてくる。そして後ろに待機していた騎士たちに号令をかける。

「聖騎士たちよ、彼の者を捕まえるのじゃ!」

その合図を皮切りに聖騎士達がこちらに襲いかかってくる。

「クッソ。これだから人間は!」

僕はとっさに壁をぶち破り外に逃げた。

必死に走る。しかし、後ろから騎士たちが重厚な装備の重苦しい音をたてながら追ってくる。

ここで捕まったらおそらくヤバい…。

どこか…、どこか逃げれる場所は…。

走りながら辺りをキョロキョロと見渡す。

すると、狭い裏路地の先に小さな空洞を見つける。

「っ!」

僕はとっさの判断で裏路地に入り、その空洞に飛び込む。

「ぐっ…うわ〜。」

ドン!

「うっ…うぅん。」

目を開けるがそこは真っ暗闇。

「初級生活神力 ライト!」

真っ暗闇に白い光が灯る。

「これは…。」

僕は思わず驚愕した。

そこには広い広いどこまでも続く空洞があった。そして、中央には謎の扉があった。

「この空間はなんなんだ。」

僕の独り言に反応するかのように声が聞こえた。

「アモールちゃん。アモールちゃん。」

「は、母上!?」

「アモールちゃん。聞こえる?」

「はい、聞こえますが…、母上、どこに…。」

「私は天界から話しかけています。」

「天界から…。」

納得である。

「母上、ここは何なのですか?」

「アモールちゃん。ここはね、私があなたのために用意した空間よ。」

「僕のために?」

「そうよ。」

「それはどういうことですか…。」

「あなたにはここで、国を作ってもらいたいの。」

「国!?母上、正気ですか!?」

「正気よ。そのために必要な物はすべて用意したわ。そこの扉に入ってるから、後はお願いね。」

「ちょ…、母上。」

僕の声が空洞に反響し、こだまのように跳ね返る。

「はぁー。母上はいつも…。」

僕は深いため息をついた。

愚痴を言ってもいかたないのでとりあえず母上が用意した物を見るために扉に近づいた。

「えっと。こうしたら良いのかな。」

扉に手をかざす。

ぐー。

重厚な音をたてて扉が開く。

中からは…。

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