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結衣と月夜と不思議な四つの世界  作者: 氷華 桜梨
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迷子

僕は今、絶賛迷子中だ。


今日は暇だったから、カイルに教えてもらったかぐやさんの働いている図書館に行くところだった。家を出て、右に一回、まっすぐ行って三つ目の角を左、そのまままっすぐいって、果物屋さんがある路地を行ったところ…とカイルに教わって、その通りにここまで来たはずなのに。


三つ目の角がやけに暗くて、蝙蝠が飛び回ってるあたりで気づけばよかった…


もちろん果物屋さんは見つからないし、周りには―見える範囲では―誰もいない。マスターのくれたペンダントつけてきてよかった…そうじゃなかったら物陰から出てきた悪魔に殺されてた気がする。仕事以外は魔力に当てられて体力がすぐなくなるからあんまりつかわないようにしてたけど。

でももうむしろこのまま魔力が増えないならペンダントつけ続けて体力アップを目標にしたほうがいいかもしれない


あれ?それ以外と名案じゃない?

暇つぶしに、来た道を戻りながら頭の中で月夜の体力アップ!計画を練り始める。

今までは仕事中の6時半から2時までの7時間半しかつけてないけど、寝てる時間以外はずっとつけてれば、体力つくんじゃないかな。

僕の基本の睡眠時間は8時間だから、それ以外だったら16時間か…そんなにつけてられるかな。ただでさえたくさん寝ないとすぐ眠くなっちゃうのにこれ以上頑張ったらもっと眠くなるかな?

でもそれで体力つけたら、重い武器とかも使えるよね。今までおっきめのナイフくらいしか振ったことないけど、もっとちゃんとした剣を使えるようになったら悪魔に勝ったりできるかも。

魔法をバーンって切ってみたりしてさ。かっこいいじゃん。


剣とか誰に教わればいいのかわかんないけど


キュイがバックの中で震えているのがわかる。蝙蝠がいっぱいいて怖いんだろう。

バックの中に手を突っ込んでキュイをなでなでしつつ、家の近くまで戻る。


あ キュイとげ痛い。針逆立てないでよ。怖がりだなぁ。

あんまりふるふるとキュイが震えてるから、常備していたキュイ用のお菓子をちょっと大きめに割ってキュイに持たせてやった。ついでにバックのチャックを開ける。


「もうこうもりはいないから。おかし食べな。」


キュイがちっちゃい手でお菓子をむんずと掴み、もしゃもしゃと食べ始めた。

片手にキュイをのせてじーっと見つめる。


もしゃもしゃもしゃ   きゅるん?


おなかが空いていたのかすぐに食べ終わったキュイは、うるうるおめめをこちらに向けてお菓子をねだる。


なんてかわいいんだろ でも太っちゃうからもうダメだよ


僕はキュイを胸のポケットにするんと入れた。

さあ もう一回試そうか。


歩いていくとさっき見逃していたであろう小さい道。おいしそうな葡萄が並んだ店先が見えてきた。






氷華です。

キュイをもっと出せるようにしたい

話には出てきてないけど、常に月夜さんのバックのなかにいます。

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