35話
『小早川秀秋の陣』
日本人って、肉何て食べてない…訳もないだろうけど。
そこまで食べていないのに筋肉が異常なんだよなぁ。
腸の細菌がそういう風になっているとか聞いたことあるけど。
昔なら源為朝の逸話何て、恐怖だろ。
本当だったら、世界を見渡しても以上じゃないか、弓で射った奴の後ろの奴まで突き刺したとか…
前漢の李広の岩に矢を突き刺した逸話ぐらい疑問だわ。
そもそも幕末の写真とか見ても、おかしなのあるからなぁ。
女性があんな大きな米俵を担いでいるとか。
あれ、中身が軽いとしてもバランスとるの大変だぞ。
子どもを頭の上の桶にとか…
飛脚とかも異常だわ、何であそこまで走れるんだ?
オリンピックとかに出たら世界記録出せるんじゃないか?
正則も活躍しそうだけどなぁ。
「そんな事で良いのか?」
「鶏の胸肉でも良いし、卵でも良いのかな?それを食べ続けて、身体を鍛えれば良いと思う」
「思う?」
「知識としてはあるし、理解もしているが俺が実践したわけじゃないし、これから生きていたら結果を見せれるかもしれないけどさ、今は無理だ」
「まあ、そうだな。死ぬかもしれんからな」
「だよね~、年齢関係なく、筋力は鍛えれるからやり続ければな」
「年取ったら衰えるだろ」
「衰えるだろうけど、それを上回るトレーニング…栄養取って、鍛えれば良いんだよ」
「そうか」
「ただ、今回、忠勝に勝つ対策になるわけじゃないけどな」
「それはそうだ。鍛錬は一朝一夕に身に付くものではない。本多殿も若い頃からの鍛錬のたまものだろうよ」
「だよな」
だから、もっと記憶というか、俺の意識を…
「それで、どうやって倒すんだ?」
「基本的には、お前を捕らえたやり方だな」
「だが、俺だから捕まってやったが、本多は無理だろ?首を取らない限り止まらないぞ?」
「そうだろうなぁ」
忠勝は家康の危機を考えたら、絶対に首を落とさない限り止まらないだろうな…
でも、もったいないんだよ、あれだけの化け物を倒すのは…
(お前は、シミュレーションゲームでも、人を集めるために捕虜を逃がして、敵の強さが下がらずクリアするの苦労していたな…馬鹿なんだろ)
うっせいジン!
外国の連中と戦うなら、忠勝みたいなやつ必要なんだけどな。
今は、明王朝か。
あそこは人口多いから、化け物の宝庫だからなぁ
でも、忠勝も年齢を考えれば、あと数年かな…
「そう言えば、朽木ら三家はどうだ?」
「三家にはまとまって行動してもらい、大谷様に預けています。近くにいると邪魔になりますので」
「こちらの指示を聞く必要ないからなぁ」
「ええ、勝手に持ち場から離れられても何も言えません」
「こちらが不利だと寝返るだろうから、監視は必要だぞ?」
「そこも、大谷様にお任せしています」
正成、吉継に面倒ごとを押し付けたか、吉継よごくろうさん。
ま、吉継の周辺は寄り合いで、それぞれ兵数も少ないから仕方ないか。
「秀秋」
「なんだ」
「どうするんだ?そういえば、雑兵に支持して何か埋めていたが」
「忠勝が近くに来た時に使えたら程度だな」
「向こうも巨木を埋めているのを不思議がっていたが…」
「木を埋めているだから、不思議に思うだけで、何があるかは分からないだろ?」
「そりゃそうだが」
「正則はあの木を持ち上げれるか?」
「どういうものかにもよるが、人が一抱えできない大きさの木で、俺の背の高さの倍ぐらいだと持ち上げることは無理だな、転がすことが出来るぐらいか」
「そうか」
「地に埋めるで何に使うんだ?」
「それは、内緒だな」
「一緒に戦うなら聞いておきたいが?」
「そうれはそうだが…」
正則耳を貸せ!
お、気が付いたか耳を近づけてきた。
小声でごにょごにょ。
「アレに、お前に投げたような紐とかを括りつけている」
「結び付けたところで、本多には届かないのではないか」
「だから、近くで戦った場合って事だよ」
「紐を本多に結ぶのか知らないが…鎖ぐらいあれば抑えれるかもしれないが」
「そんなものを取り寄せる、作る時間がないから布の紐と縄だな」
「そんなものだと、本多は引きちぎるぞ」
「だよなぁ、俺もそう思う。けど、他に手がない」
「そうか」
忠勝対策を、時間もない、物資もないとか無理だろ。
塚原卜伝とかの剣豪ならできるのか?
まあ、その場合は殺し合いだろうけど、俺には無理。
正則がギリギリライン、それも管理リスクの高い。
「殿」
「どうした」
「前線が押されているようです」
「流石、三河の兵か?」
「殿、徳川様は三河ではなく、武蔵では?」
「雑兵は確かにそうだが、大将や物頭は三河者が多いんじゃないか?」
「確かにそうではありますが」
「ならば、俺が前線に言った方が良いか」
「いえ、邪魔なので必要ないです。平岡殿にお任せください」
「おれ、主君だよな?何故、邪魔なの?」
「もし殿が前線に行けば、敵に討ち取られてこちらが不利益になります」
「…何故、討ち死に確定?」
「殿の暴走を見ていると、推測していますが、間違いはないでしょう」
「待てよ、主君の俺が前線で鼓舞したら式が上がるんじゃないのか?」
「既に殿の太鼓により、前線は鼓舞されています…迷惑と思っている者も多いですが」
「おい!?」
「秀秋諦めろ、此処まで敵味方兵が多いと、統制が取りにくいし、意図した行動を取りにくい」
「そうかもしれないが…」
「本多を捕まえたのは分かるが、敵は本多だけではないぞ」
「まあ、そうだんだけどさ」
「焦り過ぎだ、機を見ろ」
「分かったよ」
うーん、このままだと長期戦になるから決着がどうなるんだろうな。
秀忠や元康が来たら、もっと長引きそうで、周辺の状況も混沌としそうなんだよ。
早く終わらせたい…
本多忠勝…忠勝
大谷吉継…吉継
稲葉正成…正成
平岡頼勝…頼勝
徳川秀忠…秀忠
毛利元康…元康




