4章 25節 ルクスの癒し手 4章26節 終幕
4章 25節 ルクスの癒し手
「アクア、お願いできるかしら?」
私はアクアに頼んだ。
「もちろ……「わたしが看取っていいですか?」
アクアの承諾を遮って一声入る。
「え……? ルクス?」
振り向くとノクスも頭を下げてた。
「わたしが送り出すのがいいと思うの」
リナとルナに縁あるのはルクスたちだ――。
「……お願いするわ……ねぇ?」
アクアもコクリとうなずく。
「聖なる光よ……かの者たちを祝福の癒しを――静光」
ルクスは詠唱した。
リナとルナの周囲に光が満ちる。
「……コレでいいのよ。」
リナは呟く……。
そしてふたりの身体は、光と闇の玉になり、天井をすり抜けるように消えていった……
4章26節 終幕
「……また……身体の崩壊を防げなかった……」
正直、悔しい。
「私たちはここにいるよ?」
リナとルナは微笑みながらこちらをみていた。
「だから……なのよ。」
「え?」
リナが聞き返す。
「だから、なんで自分の身体が崩壊していくのに、平然としているのよ!」
私は、思いのまま叫んだ。
「……素直になってきたんじゃない? 始めて出会ったときは、自分の事なんて気にしてない感じだったのに。」
ルナが、仕返しかのように笑いながら煽ってくる。
「……みんなと……いるからかな。旅立つ前とは違った世界に見えて来てね……」
私は、思いにふける。
「さあ、私たちも受け入れて?」
リナが言った。
私は、ふたりと円を描くように手を繋いだ――
『これからよろしくね。』
リナとルナは私の中に消えていった――




