4章 19節 リナの本気 4章 20節 私の決意
4章 19節 リナの本気
扉を開けるとそこには――
――黒いドレス姿のルナがいた――
「あら、みなさん、おそろいで。」
ルナは微笑んでいた。
まるで、最初からここへ辿り着くと知っていたかのように――。
そして――
「リナ。来てなさい。」
リナを呼ぶルナ。
「させない!」
リナを私は止めようとするが……
「ごめんね。決まっているの……」
リナは私の手をそっと払う。
「いっちゃだめ!」
私は叫んだ。
「……言ったはずよ……私はルナに付くって。」
どこか寂しそうに答えるリナ。
「良いわ……そして、私の闇を受け取りなさい。」
ルナは、自分の力をリナに渡そうとするが……
「断るわ。私のまま戦う。」
「……そんな状態で断れると?」
かなりの疲労状態だ。戦う力はないだろう……
「はぁ〜、受けるわ。その提案。」
リナがルナから漏れ出す闇に包まれていく……
――そして
覆われた闇が晴れていく……
そこで立っていたのは――
法衣姿だったリナはルナと同じ姿――
白いドレスで現れた。
それは――私との決別するという
意思のように感じた……
4章 20節 私の決意
『さあ、かかって来なさい!』
ふたりが背中合わせに立つ。
風の無い屋内なのに綺麗な白と黒の長髪は、揺れ動いていた……。
……ふたりとも戦闘態勢だ……
「……やるしかないの……?」
私はみんなに問う。
みんな、無言だった。
『いきましょう!リナさんがまってます。』
ルクスとノクスが鼓舞する。
「……そうよね! ルナの目を覚ませるんだから!」
私は、リナとルナに向き直る。
「ふたりとも……必ず……助けるよ!」




