↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誰がために神は在る?  作者: tatibana nozomu
2章 幸せとは何か?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
47/50

どんな願いでも叶えるという事の危険性

 どんな願いでも叶えたいと神様に相談した事があった。神様からの回答は「全知全能であるという認識を得てしまえば、創造神に戻り人間ではなくなる。人間でなくなるという事は、全ての他の人間の記憶から消え去り、肉体を持たない意識だけの存在に戻ると言うことだ」というものだった。


 前提となるのは、我々人間が創造神の分け御霊だから、引き寄せの法則とか何でも願いを叶える方法というものを実践できるという理屈だ。

 だが、創造神の力を使うという事は現実世界では自分を定義しているリアリティ(現実味)を破壊するという事になる。つまり、認識している現実世界を破壊する事になるのだ。そうやって何でも願いが叶ってしまうと認識している世界が曖昧になり夢の様だと思うようになり、本当に夢の様に消えてしまう事になる。


 そして、何でもある世界で、複数の物語を眺めて孤独であった自分を思い出すのだ。


 その結果「一人には戻りたく無かったのに、なんて愚かな事をしたんだろう」と後悔し、記憶を消去して、また人生を始める。そんな事を何億、何兆、何京と繰り返し、無限にまで到達している。無限の時間があり、何でも願い事が叶う世界に身を置いた創造神が望んだのが、不自由な世界だったのだ。


 それを確認するのは容易い。


 ゲームをしてみればいい。何でも思いどおりになるゲームをした時、あなたは楽しめるのだろうか?勝つことが確定しているゲームをやる事に意味を見出せるのだろうか?レベル99でレベル1の雑魚を倒すのは楽しいだろうか?

 全部、否だ。倒す事が困難で、レベルの高い敵を低レベルで倒す事に意義があり、苦労の末に手に入れた物にこそ価値がある。


 今やっている仕事が辛いから、お金持ちに成って楽をしたい。私もそう思っていた。だが、仕事もせずに食べるご飯は美味しくなかった。毎日、酒を飲んでいたが楽しくは無かった。何もやる事が無い状態は、今まで生きてきて最大限の苦痛だった。


 結局、人間は何かをしている時が一番楽しいのだ。


 全知全能であるという事は、退屈と同義なのだ。一度クリアしたゲームを縛りを設けて難易度を上げて創意と工夫でクリアする動画がある。それは、多くの人間に支持されている。


 人生も同じなのだ。難易度が高いほど感動が深くなる。


 今、辛い人生を歩んでいるのなら、それはあなたが望んだ高難易度の人生だ。クリアするのは難しいだろう。だが、クリアした時の感動は普通の人生を送った人間よりも楽をして人生を送った人間よりも一段と深い感動が待っている。


 私の人生のエンディングはまだ先だが中間エンディングを体験した。


 それは、熱田神宮と伊勢神宮で起こった奇跡だった。神様が居ないと思っていた人生で、初めての神霊体験をして霊的な存在が、神様が居る事を確信した瞬間、私は今まで見たどんな物語よりも深く感動した。人目を気にする事無く泣き叫びたいほどの感動を得た。


 私は、生涯、いや死んでからもこの感動を忘れはしない。


 あなたの人生にもそれは用意されている。私は中間エンディングで神の存在を確認する事を選んだ。これは、私の人生が、そうしなければ耐えがたいほどの難易度だったからだ。人によっては神様の存在確認を死ぬ間際に設定している人も居るだろう。その場合は、私と同じ方法を試みたとしても奇跡は起きない可能性が高い。

 だが、ガッカリする必要は無い。今、確認すべきタイミングに無いというだけで、あなたが神を望むのなら、必ず会えるようになっているのだから。


 さて、引き寄せの法則や願望実現が危険だと思う根拠だが、私は夢で危険性を知った。内容は、以下の通りだ。

 私は夢の中で棺桶の中に居た。それは、本当に棺桶ではなく、フルダイブ型MMORPGに出てくるような、脳波を読み取ってゲーム内の動作に反映させる装置だった。私はゲームからログアウトしていた。

 普段なら、そのまま装置が開いて外に出れるのだが、その時は装置が故障していたらしく、私は暇を持て余していた。メンテナンス係が居るはずだが、異常に気が付いていなかった。

 私は「このまま何もしないのも暇だから超能力でもつかってみるか」と思い。意識を拡大して棺桶の外まで認識を広げた。棺桶の外を認識出来て、異常を現す警告灯が点滅しているのも見えた。だが、誰も来なかったし、それを解除するボタン操作も出来なかった。

 なので、私は「暇だし、さらに意識を拡大してみるか」と思い部屋の外にまで意識を伸ばそうとした。すると、壁に「警告」という文字と、細かいプログラミング言語の様なものが出てきた。

 今まで、警告灯は点滅していたが、警報音は鳴っていなかったが、警報音が鳴り響き、メンテナンス要員である光の玉が3体現れ、私を処理した。


 結果、私は目が覚めた。


 意識を拡大する感覚は残っている。それを現実世界でやる事も可能だろう。だが、私はしてはいけないと認識していた。意識を世界と同期させる事で現実を改変するという引き寄せの法則を使う事は可能だと思った。だが、それをした場合、私は消滅する。

 引き寄せの法則を利用しても良いとは思うが、リアリティと因果応報を無視した願いをした時、人は消滅するのかもしれない。だから、利用するなと言うつもりは無い。リアリティがあれば良いのだ。条件を満たして願いを叶えれば、幸せに成れると思う。


 ちなみに、自分が消滅する事を避けるために夢落ちで終わらせるパターンもあると思う。なぜなら、金持ちに成った夢、宝くじが当たった夢、権力者に成った夢、そういう夢を見た事があるからだ。あなたも見た事があるのなら、そういうリアリティの無い現実を望んだ結果かもしれない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。