共産主義の失敗と理想の共産主義
共産主義は失敗した。これは事実である。だが、共産主義の思想で間違っている部分がある。それは『一部の優秀なエリートが民衆を支配し生産体制を管理する』これが諸悪の元凶なのだ。
民主資本主義では職業の選択は『優秀な人間に限り自由で有る』よって、この優秀な人間は自分がやりたい事を好きなだけ出来る。そして『好きこそものの上手なれ』を実践できる人間が存在できるのだ。
共産主義では『好きこそものの上手なれ』を実践できる人間は0だ。
人間は好きな事をしている時に最大限のやる気と能力を発揮する。これは紛れもない事実だ。さて、民主資本主義でも間違っている事がある。金が稼げない仕事は誰もやりたがらないという事実誤認だ。
正確には生活を維持できない給料の仕事は誰もやりたがらない。
これは深刻な問題だ。本来は金に成らなくても生活を維持できるのなら『やりたい仕事だからやる人は居る』のだ。しかし、資本主義の欠点で金儲けに繋がらない仕事は給料が低くなる。
本当はやりたいけど生活が出来ないから他の仕事をする人間が増える。そうなると仕事の質が落ちて社会全体の完成度が下がっていくのだ。
これが教育現場でも起きると負のスパイラルが完成する。社会はどんどん衰退していくのだ。これが、資本主義社会の欠点であり、避けがたい崩壊の原因となる。
では、持続可能で成長可能な社会とは何か?
持続可能な社会は既に歴史上に存在していた。それは1万年以上続いたとされている。日本の縄文時代だ。だが、この縄文時代、持続していたが成長はしていなかった。結果、稲作文明に敗北し消えてなくなった。
さて、今は稲作が文明の基本にあり、科学も文明を進歩させた。この先は、役目を終えた資本主義の消滅と、共存共栄の精神の復活だ。
これが、出来れば持続可能で成長可能な文明が誕生する。
その最初の一歩として、お金に依存しない村の設置が必要である。これを行う為に皮肉な事に最初は莫大な資金が必要となる。土地を買い、田畑と家を作り、電気ガス水道のインフラを整備する。
100人が住める規模から始めると良いと思うが、男女比は50対50で既婚者を対象とする。未婚のものは参加不可にしないと性犯罪に繋がるので村が安定するまでは入れないものとする。
それから、農作業はボランティアで希望者を募り、春の種植えから開始する。最初の1年は食料支援を行う。2年目以降は自給自足を目標とする。収穫した食料は2年目以降、誰でもタダで受け取る事が出来るが、村以外に持ち出しての販売は禁止とする。
農作業以外のインフラ整備(維持管理と村の拡張作業)もボランティアで賄う。村人全員にスマホを支給し、ボランティア掲示板に必要な作業を掲載し、参加希望者は掲示板経由で申し込むようにする。
工場もボランティアで学校も病院も全ての施設をボランティアで運営する。飲食店も経営するのではなく、ボランティアで募集する。
もちろん、金銭の授受は一切ないので、サービスを受ける側にはクレームを入れる一切の権利が無い。文句があるのなら自分で作業に参加して改善するしかない。作業できないのなら文句を言うなというルールで村を運営する。
村長を初め、政治家は不要、リーダーも不要である。
何か問題が発生したら村人全員参加の会議を行う。掲示板に案件を掲載し回答期限を設けて賛成反対を投票させる。もちろん、不参加でも良い。
金銭が無いと物々交換できないと言う人も居るだろう。だが、現代社会では設備が整っていれば捨てるほど物が作れるのだ。欲しいものがあれば必要な分を作っていい。申請すれば貰えるものを交換する必要は無い。食料であれば、余ったら保管し備蓄すれば良い。余った分は翌年に家畜の飼料として消費すれば良い。
食料も物も溢れるだけ作っていい社会では、金銭は不要となる。
村以外から略奪者が来た場合は、この前提が崩れてしまうので、防衛を完全にするために、侵入者は即刻死刑。これが出来たのなら理想の共産主義が完成する。
ボランティアで全てを運営するリスクとして職業のバランスが崩れるのでは?という疑問は最もだが、創造神がそんなへまをするはずが無い。みんなが同じ職業を目指す理由は一つだけだ。『金が儲かるから』それを目指すのだ。
何をしても『金が儲からない』となると、みんな好きな事をするようになる。農業が好きな者、土木建築が好きな者、芸能活動が好きな者、料理が好きな者、子育てが好きな者、医療が好きな者、研究が好きな者、教育が好きな者、これらはバランスよく配置されている。
性格診断でのバラツキを見れば一目瞭然だ。
創造神の意図に沿って生きれば世界は理想郷となるように設計されている。安定していたが成長が無かった縄文時代を破壊し戦争と競争を促したのは文明を一定レベルまで進化させるためだ。それが、終わったので金という概念は消滅して、共存共栄が出来る時代になっていくのだ。
村の規模で5年間持続可能で成長可能だと証明できたのなら町の規模にして、県の規模にして、国の規模にして、地球規模にまで広めれば世界は理想郷となる。ここまでくれば物を盗む必要は無く、騙して奪う必要もなく、未来の為に貯める必要もない。つまり、全ての犯罪が存在理由を失うのだ。
ちなみに、この理想郷では金持ちも権力者も居なくなる。尊敬されるのは手に職を持った者、農作業が出来る者、人々を感動させる技術を持った者だけになる。何も出来ない者は軽んじられるが死ぬ事は無い。ニートが許される。食料は余るほど作られるのだから……。
私は理想を騙る事は出来るし、何か問題が発生したのなら改善案は出せる。だが、私はリーダーではない。今ある国と政治家と実業家と資本家と話を付けて説得し実行に移せる人間が必要だ。




