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うっかり転生  ~事件の裏にはヤツがいる~  作者: シールド
1章 リリアちゃん出会い編
19/45

1  辺境伯視点6

初の4000文字越え~

時系列がおかしくなってたので表現調整するのに時間喰いました。


悪寒というかプレッシャーは一瞬で収まったんじゃが・・・何かまずい事言ったかのぅ?


「夫は死にました。かつての仲間も、一人を除き・・・」


落ち着かない中で薬師殿がそう答えて来た。探索者の死亡率は、その仕事内容故に兵士・傭兵並とは言わんが相応に高い。死ななくとも、精神を病んだり肉体の欠損を負って引退する者も居る。高位の探索者であっても・・・いや、比率からすれば高位の者達ほどその確率は高いと言えるからの・・・



「いや、すまん。辛いことを聞いてし「マルグリア、嘘はマズイ。色んな意味で嘘は言わん方が良いぞ。」  ぬ? 」


「嘘ではありません。”私の中では”すでに死んでいるのですから。」


「いや、まぁ、そうなんだろうが、今後の辺境伯の方針とかにも関わって来るだろうし、場合によってはあいつらが村に来ることだって・・・なぁ?」


嘘じゃと!?いくら無礼講といえど嘘はいかんの。しかし、事情がありそうな感じじゃな・・・



「村長、薬師殿は言いたくない様子。そなたは事情を知っておるようじゃ。代わりに教えてくれんかの?」


「マルグリア、良いな?話すぞ。」


「すでに死んでいるのですから、関係ありません。と言いたいところですが、ほんっっっとうは話をすることも嫌なのですが、私からお話した方が良いと思いますので、かつての仲間のことについてお話ししましょうか。」


「ふむ、喧嘩別れしたか何かかの?」


「ええ似たようなモノです。確かにかつて私の夫とパーティーの仲間は全員この世に存在しています。」


「ふむ・・・生きておれば褒賞と守備部隊の人選問題解決のために、総合Bランクの探索者パーティーを雇って守備隊化するのは良い案じゃと思ったんじゃがのぅ」


「それだけはお止め下さい!!!」


ぬぉ!?いきなりの大声で驚いてしまったわ。こりゃ相当仲が拗れとるな・・・

今まで穏やかで理性的な感じだった分、余計に驚いてしまったわ。



「な、言ったとおりだろう? ここで本当の事言っておかねぇとマズイってな。」


「ええ、そうですね・・・アレらが村に来て常駐するのに比べたら、ここで正直に話した方がいいですね」


「ふむ・・・相当嫌っておる様じゃの・・・しかし、とりあえず、なぜそこまで毛嫌いしておるのか、どんな連中なのか、教えて貰えんかの?それによっては守備部隊の人選も考え直さねばならんしな。」


まだ、探索者雇って一時守備隊化するのは検討中じゃったし何とでもなるが、人員不足じゃしなぁ。逆指名依頼でこっそり薬師殿と相性の悪い連中を入れないようにすれば良いかの?




「分かりました・・・すべてお話しましょう・・・でも、どこから始めればよいか・・・」


「時間が無い訳ではないので、必要と思うことをすべて話して欲しいのぅ」


「そうですか・・・分かりました。私のいたパーティーは先にお話ししました通り、最終的には総合Bランク。メンバーは私の元夫カイト、その妹カイナ、そしてムンゾとファーガソンの男2人に私の計5人のパーティーでした。」


ふむ、まぁ各人の能力によるが、一般的な人数じゃな。

そもそも、ダンジョンは狭く少人数の方が連携を取りやすい。ダンジョン外であっても森の中などでは大勢でも戦闘時に連携を取りにくいこともあって4~8人程度が一般的な探索者パーティーの人数じゃ。わしも6人パーティーじゃった。しかし・・・



「ふむ、男3女2の構成か。女性探索者は珍しいという程ではないが少ないし、身を守る意味もあって女性だけでパーティーを組むことも多い。男性も居るとはいえ数が少ない女性探索者となると、色々面倒事もあったじゃろ?」


「はい、まぁ当時そのことで他からちょっかい掛けられたこともございますが・・・そのあたりは村長が居てくれたのでなんとかなりました。  そして、人間関係ですが、私と元夫カイトと義妹カイナの3人は同郷でして、元夫は軽戦士で前衛遊撃、義妹は回復術士、私が支援役でパーティーを結成しました。ムンゾは近くの街出身で探索者養成講習で一緒だった縁でパーティーを組んだ重戦士で、後にカイナの恋人・婚約者になりました。ファーガソンは、師匠に経験積んで来いと修行に出された魔術士です。」


「ふむ、それなりにバランスのとれた構成じゃな。」


他に比べて前衛が少ない気がするが、探索者になる術士は多い訳ではないからの。単に他のパーティーが人を揃えられていないとも言えるかのぅ・・・極端な場合、前衛戦士系のみの構成なんてこともある。大抵は後方から遠距離攻撃できる人員を入れるがの・・・



「ファーガソンは後から加わりましたが、約10年探索者をやりまして、それなりにレベルも上がりました。そんな折依頼の関係で故郷の近くへ戻った際に、実家にも顔を見せたのですが、その時に私は元夫と結婚しました。義妹は婚約だけでしたが。」


レベルが上がれば、生命力や腕力が上がって、怪我や病気をしにくくなったりするため、貴族だけでなく庶民も探索者になってレベル上げを考える者が多い。まぁ、引き際を見誤ったりして死んだりするんじゃがの。貴族は安全を確保して強制的なレベル上げが行われるの。身の安全を確保するためにな。



「その頃からでしょうか・・・引退を考え始めたのは。資金とレベルの両方が整ったら引退して次の生活を始めようと話し合ったのです。そして、時重なるようにして、ファーガソンにも1年後を目途に戻って来る様にという師からの便りが届きました。そこでパーティー解散を1年後とし、そこまでに目標を達成しようとなりました。」


まぁ、何かある時はわりと重なるもんじゃしの・・・

む、ちと茶がぬるくなってきたかの?


「そして、そんな時とある街の近郊にダンジョンが見つかりました。ギルドからは内部偵察の依頼が張り出されまして、それを私たちも受けたのです。一応この時点でも戦闘評価Bと探索系の実績もそれなりでしたから・・・そして、第1層を全てマッピングして調べたところ、隠し部屋を見つけたのですが、調査のため中に入った途端、かなり下層まで落とされました。第何層かまでははっきりしませんでしたが、当時の最下層かその近辺であった様です。」


「よ、よく生きて帰ってこれたの」


ダンジョンは時と共に成長し大きくなる。各階層自体は変化無くとも階層が増えたり、逆に思いっきり広がったりの。しかし、誕生したてのダンジョンであっても最下層付近となればかなり強力な狂獣・魔獣が生息しているもので、それなりの装備・人数が必要なのじゃが・・・よく生きてたの・・・



「はい、本当に今でもそう思います。よく生きて帰って来れたと・・・特に最後の部屋にはそのダンジョンの主と思われる黒龍がおりまして、中に入らなかったため襲われることはありませんでしたが、死を覚悟いたしました。」


「やはり、強力な魔獣が居ったか・・・して、倒したのか?」


「いえ、さすがに部屋に入らず周囲の探索を行いまして、その階層に敵が居ない事と数点のアーティファクト、そして帰り道が無い事を確認しました。そのため仕方なく、とっておいた緊急帰還用の魔道具を使い帰って来ることができました。」


「緊急帰還用の魔道具か。珍しいの、アレを持ってダンジョンへ行く探索者は多くないぞ?それにアーティファクトのう・・・」


まぁ、黒龍ともなれば十分な準備の下、複数パーティーで挑むが定石の魔獣。生きて帰れただけで御の字じゃな。それに流石村長の薫陶が生きた探索者じゃ。よくアレを持ってダンジョンに潜って居ったわ。通常、ダンジョン内には帰還用の特定ポイントが存在するんじゃがのぅ・・・行きは、各階層の狂獣・魔獣を倒した上で得られる魔石を加工して、転移石を作ることでその階層に直行できるんじゃが、黒龍1体だけしか居らんということは、作れるはずも無し、すぐに同じ階層へは行けんと言う事じゃな。

しかし、アーティファクトか・・・気になるのぅ。

・・・いかん、いかん収集癖が騒ぎ出したてしもうたわ。


「はい、私やカイナには使えなかった事もあって一部はギルドへ売却いたしました。マッピング自体は第1層だけ、2度ほど同じ個所に行っても深層に飛ばされることも無く証明も出来ない状態でしたが、アーティファクトが決め手になって、そのアーティファクトのギルドへの売却もあって、総合Bランクになったのですが・・・」


ふむ、ちと言い澱んでおるな。ここから解散理由かの?


「その頃から、男3人の行動が怪しくなったのです。夜な夜な3人連れだって、宿をこっそり抜け出すようになりました。」


「酒か、女か・・・といったところかの?」

まぁ、よくあることじゃな。特に命の危機が迫った時などはの・・・もっとも、浮気は関心せんがのぅ。


「それだったらまだ・・・ムンゾは真面目な気質でしたし、ファーガソンは私たちには大丈夫なのですが女性に対して緊張してしまう性質でしたが、カイトは昔から若干遊び人と言いますか、村に居た頃から女の子にちょっかい出してまして、その都度〆めていたのです。なので、今回もカイトが2人を連れ出して遊んでいると考えて、カイナと一緒に後を付けて行ったのですが・・・」


ぬぉ!?薬師殿が握っとる椅子の肘掛がミシミシ言っとる!!??

黒樫の良いところを使っていて、正味の話、棒状でもそのまま撲殺武器になるような代物なんじゃぞ!?

流石元とはいえ総合Bランクの探索者と言ったところか・・・って感心しとる場合じゃないじゃろ、わし!


「く、薬師殿!?少し落ち着いてくだされ。ほれ、茶でも飲んで。  な?」


こりゃ、続きを聞くのがこわいのぅ・・・椅子がもつかどうか・・・というか、昔を思い出して、いきなりキレて暴れたりせんじゃろうな?この部屋それなりに見栄張っとるから壊されると結構痛いんじゃが・・・





色々設定説明してます。

というか1全体で序章と言うか世界観説明用なんですが・・・

なかなか終わらないなぁ。

少なくともあと3回は1が続きます。

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