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うっかり転生  ~事件の裏にはヤツがいる~  作者: シールド
1章 リリアちゃん出会い編
14/45

1  主人公視点6

幼女が出てこない!

家を献上って・・・どうしてそこまで話がいっちゃうんだろう?


「あの・・・なぜそこまでしなきゃいけないのでしょう?」

「“そこまで”というと家の献上をということでしょうか?」

「はい、井戸自体は家のすぐ裏手に作ってしまいましたが、家ごと献上する必要は無いと思いますが…」

「私たち母娘の身の安全を確保するためですよ。」


ますます分からん・・・マルグリアさんの考えでは井戸っていう貴重な物から家が近すぎるのだろうか?

近すぎて色々狙われる?誰に?

あっ!最終的には取り上げられたり壊されたりする可能性が高いから、先に献上して褒賞増額してもらうか、新しい家用意して貰おうって考えているのかな?うん、尋ねてみよう。



「そうですね、私としては近すぎると思いますし、褒賞で新生活の確保を考えたということもありますが・・・何より工房の《真火》と、運び出した聖別された鍋、そして“《ハオマ》が作られた場所”ということですね。」

「??? 《真火》は消せますけど?」

「いえ、むしろ消さないで頂ければと思います。

まず、家の献上については、最上級ともいえる《ハオマ》程ではありませんが、高位の霊薬・秘薬の類ともなれば、材料はもとより相応の道具・設備が必要なのです。聖別された鍋もあり、そのハオマが作られた場ともなれば、薬師としても最高の場所と考えます。それに、この話は、おそらく国王陛下のもとに行くと思われます。そうなれば、国で最も信頼される薬師を最高の場所に配置するという流れが当然の様に生まれるでしょう。ですので、壊されるということは無いと思いますが、取り上げられてしまう可能性は高いかと。なら、その前に・・・ということです。」


龍脈上の霊地っていうならともかくこの場所違うし、それに余程の場合以外、薬つくるのに場所は関係ないと思うんだけどなぁ・・・


「製薬用の《真火》があれば、それは製薬にとっての最高の場所です。褒賞の上乗せが期待できますし、なにより、私たち母娘が《ハオマ》を作っていない証明になるんです。」

「えっと、どういうことでしょう?」

「リリアは言うに及ばず、私の薬師としての腕は一般的な薬師です。普通の薬師との違いは、元探索者で見聞が広く、他の地域の素材やレシピを知っているといった程度です。ですので、《ハオマ》を加工し薬とするには、魔力や技術が圧倒的に足りないのです。そこそこの高位の秘薬でも難しいですから、最高の場所でもその程度となれば、私が作っていない証明になります。」

「・・・??? なぜ作っていないという証明が必要になるので????」

「腕が良い程度ならともかく、伝説級の最上位霊薬ハオマを作れるということは、他の高位の薬も作れる最高位の薬師ということです。国王陛下の元に召集される可能性が高くなり・・・いずれ権力争いなどに巻き込まれるでしょうね・・・」

「!? そこまで考えますか・・・」


全然そこまで考えが及ばなかったよ!


「はい。私たち母娘の身の安全を最優先に考えていますので。そして、夫の形見や当面の資金・服など最小限の荷物を持って家を出ることで、私たちはもう《ハオマ》関連のモノを持っていないと証明し、褒賞の大半を新生活のスタートに充てることで金銭面でも襲われる理由を可能な限り減らします。」

「・・・なんかすみません。私の行為のせいで家を・・・」

「いえ、お気になさらずに。この家に思い入れはありませんし、母娘二人には少々広すぎでしたから。」

「えっと、旦那さんとの思い出とかは・・・」

「? ありませんよ。夫と暮らしていたのは町の方で、この村に来たのは夫が無くなってからです。」

「へ?リリアちゃんはこの村の生まれではないので?」

「ええ、もっとも1歳になる前にこっちに来ていましたから。今の村長は夫や私の探索者時代の先輩でして、その関係で薬師の居ないこの村に誘われたのです。村の薬師なら女一人でも生計が立ちますので、そのあたりも配慮してくれたんでしょうね。」


マルグリアさんはともかくリリアちゃんは物心付いた頃から住んでると思うんだけど・・・


「あのリリアちゃんはこの家離れても良いと?」

「結局のところこの村の中で住む場所が変わる程度ですから。お友達と離れる訳ではないのであまり気にしてはいない様ですね。」


リリアちゃんも気にしてないなら、良いのかな?

ん~、話がそれちゃったかな? マルグリアさんとリリアちゃんの身の安全を最優先で考えると・・・


「あの、話が逸れちゃったかもなので・・・その、どんなに証明しても疑う人間は居ると思うんです。たとえ今《ハオマ草》を持っていなくても、マルグリアさんやリリアちゃんが自生場所知っているとか、まだ隠し持っているんじゃないかとか・・・そういった連中には、初めから疑ってかかってきてる連中には正論や証明しても無駄じゃないかと・・・」

「それは・・・」

「自分にも責任があります。ですので、もしよろしければですが、私をマルグリアさんかリリアちゃんがテイムした良く分からないけど多分魔獣の一種とでもして、身近に置いて頂けないでしょうか?危機感知とか色々役立つと思いますし、大抵の狂獣・魔獣なら撃退可能ですので、身の回りが安全になると思いますが、いかがでしょう?」


言っちゃった!




Tabボタン押しちゃうのかな・・・

また半分くらい消えちゃいました。

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