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【第7話 初めての敗北、そして決意】
冒険者として少しずつ評価され始めた頃、俺たちは危険な討伐依頼を受けた。
相手は上位種の魔物。
俺はこれまでの経験から、自分の力を過信していた。
「覚醒を使えば何とかなる」
そう考えていた。
だが、戦いは予想以上に厳しかった。
敵の動きは速く、攻撃は重い。
俺は覚醒を使う前に倒そうとしたが、あっさり弾き飛ばされた。
剣を落とし、地面に転がる。
ミナが助けに入ったが、彼女も傷を負った。
「ミナ!」
俺は覚醒を使おうとした。
だが、発動条件を満たせない。
恐怖で頭が真っ白になっていた。
リリアが魔法を放ち、敵の動きを止めた。
その隙に俺たちは撤退した。
依頼は失敗。
報酬もなし。
俺は悔しくて、宿のベッドに顔を埋めた。
「俺、何もできなかった……」
「生きて帰れた。それだけでも意味はあるわ」
ミナは静かに言った。
「でも、俺は強くなりたいんだ」
「なら、強くなりましょう。覚醒に頼らなくても戦えるように」
翌日から、俺は訓練をやり直した。
剣の基礎。
足運び。
魔物の動きの読み方。
自分の弱さから目を逸らさず、一つずつ積み上げていく。
すぐには強くなれない。
それでも、俺は諦めなかった。




