【第5話 新しい仲間は天才魔法使い、ただし性格に難あり】
ギルドで新しい仲間を紹介された。
名前はリリア。
紫色の髪をした魔法使いで、魔力の扱いに関しては天才らしい。
「私と組めば、あなたたちの冒険も一気に楽になるわ」
リリアは胸を張った。
「よろしく。俺はレン」
「あなたが噂の赤ちゃん冒険者?」
「誰だ、その噂を広めたやつ!」
ミナが視線を逸らした。
「……ミナ?」
「私は何も知らないわ」
「絶対に知ってるだろ!」
リリアは笑いながら手を差し出した。
彼女は魔法が得意だが、近接戦闘が苦手だった。
一方、俺は魔法が不得意だが、剣の扱いを少しずつ覚えている。
お互いに足りない部分を補える。
最初の合同依頼は、洞窟の魔物退治だった。
リリアの魔法は強力だったが、狙いが大雑把だった。
「炎よ、吹き飛べ!」
爆発。
洞窟の壁が崩れかけた。
「おい! 俺たちまで吹き飛ぶだろ!」
「細かいことを気にしない!」
「命に関わる細かいことだよ!」
ミナがため息をついた。
しかし、戦いの中でリリアは俺の動きを見て、攻撃のタイミングを合わせてくれた。
俺も彼女の魔法に合わせて敵の注意を引いた。
初めての連携は成功した。
依頼を終えたあと、リリアは少し照れくさそうに言った。
「……あなた、意外とやるのね」
「意外って何だよ」
「赤ちゃんになる人だから、もっと頼りないと思っていたの」
「俺の評価、最低から始まってない?」
三人で笑った。
仲間が増えることは、思ったより楽しかった。
二人「レン、かわいい〜(大人のレンに写真を見せる)
レン「だああ!!もうやめてくれええええ!!」




