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【第11話 女神様、説明不足を謝ってください】

俺は夢の中で女神と再会した。

「お久しぶり!」

「お久しぶりじゃない! 説明不足を謝れ!」

「えー、でも覚醒は役に立ってるでしょ?」

「役に立つけど、使ったあと赤ちゃんになるんだぞ!」

女神は少しだけ真面目な顔になった。

「ごめんなさい。あなたには、力だけではなく、人を頼ることも学んでほしかったの」

「……どういう意味だ?」

覚醒は、強い願いに反応する。

誰かを守りたいという思いが、限界を超える力になる。

しかし、その力は使う者の心身を大きく消耗させる。

幼児化は、単なる罰ではない。

限界を超えたあと、心と身体が休息を求めていることの表れでもあるという。

「だからって赤ちゃんにしなくてもいいだろ!」

「そこは……本当にごめんなさい」

女神は頭を下げた。

「でも、あなたは以前よりずっと強くなった。覚醒だけじゃなく、自分自身の力でもね」

俺は少しだけ黙った。

確かに、最初の頃とは違う。

剣の技術も、魔物への対処も、仲間との連携も成長した。

「……じゃあ、これからどうすればいい?」

「あなた自身が答えを見つけるのよ」

女神は微笑んだ。

「最後に一つだけ。覚醒は、あなたが一人で戦うための力ではないわ」

目が覚めると、ミナが隣で寝息を立てていた。

リリアは椅子に座ったまま寝ている。

俺は二人を見て、小さく笑った。

一人で戦わなくていい。

その言葉を、今度こそ忘れないようにしよう。

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