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第4話 邪神とサルガタナスの謎


悪魔と協力する。その奇妙な状況に、ドキドキしながら、


扉を開けた。


真っ白。


真っ白の空間。


大きさはもう検討もつかない。無限に広いんじゃないんか。


ああもう、ここはマトモな空間じゃないんだ。というのが一発でわかる。


白い大理石で出来てるような、真っ平らの床。


光源がどこにもないのに、明るい。


石そのものが光っているのか?


見た感じ、何もない。何もない空間を歩く。


少し歩くと、床の一部が、木が生えるようにせり上がった。


機械的な動きで、そのせり上がった六角形の立方体の先っちょが2つに展開した。


罠、敵、といった感じではない。ゆっくりとした動きだった。


中から、赤い球が現れた。 水晶のように透き通ったガラス状の赤い球。


「わたしはこの神殿のなびげーたー。ダイダロスでちゅ。」


喋った。赤い水晶が。そして浮いてる。


それにしてもなんて喋り方だ。割ったろか。


私が呆然としている間に、サルガタナスが先に質問をする。


「ここには何がある?」


ダイダロスと名乗る赤い水晶玉は答える。


「ここは最終戦争が起きたとき、人間が生き残るための最後の希望。天使、悪魔に対抗できる最終兵器


ソロモンの鎖骨が奉納された神殿です。」


サルガタナスはもう一度質問する。


「ソロモンの鎖骨とは何だ?」


ダイダロスと名乗る赤い水晶玉は答える。


「天使、悪魔が持つ力を無効化する剣。虚無の剣。あらゆる神秘を消滅させるだろう。


しかし、サルガタナス。お前の求める邪神の呪いからの解放が叶うかどうかはわからない。


それほどに邪神の力は強い。」


この赤い水晶玉は、どうやらサルガタナスのことを知っているようだ。


サルガタナスが名乗っていないのに、名前を読んだ。


邪神の呪い?私は質問をした。


「ダイダロス、邪神の呪いとは何?私は何も知らない。教えて。」


そう言ってから気づいた、これは、知られたくないことかも知れない。


私は、サルガタナスの方を見た。向こうも意図を察知したのか、


「ダイダロス、答えてやってくれ。」と言った。



ダイダロスは答える。



「悪魔首長サルガタナス。邪神の血を受け継ぐ悪魔。どの勢力にも属さず、世界の古代遺跡を回り、


己の邪神の血を消す方法を探している。


邪神、それは古代の地球に来訪した邪悪な存在。一度は地球を完全に支配した。


神、天使、悪魔の連合による大移動戦争の末、撃退するが消滅には至らず、今も地球侵略を狙っている。


サルガタナスは邪神の血が混ざった悪魔。その血が覚醒し、邪神に変貌する可能性を秘めている。」


「・・・はぁ・・・」


あまりにも壮大すぎて、壮絶すぎて、なんと言ったら良いか、もうわからない。


でも、サルガタナスのことは、少しはわかった。


生まれつきの呪いを、消したいんだ。


それはわかった。


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