翌日の2人
書き溜めを全部消費したのは辛い....筆の進みが遅い私が投稿できるまで時間がかかってしまうって書いてて気付いた。
「おはようです、神崎くん」
「ん...ああおはよう」
朝、いつも通りの時間に登校すると伊成さんから挨拶をされ、なんとなく返すと更に会話が始められた。....答えなきゃよかったかな?
「えと...最後になっちゃいますけど、昨日は色々ありがとうございました」
「別に、大したことじゃないよ」
「それでもです」
流石に一方的に話すだけだと話題が足りないのか、5分もたたないうちに会話が終わった。だが、忘れることなかれ伊成琴美という女の子は所謂美人という括りに入る。だから、周りのクラスメイトからの奇異や嫉妬の目に晒されることになり、とても疲れた。
「なぁ神崎、お前いつの間に伊成さんと仲良くなってたんだよ」
前の席で聞き耳を立てていたのか、伊成さんとの会話が終わった後すぐに天野が興味深そうに話しかけてきた。わざわざ会話に聞き耳立てるとか、暇なのか...?
「昨日帰ろうとしたら伊成さんに校内案内してくれって頼まれてな?まぁ少し顔見たことあるし話したことある間柄だったから承諾して話聞いてたら、懐かれた」
決して間違ったことや嘘は言っていない。怪しまれないよう昨日の放課後にはわざわざ主要な場所を案内してから屋上に向かったんだから。
「おいおい....そんな簡単だと思えねえんだけど...まぁいっか」
「簡単じゃない?何でだよ」
俺の答えが納得いかないのか、天野は難しい顔をして伊成さんと俺のことを見るが、少しして詮索をやめた。
「....お前昼になると教室から居なくなるから知らないのも無理ないか。伊成さんて、皆とちょっと距離置いてるんだよ。昼休みに昼食を一緒に食べようと男女関係なく誘った奴らの殆どが断られてた」
探りを入れるのをやめた天野だが、簡単じゃないと言った理由を教えてくれた。登校初日からほぼ誰とも関わらないのは予想外だな。
「...結果的にあいつは1人で昼を1人で過ごしたと?」
確認のため、天野に聞いた。
「ああいや、恵美と俺は断られ無くて、3人で過ごすことになった」
「そっか」
基準が分からないが、完全に孤立した初日を送っていたわけではないらしかったので俺は安堵した。....?どうしてだ?相手は俺と関係があるがそこまで心を砕くほどでは無かったはず。
「私がどう過ごそうが別に良いじゃないですか」
「伊成さん...せめて最初くらいは皆と仲良くなった方がいいと思うけど?」
「私は必要最低限大事な相手を選んで関わったつもりですよ?川端さんと天野くんはこのクラスの中心でしょう?」
「.........そっか」
自分が何故ここまで伊成さんに執心し始めたのか分からなかったが、一応“友達”として周りと関わった方が良いと提案してみたが、彼女はあまり人と関わることに意味を見出せていなかったらしい。
『それに、私は神崎さんとやらなきゃいけないことが多いので変に絡まれても困るんですよ』
納得した矢先、伊成さんは小声でそんなことを俺に伝えて来た。.....聞かれてないだろうけど言い方にとても勘違いされる要素が多すぎてヤバいな。
『.......じゃあ、今日の放課後から始めるか?』
『そうですね、原案渡すので色々と修正お願いします』
密かに心の中で生じた動揺を悟られないように端的にそう質問すると、彼女は柔らかく微笑んでそう答えてくれた。その姿を見て、俺の心臓はまた妙な跳ね方をした。........あまり、保留期間は長く出来ないかもな。
「ねえ光来、あの2人...まさか付き合ってたりしないよね?」
「流石にまだ無いだろうが、時間の問題だろうな」
双方気付くことは無かったが、2人は周りが口を挟めない独特の空気を作り出していた。それは決して恋人同士が作り出せるような甘い空間では無かったが、友達が作り出せるとは思えない奇妙なもので、近くにいた川端、天野の2人は2人がいつか付き合うという予想を立てたのだった。
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正直なところ、この作品がどこまで続けられるか不安ですが、これからも応援お願い致します。
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休みが明け、リアルが忙しくなってしまった影響で更新まで間隔が空いてしまうことが確定となってしまいましたが、これからも拙作をよろしくお願いします




