その日の帰宅後 お互いの思い
多分これで毎日投稿は終了してしまうかもしれません。ですが、出来る限り更新していくのでこれからもよろしくお願いします。
前話でLive 2Dという名称を所用したことに関する指摘をくださった方ありがとうございました。修正してあります
その日の夜、神崎直人宅にて
「.....ヤバい」
俺...神崎直人は今日の出来事を思い返してそう呟くと、ベッドに突っ伏した。
「俺は馬鹿か!?何相手が自分のチャンネルの最古参の人で夢が配信者になって俺とコラボすることだからって連絡先まで交換してんの!?」
思い返せば思い返すほどにあの時の自分のテンションが如何におかしかったかを鮮明に思い返してしまい、枕に向かって叫びながら慌てていた。
「絶対変な風に思われるって!伊成さんの神凪に向ける愛情表現過剰すぎて満足に話せん、プライベートの時はどう接したら安全なのか全く分からない...」
神凪真人だけを好きでいるなら学校での自分を、神崎直人をそのまま出して接することで普通でいられた。でも、あろうことか彼女は神崎直人も神凪真人も両方とも好きだと言ってくれた。......俺はこれからどうすれば良い...?
「ゲリラ配信で俺が新しいV配信者を生むをことを匂わせられたら良いと思ったけど、そんなこと出来ないなぁ....」
自分だけしかいない部屋で、今日のことを告知する緊急ゲリラ配信をする準備を殆ど終えてもう直ぐに開始出来る状態になっている配信画面を横目に俺は枕に頭を埋め、意識を手放した。
「私なにやってるの!?」
私、伊成琴美は今日の出来事を思い返して絶叫していた。
幸いなことに私の家は一軒家で、両親は仕事の都合で家に居ないので咎められることは無かった。
「相手がずっと推して来た配信者で、昨日ナンパから助けてくれてちょっっっと気になってる相手だからって急に交際申し込むとかどれだけ馬鹿なの!?」
あの時の自分の行動が自分で理解出来ないでいた。いつもならあまり得意じゃ無いから話さないはずの男子にあんなことを言うなんて....
「あぁぁもう!実際はあんなに内面も外面も良いとか反則です、髪を伸ばしてるのはオッドアイを隠してるからってだけだから全然変な髪型じゃないし、そのおかげで清潔感がある上で変に言い寄ってくる感じも無いから変な不快感も感じなかった...内面も真人さんをしてる時とそのままだし.....あれですか!?隠れハイスペックなんですか?惚れますよ!?」
自分で自分にとても長い言い訳を行い、息が切れてしまう。だけど、そのおかげで自分の暴走を鎮めて冷静になることができた。
「連絡先まで交換しちゃって...色々早過ぎるよ」
私が手に取った自分のスマホには、今日新しく追加された二つの連絡先が表示されていた。
「私の夢を一緒に叶えてくれるって約束してくれたんだから、頑張らなきゃ」
神崎さんから言ってもらえた約束の言葉を糧に私は自分の分身となるキャラクターの原案をさらに煮詰めていく作業に没頭した。これは私が一時期塞ぎ込んでいた時に描いていたから私自身の本質をとても色濃く反映させているキャラクターだ。
「やっぱり隠し事なんて、しちゃいけないよね」
「神崎直人さん、貴方は私のこのヒミツを見ても....なんら変わらずに接してくれますか?」
数時間の作業の後、私は休憩をとるために作業を中断し、何気なく数ヶ月前に家族と撮った写真を入れてある写真立てを手に取り、そんな独り言を呟いた。
そこには大人2人と子供1人が写った写真が入っていたが、子供の髪色は黒ではなく色素の薄い、金といっても過言ではない色合いをしていた。
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