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いじめられていた私は依存する  作者: 雷瑠 むーが
5/6

ルナと・・・

 久しぶりです。なかなか内容が思いつかなかったので・・・って言い訳をしていても仕方ないので、お待ちかね(?)の五話です。

 目が覚めてお腹の方を見ると、そこでフランが眠っていた。フランを起こさないようにしながら、体を丸めてフランの顔に近づく。そうしてから、頬をぺろぺろ舐める。何故かフランを見るとどうしても甘えたくなって仕方ない。さっき、名前を付けてもらってからそれが強くなった気がする。


 より一層、フランに依存したくなっているのが分かる。だけど、止まらない。……違う、止められない。一瞬でも、私からフランが見えなくなるだけでも、気が狂ってしまうと思えるほどに依存してしまっている。


 そんな風に思ってしまう自分が怖い。自分なのに自分じゃないと感じるし、どこかがおかしいようなそんな気がする。


 そんな事はないとと思って考えることを止めて、ふとフランを見る。……。食べたい……。え!?な、何でそう思った!?さっきまでは何も感じなかったのに、どうして?お腹が空いているの?何で、こんなにも、フランが美味しそ・・・・に見えるの?


 おかしいのは分かっているけど、どうしても食べたいと思って仕方なくなる。その内、自分の意志で止められない程になって気付いた時にはフランの腕を噛み千切っていた。そのまま口の中で噛むのを繰り返してなるべく味わうように何度も噛む。これで満足できるように願いながら。


 そして飲み込む。だけど、肘から先を食べただけじゃまだ足りないどころかもっと食べたいと身体が訴える。でもこれ以上にフランに負担をかけたくない。その一心でいつも通りの姿に戻ったと思ったけど、いつも通りの姿の時より凄く感覚が鋭い。暗くてもはっきりと部屋が見えている。


 もしかして今、吸血鬼の姿になっている?そうだとしたら早く人間の姿にならないと!さっきよりも抑えるのがかなり難しくなってて少しでも気を抜くとフランに襲い掛かってしまいそうで必死で抑える。でも欲求のせいで、頭がおかしくなっていく。


 食べたい 食べちゃ駄目! 食べたい 駄目! タべたい ダメ! タべたイ! ダメ タベタイ!! ダ、メ タベタイ!! ダ、メ……?タベタイ、タベタイ、タベタイタベタイタベタイタベタイタベタイ!!!!





  ―フラン視点―


 左腕に痛みを感じて起きると、狼の姿をしているルナが私の肘から先を食い千切って食べていた。腕は後で生えるから、別に気にしない。


 だけどそんな事よりも、ルナの様子がおかしい。なのでそれを聞こうとした時、ルナの姿が狼から人間?……違う、吸血鬼に変わった。人間の姿の時は黒目だったのが紅くなっていて、それとまるで翼の骨が剥き出しになっている様に見える白っぽい翼が生えていた。


 これが本来のルナなんだ……と思いながら少し間、ルナの姿を見ていた。


 そうしていると、ルナが急に力が抜けたように私の方に倒れてきたので、そっと受け止めて横に寝かせて少しするとルナが上半身を起こして


ルナ?「……あいつ、またやらかしたの?……また私が後始末しないといけないじゃない。」


と呟いてため息をついていた。そして振り向いて私を見つけると


ルナ?「あいつ、何やらかしてくれてんの!?こっちの身もちょっとは考えなさいよ!全く、あいつがちゃんとしないせいで私まであいつみたいな扱いされて面倒になるから嫌なんだけど!」


そう言いながら、私の左腕の付け根を見るとびっくりしたのかルナ?はビクッってして、その後からだんだん顔が青ざめていって恐る恐る貴方、本当に大丈夫なの……?と聞かれてこの位なら大丈夫だよと言うと、本当に?無理してない?みたいな感じに凄く心配されてこっちがびっくりした。この位なら何度もあって心配された事がなかったから。


 何とかルナ?に大丈夫だからと説得できた。その上で治すからと言って私の左腕の付け根近くにそっと触っていると不思議な感覚と共に腕が生えた。……凄い。こんなに早く戻った事がなかったから、それが嬉しくてちょっと私がはしゃいでいると


ルナ?「ねえ、無理だったら別にいいんだけど、エネルギーの塊みたいなもの作れない?」

私「普通にできるよ?だけど、それで何するの?」

ルナ?「食べるの。ただそれだけだよ?他に何かするの?」

私「た、食べるの?!……だけど前までそんな事してなかったけど?」

ルナ?「……あいつと私は違うのよ。これからは一緒にしないでくれる?私が嫌だから、……あいつはどうか知らないけど」

私「うん。分かった。それじゃあなんて呼べばいい?」

ルナ?「貴方の好きに呼んでくれればいい」

私「分かった。うーん……じゃあ、ソル!」

ソル「……分かった。それじゃ作ってくれない?小さめに」

私「はい、どうぞソル」


私がそれを渡すと、ソルはそのまま口の中に入れる。少しすると満足そうな顔をして


ソル「ありがとう。とても美味しかった」


と言いながら頭を撫でてくれる。嬉しい!

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