安定
それではどうぞ!
-フラン視点-
その後に同じ位の大きさの魔法玉を何個かソルにあげた。
ソル「本当にありがとうね。久しぶりに満足できたよ」
私「良かった。だけどその位の物だったらいつでも出せるよ?ほら」
私はさっき出した魔法玉より四倍位の大きさの魔法玉を作り出した。ちなみにさっきの大きさは手のひらサイズぐらい。ソルはそれに驚いて少しの間固まってた。……そんなにも驚く事なのかな?普通だと思ってたんだけど?
ソル「……何でもとりあえず聞いてみるべきだね。今度からはそうしよう。……何かあった後だと大変だから作っておこう」
ソルは手から白い玉を出して縦に細長い楕円の形になると軽く光っていつの間にか、筒みたいな物になった。……何を作ったんだろう?首を傾げて思った。
ソル「フラン、その玉入れてもいい?」
私「うん。いいけど、何するの?」
ソル「溜めるんだよ。いざという時の為に。じゃあ貰うよ。ここに入れれば入るはず……。うん、いい感じこれで良しっと」
ソル「こんなもんでいいかな。やり残した事はないと思うし……。じゃあフラン、私はあいつと交代するから」
私「うん。じゃあねソル!」
すると、ソルは横になってじゃあと言って眠り始めたのかな?……よく分からない。
-ルナ視点-
……そっちがフランを治したんだ。後でお礼言っておこう。『そっちじゃなくてソルよ!』……だってそっちも私の事をあいつと言ってたくせに。『……次から言うから』仕方ないなー。ソルって言う事にする。これでいい?『うん』後、ありがとう。『どういたしまして』それじゃあね。
目が覚めると、いつもと違う感覚。……そうか、吸血鬼のままだった。狼になろう。だんだん変化するのにも慣れてきたからなのかスッと狼になれた。やっぱりこっちの方がしっくりくる気がする。……何でだろう?まあ、いっか。
……フランの腕噛み千切って暴走しかけたから謝らないといけないよね。だけど、見限られてもう二度と一緒にいないとか言われたらもう立ち直れない……。
そっと抱きしめられた。フランに。……えっと、どういう事?フランは私の頭を撫でながら言い聞かせるように
フラン「だから【ずっとそばに居るから。安心してね】って言ったのに。……そんなに私が信用出来ないの?確かに腕を食べられたのは少しびっくりしたけど、その程度で私が離れていくと思った?残念ながら私はルナを離す気は一切無いよ」
その言葉を聞いて嬉しくてくーんと鳴いてしまった。尻尾ふりふりしながら。でもちょっと恥ずかしくなって手(前足)で顔を隠した。……そのせいかどうか分からないけど、フランがめっちゃもふってきて大変だった。体力が持たない……。
それなりの時間が経って私の体力が戻ると
フラン「ずっとここに居るのもいいけど、どこか外にでも出かけてみる?」
と聞かれて頷いた。外に出て何かいい思い出が出来るといいなと思う。今まではそれどころじゃなくて逃げる事しか考えてなかったから。
フラン「……そうだね。もう、逃げる必要はないよ。その前に私がぶっ飛ばすから。だからルナは心配しなくて大丈夫だよ!じゃあ私は準備してくるからちょっと待っててね」
私が頷くとフランは部屋を出ていった。……やっぱり寂しいけど、今の私にはフランがいる。もう、一人じゃないから怖がる必要はない。……本当にありがとうフラン。
気持ちを切り替えてフランを待っている間に、ソルが作った小さい水筒っぽい物にひもを作って首にかけた。流石はソル、いい感じの大きさ。これなら移動中邪魔にならないね。……てっきり適当に作ったとばかり思ってたよ。
フラン「準備が終わったからじゃあ早速行こう!」
私「おー!」 ←わふわふ言っているのを通訳していきます。ちゃんとフランには伝わっているので問題ない!by作者
フランの後を追って歩いていたのはいいけど……この家広すぎて普通に迷子になりそうなというか私一人だと絶対に迷子になる自信がある……。多分帰ってこれない。今の時点で帰る道分かんなくなった。よくフランは覚えられたね……。
フラン「慣れれば平気だよ。この位なら」
私「……本当に?」
フラン「うん。その内ルナも慣れると思うよ」
私「そうだといいな……」
歩きながらそんな事を話しているとフランがある部屋の前で急に止まった。不思議に思ってフランを見ると険しい顔をしていたからびっくりする。今までそんな顔していなかったから色々と聞きたくなる。
フラン「……ルナ、私はちょっとこの部屋に用があるから。私に何も聞かないまま、待ってて」
少し戸惑いながら頷く。何かあるのだろうと思い今は聞くのを止めた。私の頭を少しだけ撫でるとどこか緊張している風のフランはコンコンとノックをして返事がくるとそっと入っていった。
ここ辺りからだんだんと明るくなる予定です。多分。
後、他のキャラも出てくるかもしれませんが、期待はしないで下さい。




