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いじめられていた私は依存する  作者: 雷瑠 むーが
4/6

名前 (フラン視点あり)

それでは読んでいってください。

 そんな訳がないよね……。……何か、凄く、体がゾワゾワしてきた。もしかして戻れるのかな?


 その内、体全体がきしみ始めてだんだん変形してくる。だけど、不思議と痛みは感じない。


 それから少しずつ、人間の姿に戻っていった。その事に一安心してはぁーとため息をつく。


 一応確認のために軽く体を動かしてみる。うん。ちゃんと動く。良かった。


 お腹が空いてきたので、残っていた骨を食べる。何も考えないようにしながら、食べていく。フランが居なくて不安になりそうになる自分に大丈夫だと言い聞かせる。フランに依存し過ぎなのはフランに迷惑になるから、頑張って我慢しないと!


 ……それにフランには他の人が居る。姉という存在が居る。別に私が居なくても、その姉がどうにかすると思う。


 それに対して私はフランにしか頼れない。今、フランが居ないだけなのに、不安に押し潰されてしまいそうになる。フランが居ないこの空間が怖い。まるで、フランに見捨てられたみたいな感じがして怖い。どうしようもない程に怖くて、怖くて仕方がない。


 やがて目から涙が出てくる。だんだん涙が止まらなくなって、ついには嗚咽も混ざり、


私「……フランっ怖いっの!……フ、ラン助っけて!ひとりっは嫌だ……っ」


 泣き叫んでしまう。その次の瞬間にフランがドアを壊れそうな勢いで開けてすぐに私のそばに来てきゅっと抱きしめて頭を撫でながらこう言ってくれる。


フラン「大丈夫。私は貴方が拒絶しない限り、ずっとそばに居るから。安心してね」

私「……うん。フラン、ありっがとう。だっだけど、他の人のことはっいいの?」

フラン「だから言ったよね?全部壊してしまうから、長い間ずーっと閉じ込められている。ってそれにお姉様は偶に私の様子を見に来るだけ。それでほとんど話もしないから、何しに来たんだろう?と思うだけだよ。それに私は貴方と一緒に居る時の方が良いからね。だから何も心配しなくてもいいから!」

私「うん」


 その言葉を聞いて嬉しくなって私もきゅっと抱きしめる。ふと顔を上げてみるとフランも笑っていた。それだけで私は全てが満たされるような気がした。そしていつの間にか、涙は止まっていた。


 フランがふと何かを思い出したように言う。


フラン「そういえば、貴方の名前なかったよね。私がつけてもいい?」

私「……嬉しいの!」


 この時に狼の状態だったら、絶対に尻尾が大変な事になっていたと思う。尻尾を振りすぎて。


フラン「じゃあ、言うね。貴方の名前はルナ。月っていう意味だよ」


 その瞬間、私の中にある何かが他の何かとつながった。不思議な感覚とともにだんだんあるものを身体が欲しがり始める。でもフランに迷惑がかかる事になるから、どうしよう?と悩んでいたら、


フラン「気にしなくていいよ」


 と言ってくれたけど、やり方が分からないので困ってしまった。するとフランが私の目の前に自分で噛み切って血が流れている手首をもってくる。


 そっとフランの腕をつかんで流れている血を舐める。……美味しい。フランの血、美味しい。……気付くとフランの腕に噛みついてそれなりの血を吸ってしまう。その事に気づくと、なんとなく傷口を舐める。何度か舐めていく内に傷が塞がっていって安心する。


 フランは大丈夫かな?と思って見てみると、大丈夫みたいですごいと思った。





  ――フラン視点――


 やっと、ルナと繋がった。これでルナは私のもの。誰にも渡さない。絶対に離さないからねルナ。そう思っていたら、いつの間にかルナは食事が終わったみたいで、私の方を心配しているみたい。


 私は大丈夫だよ。と言うと、すごい!とルナが思っているのが伝わってきたけど、前の時に今の倍以上だったけど、それでもちょっと大変だった位なだけだから、私は平気だからいいけどそんなにも少なくて本当に大丈夫なのかが気になるけど、ルナからは満足感が伝わってくるので気にしないことにする。


 気になる事と言えば、ルナについてだけどいきなり狼になったから、能力なのかな?とか思ったりしながらルナの事をもふったりしたけど、よく分からなかった。


 それに、本当はルナをいじめまくった屑達に仕返ししたいところだけど、まず外の世界に行ける訳がないし、そもそもここから出られないから、そんな事が出来ないからどうしようもないし、ルナはわざわざ大嫌いな屑達に会う訳がないからね。何だかやりきれない気がする。


 そういえば、ルナの姿が全然吸血鬼に見えないけど、どうしてなんだろう?ルナに聞いてみてもよく分からないみたいで、私なりに色々考えてみたけどやっぱり能力が関係していそうな気がする。


 でも肝心の能力がよく分からないので、一旦この事は置いておこうと思う。


 ふとルナの方を見ると、何故か狼になっていた。しかも昨日よりひとまわり以上に大きくなっている。私はルナが寝ていることを確認してから、ルナのふわふわのお腹を枕代わりにして私は眠り始めた。

 四話目でやっと主人公の名前が出てきました。(遅い)

 せめて二話目位に出したかった……。


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