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泊まりにくることに

 快星の家は、いろんなものがある。


 目立つところに置かれているものは、大体、わくわくする系のもので、もちろんそれは快星がわくわくするっていうことなんだと思うけど、私だってわくわくするのだ。


「今日は何する?」


「テントの準備だな。やっぱ、なんか気になり始めた」 


「テント? なんでテント?」


「そりゃあ、見えないはずの一等星が見えないか、見張るために決まってんじゃん」


「どこで見張るの?」


「明美の家の前、かな? だってあそこで見て、そして消えて以来、全然見ないし」


「なるほど」


 私は快星にうなずき、そしてぎこちなくお尻を動かし、そしてさらにぎこちなく口を開いた。


「快星、うちに、泊まる? だってその方が、楽でしょ?」


 あああーっ。私今何してるかっていうと、好きな男の子をお泊まりに誘っちゃってる!


「まじ? そうしたいな。もし明美んちがおっけーなら」


「うん大丈夫」


 しかも快星も泊まりに来る気になったみたい。嬉しい。もう嬉しいよ。


 私は勝手に一人で喜び始めていた。


 どうしてだろう。


 色々マイナス系のことを吹っ飛ばして、喜んだり、笑ったり。


 快星とだと、簡単にそんなことができちゃう。


 まあそれが私が快星のことを好きな表れっちゃそうだと思うけど。


 だけど、私は、少し思う。


 快星以外のみんなとも、ちょっとだけでもいいから、楽しく過ごせるようになりたいな、と。


 


 テントの準備はしなくてよくなった。


 だから快星は、昼寝をしている。


 夜遅くまで起きているためだそうだ。


 私は、実は快星の部屋では結構緊張してるし、何せ今日は私の家に泊まりに来るっていうんだから、なおさら緊張してて、そんな昼寝とかはむり。


 しかも夜も寝れないかもしれないんだったら……寝不足になるしかないよね。

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