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前世から続く底辺転生者の這い上がり〜転生してもハズレスキルでまた底辺に〜改稿版  作者: 赤井水


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21話

 アロウはロゥと共に迷宮街へと出発し。


 まずは情報を集めることとした。




 1つは貨幣。


 外国と日本でも国のお金の価値は違うのでそれのすり合わせだったが杞憂に終わった。




 迷宮街の中でなら換金する必要は無いとのこと。


 色々な国から冒険者が集まるのでめんどくさいらしい。


 ロゥさんは迷宮街の隣町に住んでいるので換金に手間が掛かるようだ。




「ロゥさんダンジョンについても教えて欲しい」




「ダンジョン? ダンジョンは今はSランク10、Aランク20、Bランク40、Cランク80、Dランク160、Eランク以下は毎日出て来ては誰かしらが攻略してるからな毎日減っては増えての繰り返しだよ。」




 ここで勘違いしそうなので話しておくと。


 Sランク冒険者だからと言ってSランクダンジョンが踏破出来るって訳じゃない。


 CランクまではCランクダンジョンを踏破したことで資格が貰えるが、それ以上のランクのダンジョンは進入許可証扱いになる。

 




 あくまでもSランク冒険者はSランクに挑戦出来る冒険者だ。


 これまで1度もSランクダンジョンは踏破出来た記録が無い為こうなっている。




 このダンジョンのランクというのもBランク以上はBランク冒険者が4人以上入るのが望ましいという表記という色々勘違いを起こしそうなランク制度となっている。




 後は、入国税の金額とオススメの宿は一緒に来てくれるらしい。


 多分同じ場所に泊まるのだろう。




 馬車を走らせ4時間程経った所で。


 大きな塔が10本出てきた。




「あれがSランクダンジョンさ。ここからでもよく見えるがね。これが見えてからもうしばらくかかるよ」



 俺は目を輝せていたこの世界に来て初めて土地で異世界を感じるほどの現実感のない塔の規模感だった。


 異世界と来たらダンジョンやダンジョン!



 まぁ、見た目は普通なんだけど中身前世も合わせるとおっさんだからね。




「お前さん真っ白な髪の毛してるな。珍しいな銀髪はよく見るが子供で白髪は珍しいな」




 は? 何て言った今このおっさん? 俺が白髪? え?




「1つ質問良いですか?」


 俺は恐る恐る聞いてみた。




「今の話は俺の事ですか??」




 目をキョトンとさせてロゥさんがこいつ何言ってんだ? みたいな怪訝な表情をしている。


「他に誰が居るってんだ。お前さん何か見えんのか? やめてくれよゴースト系は苦手なんだよ」


 ロゥは肩をすくめて身をよじらせる、おっさんのその仕草は地獄だぞ!

 そしてやっぱ俺だよね……




「いや、俺1週間前まで茶髪だったんですよ。多分崖から落ちた時に髪が真っ白になったんだと思います」


 俺がそう言うと


 ロゥさんは崖の辺りでドン引きしていた。


「お前さんえげつない体験してあの村に来たんだな……なんかすまん」




 そう謝るロゥさん


「いえいえ、俺も全く気付いて無かったのでお相子ですよ」




 真面目にどんな色になっているか気になったので後で確認しておこうと思っていた。

 そんな話をしていると迷宮街の城壁が見えてきて。




 門が見えてきた。




「あれが迷宮街の東門だ。入国税に大銀貨1枚かかる。その代わり冒険者は外に出たりすることも多いから冒険者カードと依頼書を持っていれば基本出入り自由だ。

しかし、拠点を変える時は大銀貨5枚取られるから気を付けろよ。まぁ、商人はどっちも免税されてるがな」




 このラムネル帝国では入国・入領は安く、出る時は高いという訳だ。


 まぁ、迷宮資源を運び出す冒険者には出て行って欲しくないからという措置と不法輸出を防ぐ為だろう。


 商人はここが流通の要になる為の措置だろうな。




 俺たち2人は無事迷宮街に入ることが出来んかった。




「君、親御さんはどこだい?」


 門兵より止められそう話しかけられた……


「あ、いえ俺は冒険者志望でしてね?」


 門兵は眉をへの字にしながら心配の表情をしてくる。


「いやいや若いからって無茶は行けんよ。親御さんが心配してるだろうから早く帰ってやんな」




 人情派の衛兵さんなんだろうけどさ。




 さっきからロゥさん大慌て。




 もう面倒臭いや


「いえ、親は居ませんので孤児です。なので俺はこの街で暮らそうと思っています」


 俺はそう伝え大銀貨1枚を渡した。




「グスっ辛かっただろうなぁお前さん名前はなんて言うんだ俺はサクだ、何かあったらいつでも頼ってこいよ」




 え?まじかよ!


 こんな見え透いた嘘にマジ泣きかよ。




「アロウです。何かあれば頼らせて貰います。サクさんよろしく」




「あぁ、よろしくな。よし、通ってヨシ!次ぃ!」




 アァ〜疲れた。




「ロゥさんごめんね。待たせた」


 俺はそう言いロゥさんに謝った




「大丈夫だよ。いや災難だったね宿に向かおうか」




 こうして一悶着もあったが無事に迷宮街に入れたのであった。

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