前へ目次 次へ 67/114 教室 「じゃあ、早速だけど勇希くんには、体験授業を受けてもらう。あそこの教室の一番右の席が、君の席だ。」 「わかりました」 「この席番号カードを持って、入室してな」 そうして渡された、A-19と書かれた席番号カード。 おれは、教室のドアを開けた。 そこは、ヘッドホンをつけている人たちが大量にいて、教室はシーンと静まり返っていた。 少し緊張が走る。 おれは、さささっと19番の席に座り、映像授業を受け始めた。 なるほどわかりやすい。 天馬もいるし、この塾がいいな。 そう、思った。