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体験授業
次の日、おれは、8時から、その塾に顔を出した。
ドアを開くと、たくさんの高校生がいた。
右にはカウンターがあり、髪を染めた大学生がちらほら、そして、社員が3人。
たくさんの高校生がいるなーってぼーっと眺めていると、
「よっ」
っと肩を叩かれた。
天馬だった!!
「お前もこの塾入るのか? 入ってくれたらおれめっちゃ嬉しいんだけどー、ここ高校生しかいないけど他校の生徒ばっかだからさー!」
「そっか……」
おれは電車通学。
自転車で通える距離には、違う高校がある。
その高校の生徒がほとんどだった。
「君が、勇希くんかい?」
「はい、そうです!」
背の高い、単発のサラリーマンが、そこには立っていた」
「じゃあな、勇希。おれ、授業があるから!」
「おう、じゃあな!」




