前へ目次 次へ 65/114 秀才学進ゼミナール それは、全国でも名を馳せている、変わったCMで有名な、秀才学進ゼミナールだった。人呼んで、秀学。 「お母さん、秀学あるよ!」 「ほんとだねえ」 「おれ、あそこ行ってみたい!」 「あー、ちょっと通ってみる?」 「うん!」 窓には、体験授業受付中、という大きな文字が。 おれは、すぐにスマホで電話をした。 「すみません、体験授業を受けたいんですけど、明日って空いてますか?」 「空いてますよ。8時から来てください」 「わかりました」