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天馬のやり方
「おーい」
おれが市民交流館に着くと、天馬が手を振ってくれた。
やけにテンションが高い。
「どうしたの、天馬」
「おれさ、どうしても医学部に行きたくて。このままじゃダメだと思って、塾に通い始めたんだ」
塾……
「学校の課題にプラスして、やろうと思って」
そしたらこうちゃんも、笑顔でこっちを向いて、話してくれた。
「おれも、何か新しいこと始めようと思って。通信教育、始めたんだ」
『やり方変えたら?』
そっか。
みんな将来のことを考えて、何か行動に移っているんだな。
おれも、何か考えようかな。




