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帰り道
ドーナツ屋さんの閉店時間は10時。
みんなで外に出ると。
星が満開で。
立ち並ぶ木々にはライトアップのイルミネーションが施されていて。
街並みはとっても綺麗だった。
パラパラと雪が降っている。
なんか。
街もおれ達も輝いていて。
幸せな感じがする。
追試課題は、岩田もおれも、今日で終わった。
だから、おれ達は、明日の試験に堂々と臨むことができる。
雪が舞い散る中。
4人で帰る。
結構楽しくて、ロマンチックで。
なんか。
青春って、感じ!!
「じゃあ、おれ、ここで」
「うん、じゃあね」
電車に乗ったら、由紀と2人になった。
「ねえ、勇希。わたし、心配なの。本当に、理系でやっていけるのかって。私ね、看護師になりたくて。理系を選択したんだけど、本当にやっていけるのか、心配なの」
「おれから見たら、由紀って天才にしか見えないけどな。おれに、優しく勉強を教えてくれるから」




