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ビリでインキャは嫌なので国公立大学に合格します  作者: 佐和多 奏
1年生編

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ジェットコースター

 ジェットコースターも、完成間近になってきた。

 おれは、4人で、ジェットコースターの側面のデザインをする、はずだった。

 青木、浅野、渡辺の3人。別のクラス同士で固められた班だけど、3人、体育祭の応援合戦の練習があるって言って、行ってしまった。

 希望者は、応援合戦に出れるのだ。でも、それには練習がつきもの。4クラス合同で作るこのジェットコースターの制作も、全然休んでも、正直、問題はなかった。

 おれは、振り付けが覚えられるか心配で、応援合戦には参加しなかった。

 やっぱり、おれはインキャなのかな。

 そんなことを思いながら、1人で側面のデザインをする。

正直、とても寂しい。 

 みんな、和を作って話しながら作っている中、俺は1人で黙々と作業を進めている。その姿を、おれは誰にも見られたくない。

 友達がいないみたいで、惨めだから。一人ってこんなに心細いんだ……なんか、泣きそう。



全く知らない女の子が、自分の担当をおいてぼくのところに来た

「あれ?ほかの人は?」

「応援合戦で行っちゃった」

「あれ?誰がいるの?」

「青木とか」

「うん」

「浅野とか」

「浅野って……あー、あの人か」

「そう」

「そっか……」


ちょっと考えてからその子は僕の目を見て言った。

「手伝ってあげよっか?いっしょにやろ」



 嬉しかった。ただただ嬉しかったんだって。心が飛んでいきそうな思いだった。

 2人で、ジェットコースターの側面を作り続けた。


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