表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

2ー2

 ここまでくると、すべてに肩入れしたくなるのが俺の希望だ。


「ついでに紙だけどさ、最高級品のやつじゃなきゃダメだぜ?」

「まぁ、それだけの苦痛を与えてしまったわけだし、それでいいわよっ」


 いいから早く書かんかいとばかりに最高級品の紙を俺の前に突き出す駄女神。


 この時点ですべての願いを叶えてもらっていることにも気づかない。


「いってぇ……。全身粉砕骨折してるから前に出れないや」

「ちょっとぉ〜。そのペン取り上げるわよっ!?」


 女神が身を乗り出してきたもんだから、俺はあわてて蒔絵ちゃんを尿瓶の中に突っ込んだ。


「おのれ、こしゃくな。いいから早く願いを書きなさいよ。あんたねぇ、億万長者になりたいとか、あこがれのアイドルと結婚したいとか、最高級品のごちそうを食べたいとか、そんなのでいいのよ? なんでそういう普通の願いが出てこないのよ!?」

「それはやっぱり、俺が万年筆オタクだからだろうな」


 そうして俺は、駄女神を泣かせるのだった。


 悪党になった気分だぜ。


     つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ