第13話 発電所開拓編 底からの奇襲
ナナの容姿=主人公、ナナの容姿、年齢は18歳、色白の肌に銀髪のセミロング、銀髪の左サイドテール、ポニテにしたいところだが
大きい左腕が突っかかって結べないとのこと。左顔にやけど跡のような茶色い跡があり、それが体の左肩まで繋がっている。そして
所々緑がかっているラインが入っている。左腕は装甲に覆われているようにかたく、獣のような硬い爪がついている。
服装 普段着は白のパーカーに黒のスカート、黒のソックスに黒のブーツを履いている。
ハンターズの時は、黒のインナーに赤のラインが入ったマントを装着。大きさは半身が埋まるぐらいの大きさ。
マントの中心のエンブレムにはハンターズのマークが装飾されている。下は動き易いように、ホットパンツに、黒のブーツを履いている。。
発電所内のメインメンバー=ナナ、マラシイ、クラシア、ジョン、ロバート、フラッサ
発電所外のメンバー=ドレイク、エリック、ショウ
第13話 発電所開拓編 底からの奇襲
午前13;40分 コンコルド南区 モニター室
白の光源に照らされるモニター室、その手前にはハンターズのジャケットをきた男が三人座り、室内のモニターの監視をしていた。
中央には、チョコを頬張る、肥えた男が不安そうにモニターを眺め、足を小刻みに床を踏んだ。
「スプリッドさん。」
「・ぁ・・おおなんだ。」
はっと、チョコを食べるのをとめ、ふと我に返り、隣をむく。
「大丈夫ですかね。ハンターズの人達。たった25人で発電所何て・・・」
「・・・バイト君が気にするな。」
ここの監視と清掃のバイトの青年は不安と焦りを含め、そう言った。
スプリッドは椅子にもたれかかり、上を眺める。
「まぁ、大丈夫だろう。今頃ナナという少女がイロディアンを叩きのめしているはずだ。
もう出撃して三時間、今頃ついてんのかな。」
とスプリッドが言ったその時、モニター室から通信が入る。。
「スプリッドさん。マラシイです。」
「おお。マラシイか。どうだ?」
それはマラシイからだった。彼女は平坦なトーンで告げる。
「ええ、一応発電所の侵入は成功しました。」
「え、嘘だろッ!?本当かぁッ!!」
スプリッドはその通知を聞き、もたれかかった体を立ち上がる。喜びのあまり、大きい声を発した。隣のバイト君は
その声にびくりと驚く。
「そうか・・・良かったな。」
彼はお腹を叩き、安堵のため息を漏らす。二人のバイト君も事態を察し、お互いを見つめ、微笑む。
「今状況はどうなんだ?」
「負傷者含めて15人今います。現在死者一名。後のメンバーは・・・外で交戦中です。」
「ああ・・・そうか・・・。ブレスもか?」
「隊長は武器を壊されて、単独で調達しに行きました。」
「・・・そうか。ありがとう。こっちにモニターに映せるようになったら教えてくれ。連携しよう。」
「はい、了解です。」
「ああ、もうやっていると思うが、頑張れよ!」
そう言い、通信はぶつりと切られた。
「スプリッドさん・・・」
スプリッドは口をかみ締め、
「・・・ああ、朗報ってほどじゃないが、発電所にはついた。」
バイト君の表情はぱあと明るくなり。
「本当ですか?、やりましたねぇ。」
とガッツポーズを取り、まるで自分の事のように喜んだ。
「ああ、後は・・電磁ネットとモニターを起動して・・・」
スプリッドが聞こえずらい程度に呟くと、モニター室のドアがガチャリと発し、開く。
「お?」
そこには、暖かいコーヒーを片手に白衣に手を入れた女性が佇んでいた。
「こんにちは。」
大人びた声。メガネに緑のセーター。タイツのミニスカート。
「その声は、マリア博士だな?」
スプリッドが椅子を回転させ、振り向く。
「お久しぶりです。」
マリアはモニターに近づく。
「ああ、まだ俺が現役の時かな?、会うのは。」
「ええ、そうですね。まだ大戦の時の・・・」
「そうだな。うん、・・そういやいいのか?、研究の方は?」
マリアはコーヒーをモニターの机に置き、腕を組み、淡々と告げる。
「ええ、発電所を開拓しない限り、これ以上進展はないのですから。研究所にいるのは退屈です。」
「そっか。」
「スプリッドさん?、この美人な人は?」
左の青年が割り込む。美人と言われたマリアは
「あらお上手ね。ありがとう。」と舐めまわすような視線で微笑む。
バイトの青年は
「おっほw」
とまんざらでもなさそうだった。
「この人はハンターズに研究員に所属しているマリア博士、ハンターズ対策の兵器の開発や研究をしている人だ。
この人が水発射装置とか氷結弾の生みの親さ。」
「へえ~。」
「ええ、三徹して造ったわ。」
マリアは自慢げに語る。
「凄ぇ~」
彼女は自慢しに来たんじゃないというばかりに、咳き込んだ。
「んんッ・・今ハンターズの状況はどうなんですか?」
「ああ、着いたらしい。さっきマラシイから連絡が入った。」
「本当ですか?、良かったです。」
「ああ、でも難航しているらしい。死人も出た。
でもたどり着けたのは、博士の兵器とハンターズとナナの力のおかげだな。」
「いえ・・・」
マリアは熱々のコーヒーを慎重に飲み、間が入る。
「・・久方ぶりに、いや、少数の犠牲で
たどり着くことができたのは、ナナが頑張ってくれたからです。彼女の強い思いが、ハンターズ、そして
自分自身の能力を扇動させ、たどり着く事ができたんだと私は思います。」
とナナを賞賛し、
「・・・そうか。気に入ってんだな。彼女を。」
「ええ・・。大好きです。正義感が強い人は。あなたもわかるでしょ?」
マリアはすました顔で言う。スプリッドは口角をあげ、お腹を叩く。
「ああ、かつてはな。ま、こんなに太ったけどな、ハハッ・・」
スプリッドは一息つき、モニターを眺める。
「今俺達は蚊帳の外だな。発電所の監視カメラを映すことが出来れば・・・」
「ええ、いずれにしても私たちは眺めるだけですけどね。」
「そんなことはないさ。指示ぐらい出せるさ。あの時とは違う。傍観して、初めて見えるものがある。」
と意味深な事を告げ、通信の装置を指で叩くスプリッド。お腹を叩き、ゴムを引っ張ったような音が鳴る。
「ええ、その時にはお願いしますよ。スプリッド監視員。」
「おう、任せとけな。」
スプリッドは胸を叩く代わりに、チョコレートを勢いよく食べた。
マリアは呟く。
「ナナ・・・みんな。無事でいてね。」
13:37分 発電所 外
陰湿な曇り空に覆われた発電所の外。その距離700mと巨大、要塞のような無機質な建物、
周辺には迷路のように取り囲む数多のパイプ管、煙突と、傍観しているだけでも無機質故の圧迫感を感じる場所だ。
そんな中シャッター前で、大量のイロディアンと交戦する特殊部隊。ハンターズ。
シャッターが閉じるギリギリの所で、
マラシイが投げた閃光弾が炸裂。大量のイロディアンが頭をブンブン振り回し、動きが止まる。
シャッターに入りきれなかったメンバー。
「今だッ!、離れるぞ!!」
「了解ッ!!」
「くそッ!!、俺達は入れないのかッ!」
「多勢に無勢だッ!、しょうがねぇッ!!」
3班のリーダー、エリック・タンジェリンの掛け声と共に、水発射装置をバックに噴射し、その場を離れる10人のメンバー。
「総員、北方のエリアに移動だッ!!」
エリックは次の侵入する経路を決める。イロディアンの少ない手薄な場所をブレスレッドのレーダーで把握。
そこを目指し、各員一斉に北方に向かう、エリックは発電所の周りにある銀色の、迷路のようなパイプ管を潜り抜け、
イロディアンをパイプに激突させ、翻弄しつつ向かう。
「隊長は大丈夫か・・・」
不安を呟くエリック、前方に飛ぶ隊員。そこにイロディアンが目にも止まらぬ速さで飛びがかり、隊員は壁に激突する。
「ック・・・う、うわああああああああああ!!!」
壁に頭が激突。もうろうとした意識、歪んだ視線、イロディアンが迫り、叫ぶ。
手を押さえられ、逃げられない状況。
「ックッ!!」
エリックは高速で駆け抜け、四方固めで牙を向き、隊員に食らいつこうとするイロディアンに、
間一髪、装置で速さを加えた回し蹴りを顔面にかました。イロディアンの顔は歪み、吹っ飛び、地面に転がる。
「大丈夫かッ!!」
「今のうちに逃げるぞッ!!」
隊員の腕を掴み、立ち上がらせた。
「・・・はい。大丈夫です。」
「早く離れるぞ。」
二人は噴射し、空に向かって飛んだ。
そんな中。
「くそッ・・通信が悪い・・・聞こえた。北方か・・・」
3、4の情報を、ノイズが走るインカムでキャッチした隊長、ブレス。手薄のイロディアンのルートをたどり、滑空する。
耳のインカムを押さえ、調整する。
「北方か・・。あの地下の駐車場に向かうかな・・・。迂回。恐らく班は二つか三つに別れたな。」
場数の経験で状況を把握、装置の出力を最大限まで噴射し、前方に爪を立て、吠えるイロディアンとすれ違う、
「ふんッ!」
その瞬間には脇腹に銃剣と化した、氷結弾の上部のグリップを持ち、刃を横に構え、手際よく切り裂いた。
ブレスは表情ひとつ変えず、銃の引き金を操作し、水発射装置の方向を上にシフトされる。
装置から冷たい蒸気が周辺に吹かされると同時に瞬間、工業地帯を抜け、空中に舞い上がる。
その先に発電所へと繋がる、枯れた草原、そして発電所から伸びているコードが繋がっている、フェンスへと続いていた。
ブレスが辿った後方には、10体ほどの・・・数多のイロディアンが凍結され、漂白の肌と化して、静止している。
奴らの腹部には正確に、氷の刃が刺されている。しかし、赤色の禍々しい眼光を鋭く光らせながら、
目をぎょろぎょろと動かしていたーーーーー
ーーーーーー北方のエリア、中心にそびえ立つ巨大な発電所から400mほどの距離にある場所。
海に近く、緩やかな波の音が微かに聞こえる。
随所に建物と、三つの巨大なタンクが置かれているぐらいの辺鄙な場所。
そのエリアに発電所に繋がる、地下の駐車場に繋がるトンネルがあった。
そこに10人のメンバーは滑空し、煙幕のように砂ぼこりを舞わせ、着地した。
エリックは着地して早々、坊主頭をかき、
「っくッ!!、あと40%・・・、ドレイクはどうだ。」
「ああ、俺もそれぐらいさ。発電所で充電出来ればいいが。」
と氷結弾についている装置のバッテリー残量を眺め、冷や汗をかき、吐き捨てるように愚痴る。
大半のイロディアンはさきほどのシャッターに引き寄せられた。このエリアは少なく、全員無事に着地する。
「幸い、ここにはいないな・・・」
「ああ・・・。」
エリック達はレーダーを見つつ、いないことを確認。建物でかくれ、伏せつつ、前方の地下の駐車場を眺める。
隣にいたショウは精鋭のエリックとドレイクに問いかける。
「あの、地下に行くのは危険じゃなぁですか?、万が一、八方ふさがりになったら。」
「・・・いや。地下の駐車場は充分広い。水発射装置は充分に活かせる。はずさ。実際ここまで行くのは初めてだがな。
それに、中のイロディアンとどう戦うか・・・。」
「そうだな・・・。以前は着いたのはいいが、
イロディアンに袋たたきが落ちだったからな。ああ、早く女と遊びてぇ。」
ドレイク達は不安に浸る。
エリックはこれでいいのかと少し悩むと、ブレスから通信が入る。
「俺だ、隊長だ。やっと繋がったぜ。」
「隊長ですか?、ご無事でッ!!」
「ああ。北方の地下に行くんだな。先に突入しろ。」
「はい。了解。」
エリックは通信を切り、隊長が生きていた事に安堵する。
「よかった・・・よし、突入するぞ。」
エリックの号令と共に、ハンターズは突入した。装置を起動し、曲がりくねった地下のトンネルに入り、
進むほどに闇が、隊員達を飲み込んだ。
エリック達が氷結弾のスコープ型のライトをつけ、地下の駐車場に着地する。
ハンターズは辺りを照らす、冷ややかなコンクリートに囲まれた、広大な地下の駐車場。
錆びたパイプ管が崩れ、乱暴に地面に置かれている。
随所に寂れ、古びた車が置かれている。
「・・・・・・」
ショウは何とも言えない顔をする。
車両がある。ここもかつて国民が働いていた場所。それが示唆されていた。
「確か、この辺りのはずだ。」
ドレイクがスマホでエリアを確認、奥のドアを指差し、向かおうとしたその時、レーダーが反応した。
海沿いのエリアから、一つの赤いポイントがこちらに迫ってくる。
「ポイントだ。総員周辺を警戒ッ!!」
「でも一体なら、こちらで。」
隊員なトカゲのイロディアンが迫ってくると思い軽視する。
ハンターズに緊張が走る。周辺に武器を構え、警戒。
エリックは眉唾を飲み込んだ。赤いポイントが20m、10m・・・・0m、
しかし、その姿を確認出来ない。ドレイクは眉を潜め、訝しむ。
「おい、まさか・・・。」
察した瞬間、地面に振動が走る、地鳴りの音、湧き出るようにでかくなり、
「ワニ型だぁッ!!、よけろよけろッ!!」
ハンターズは散る、その瞬間、地面から巨大な口を開いたワニ型が襲来、背中の6本の長いとげが、
散開に遅れた女性隊員を突き刺し、叫ぶ暇もなく、刺しこぼれた隊員を
横に開閉する巨大な口、無数に生えている鋭利な歯でかみ砕く。
「こいつかッ!!ワニ型は!」
「ラルクがやられたッ!!」
ラルクの顔面と肉塊と血が、飛び散るのと同時、
下から、凄まじい勢いで海水が噴射し、大黒柱の水柱がたつ。
ワニ型の出た地面の亀裂が浸水で増大し、
爆発するように押し寄せる。駐車場は亀裂が走り、凄まじい勢いで浸水してくる。
「海から伝って来たのかッ!!、くそッ!、戦闘用意ッ!、撃てぇ!!」
ハンターズは郷烈に噴射する水を浴びながら
捕食しているワニ型にマシンガンを一斉射撃、3メートルの巨大な体に打ち込み、火花を散らせた。だが・・・・
「くそッ、効かねえッ!!」
攻撃した弾丸は、鱗がわずかにはがれ落ちた程度だった。その攻撃も虚しく、ワニ型の鱗は再生し、形成されていく。
「エリックさん。ドアがッ!!」
ショウが叫ぶ。後方のドアは浸水し、水が増してくる。
「ッくそ、先にいけッ!!」
「し、しかし・・・」
「速くいけッ!!、ここは俺がやるッ!」
「俺もやるぜッ!!」
ワニ型はドレイクとエリックの銃撃を避けるように迂回する。
その隙に他の隊員は、戸惑いながらも、了解ッ!と言い、走り、水しぶきをあげ、ドアに入っていく。
ワニ型のイロディアンはドアで固まっている隊員達に目掛け、壁を蹴り、食らいかかる。
二人は発泡するが、
「ああ、くそッ!!」
「間に合わないッ!!」
エリックは噴射しようとするが、どう考えても間に合わない。
絶体絶命のその時、入口のトンネルからカーブし向かってくる者が、男は口で手榴弾の鍵を開け、滑空しながらスイングし、
直線にワニ型のボディにヒットし爆発、周辺は一瞬爆発で暗闇からオレンジに包まれる。
隊員をくらう直前で怯み、落ち、豪快な水しぶきをあげる。
「隊長ッ!!」
駆けつけたのは離脱したブレスだった。食われかけた隊員はブレスが来たことに喜ぶが、ブレスは叫ぶ。
「早くいけッ!!」
「は、はいッ!」
隊員は水につかりながら、ドアの向こうへと消えていく。ワニ型は水に落ち、沈む。三人は車に乗っかる。
「よし、全員入ったな。」
隊長は横を向き、全員入ったことを確認した。ドアは閉まる。水かさはまし、ドアが沈む。
海水はあっという間に、周辺の車が浮き始めるほどの高さになり、
三人が乗っかっている車もゆらゆらと浮遊し始める、車も中に浸水して来た。
駐車場は一瞬にして、茶色い海水の水槽と化す。ブレスは呟く。
「もう一体はここに潜伏してたか・・・」
「っく、どうします隊長。」
エリックが向かい側にいるブレスに問いかける。
「・・・・・・」
ブレスは上のパイプ管を眺め、ドアの向こう側に繋がっているか追う。
しかしその先は苦しくもコンクリートでかためられていた。伝ってはいけない。
次はと、眺めたその時、レーダーのポイントが隊長に向かう。水面から水しぶきが上がり、ワニ型の口が横に大きく開きダイブする。
口の中のお面のような顔も叫ぶ、ブレスは空中で体を丸め、かわし、別の車に着地する。
「っく、潜って入るか・・・」
しかし、それはワニ型が水中でも活動出来ることがわかった以上、捨て身の行為だ。
エリックとドレイクは迎撃しようと水面に銃を構えるが、濁っていて、全く見えない。
その数メートルにライトを照らす。
浮遊するカラーコーンにワニ型の尻尾が当たるのが見え、ワニ型は静かに暗い水の中へと潜り込む。
あかりは氷結弾のライトのみ、視界は暗く、全体が把握しずらい。水面が揺らぐ音、泡がブクブクと上がる音。
周辺に波紋が出る度、二人は咄嗟に構える。レーダーを見るのも許されない。
いつ来るかわからない。三人の額に海水と冷や汗が混じり垂れ、凄まじい緊張が押し寄せる。
「どうする・・・」
ブレスは冷静に氷結弾で照らし、周辺を確認する。何か・・・
「・・あれは・・・」
すると天井に一つの大きな通気口が照射される。
何か思いついたブレス。
「あれだ、あの通気口を目指すぞッ!!、俺が囮になる!!、その隙にいけ!!」
ブレスは指差し、状況を把握、二人は頷く。海水はどんどん増し、浸水する。このままでは三人とも缶詰め状態。時間はなかった。
ブレスは捕食された女性隊員、ラルクの水発射装置が浮いていることに気付く。
「・・あれを取る。その間にいけ。」
それに向かい、敢えて囮になるために、水の中に飛び込む。全力でクロールし、向かう。
「隊長、右からッ!!」
水面からワニ型がうねうねとブレスに迫る。
「っく、いくぞエリック。お前からいけ。」
ドレイクに肩を叩かれ、
エリックは飛び、カーブし滑空。直前に近くの車の上に着く。通気口のダクトに向けて、氷の刃を起動する。
ワニ型がブレスにむけ水面から飛びがかる。ブレスは
水の中でトリガーを引き、吹っ飛び、耐空、ワニ型との適度な距離を保ち、浮いていたラルクの水発射装置を手に入れた。
ブレスは足が水面につくかしないかの距離を保ち、銃撃し、ワニ型の注意をひく。
ワニ型はブレスに食らいつこうと何度も水面から飛び出してきた。
エリックは通気口を氷結弾でアッパーし、こじ開け、通気口の中に入っていった。
「隊長・・・。まだ死なねくねぇ、まだ、遊び足りねぇんだ。」
ドレイクも続いて、通気口の中に入る。エリックの手で引っ張られる。
「隊長ッ!!」
「よし・・・」
一定の距離を保ち、ひきつけていたブレスは、出力を上げ、ワニ型の周りを一気に迂回し、通気口の前の車の上に滑り込む。
「くらえッ!!」
振り向き、泳ぎ、むかいかかるワニ型。最後の持ち手の手榴弾を投げ、
ワニ型の上部で爆発。
豪快な水しぶきをあげる。その隙にブレスは吸い込まれるように、通気口の中に入る。
「下がれッ!!、装置で凍らせるッ!!」
三人は端に寄り、ブレスはラルクの水発射装置をなげ、通気口の前に転がす。
下ではワニ型通気口に向かい深く潜り、巨体を生かし、ダイブしようとしていた。
ブレスは装置のポンプに向け、乱射。銃弾を浴び、ポンプは白色の冷気の爆発を起こした。
瞬間、通気口の辺りは一気に冷たい蒸気に包まれる。。
「引くぞ!!引け!」
三人はほふく前進で、白い冷気から離れる。冷気の向こうにはやりのように鋭く、
散りばめられた氷の柱が出来上がっていた。
ワニ型は通気口に向け、飛び上がった瞬間、その氷の柱が出来上がり、通気口が塞がれる。
ワニ型は鋭い氷の柱に刺し押され、男のように低いうめき声をあげ、水の中に落下した。
「ふう、助かりました隊長。」
「はあ・・・、まだ終わってないぞ。」
「よかった、生きてる俺達。奇跡だわ・・・」
通気口の中、難を逃れた3人はぐったりと大きい息が漏れ、脱力する。
通気口の中は狭く、中腰でたつのが限界の高さだ。それが、三人の背面の向こう側までずっと続いている。
ブレスは起き上がり、スマホでここのマップを確認する。
「・・・ここから中心部までは時間がかかるな。」
ド「一番北側ですからね。」
「はぁ、とにかくはぐれた班達と合流だな。」
「・・ですね。」
スマホを内ポケットにしまい、三人は中腰で前進し、通気口の先へと向かったーーーーーー
ーーーーー「ぶっはぁッ!!」
ショウ達は海水から顔を出し、目一杯息を吸う。ショウのモヒカンは海水でべったりとへこみ、
よろよろとたどり着いたのは階段。その前でぐったりとへばりつく。
大丈夫ですか。酸欠でよろめくもすぐに立ち上がり、出ていない残りのメンバーを引っ張り上げる。
階段は幸いにも浸水しきれておらず、三、四班のメンバーは助かった。
「しょっぱいなぁ。」
「はぁ、はぁ、助かった・・」
「でも、隊長達が・・」
一瞬の静寂、隊長達と別れた不安、絶望、酸欠による思考の遅れ、
色んなマイナスな感情がメンバーに入り混じる。そんな中、息を整えた先輩の隊員が立ち上がる。
「・・行こう。中心部にマラシイさんたちもそこに向かっている。ここで諦めずに行こう。」
「はぁ、演説へたかいなッ!」
「痛ぇ・・・」
と先輩を肩を叩く隊員。ふと笑うメンバー。先輩の言葉に全員よろめきながらも立ち上がり、
ケーブルに繋がったまま、だれていた氷結弾を持ち直し、構える。
メンバーは階段の向こうへと歩きだした。
この先にも様々な試練が待ち受けている。そういうように、他のエリアにいる。
透明のガラスの部屋に佇んだロボット。
シルバーを貴重とし、人間の形に似た上半身、下半身は重厚なキャタピラ、両腕にはマシンガン。
顔は黒のモニターに覆われている。のっぺらぼうのロボットらは静かに、暗闇の部屋に鎮座されていた。
ーーーー第14話に続くーーーー
10万文字突破。やったね!




