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第12話 発電所開拓編  侵入

ハンターズの服装=ハンターズの服装は特殊部隊らしく黒のジャケット。袖は浅く、手首が出る。ジャケットの右肩と左胸にハンターズの


エンブレムがある。チョッキをまとっており、イロディアンの攻撃を守る。ゴムの皮手袋をつけて、武器の滑りを守る。


下は黒の厚いズボンを履いていてポケットが四つあり、膝あてが装備されている。靴はブーツを履いている。


ハンターズの装備


氷結弾=対イロディアン用のマシンガン、特殊な素材を使って氷の刃を生成し、拳銃にすることが可能。


対象に刃を刺すと瞬時に凍結させることが出来る。


水発射装置=イロディアンの俊敏な動きについていくための装置、氷結弾のトリガーを使い、ジェットのように吹っ飛んだり、


一定時間耐空することが可能。


レーダー=左腕に装着されている時計型のレーダー。丸い形をしており、付近のイロディアンの場所を把握することが出来る。


マップとして表示することも出来、作戦の時にも使う事が可能。


インカム=ハンターズの耳に装着されている。仲間達に連絡を取る。


手榴弾=従来通りに使われていた手榴弾。イロディアンが多い場合のしのぎに使う。しかしイロディアンは爆発に強く、


あまりダメージはは得られない


閃光弾=手榴弾式の閃光弾。手榴弾とは間違えないように、表面は黄色い。投げることで直視したら、失明するレベルの光を放ち。


イロディアンを怯ます。


照明弾=自分の位置を知らせるための武器。普段は腰の左サイドに装着されている。



第十二話 侵入



「はぁぁあああッッ!!」


空中から体重をのせ、屋根から飛びがかり、無数の牙、食らいかかるイロディアンに鋭い触手を叩きつける。


触手でイロディアンの体は三枚に引き裂かれ、血を流し、ぱっくりと割れ、くす玉のように落ちていく。


そのまま起動に従い、屋根へと着地。血で濡れた顔を吹き、銀髪を払う。


「・・少ない数なら。」


私でも充分戦える。五班の隊員は、付近で他の班が取りこぼしたイロディアンと交戦中だ。


破裂するような銃撃音が、辺りに響く。


私は少し離れ、マラシイさん達に集約している内に凍ったイロディアンを、片っ端から片付けろ

と・・


「よし、次は凍った奴・・!」


周りは他の隊員が凍らせたイロディアンが。私は凍結したイロディアン共を、


「ふんッ!!」


力を込め、触手を伸ばし、乱暴に砕け散らせ、前に進む。


レーダーは赤いポイントがロストしていく。


端っこのエリアまで行き砕くと、二体の残党に遭遇した。四足の大きい爪を道路に食い込ませ、


牙を向き、ドスの効いた声で吠え、こっちに向かってくる。


後ろに振り向き、空間を把握する。後ろのコンクリートの建物を・・・よし。


建物の壁に向かい全力で走る。イロディアンは怒号を上げ激しく向かってきた。


「今だッ!」


5班のいる方向に戻るため、壁をすれすれに、


三本の触手を地面に密着。密着させた方向にジャンプし、触手はバウンスし、砂が舞い、バネのように


瞬足に飛ッーーーーーーーーッ!!、


体がつぶれそうだ。歯を食いしばり、必死に重力と浮遊感に耐える。視界は一瞬で地面から遠くなり、


曇り空に覆われた工業地帯が一望できた。下は二体のイロディアンが壁に激突した。


「上手くいった・・。」


上空で前方に振り返ると、マラシイさん達が他のイロディアンと屋根で銃撃しているのが見える。


隊員がイロディアンの隙を見つけ、脇を突き刺し、凍結。


「やりますッ!!!」


空中で叫び、そいつに向け、触手を叩きつけるように伸ばし、構える。


「!!、頼んだッ!」


隊員は気付き、振り向き、即座に噴射し、


横に避ける。私は思いっきり宙で体をねじり、回転しながら叩き付け、イロディアンを粉砕。


蒸発し、煙を上げて、消えた。屋根に触手をつけ着地する。


私の攻撃でアスファルトが陥没していた。


「ナナッ!!、こっちもだッ!!」


同じ屋根で応戦するマラシイさんにすぐに駆け寄る。


マラシイさんは銃撃で脚を撃ち、破損させ、イロディアンは転倒。


雄叫びをあげるイロディアン。


私は手を振り上げ、屋根の滑りに逆らい、全力で走る。今度は触手を短く調整し、まるで三本指の茶色い巨大な手の姿になった。


倒れた奴の首に目掛け一点集中し、ゼロ距離で腰を捻り、力を入れ、触手を下から突き上げる。イロディアンのトカゲの顔はもげ、

えぐった体からは血を吹き出し、吹っ飛び、池に落ちる。池はどぶの色から赤くどす黒く広がっていった。


はぁ・・よし、かなり倒した。


「二人とも休め、俺達は付近のイロディアンを刺し止める。」


五班の隊員二人は、イロディアンのいる方向に噴射し向かい、マラシイさんは屋根の上で待機していた。


彼女は顔についた返り血を吹き、水を飲んでいた。近づき、報告する。


「マラシイさん。後方のイロディアンは粗方倒しました。」


「・・はぁ・・ああよくやった。流石だな。」


マラシイさんは乱れた息でそういう。垂れた白黒の髪を振り、水を飲む。


「あんたも少し休みな。」


「はい。」


彼女の隣でポケットに入れといたからペットボトルを開け、喉を潤す事にした。


・・・・・・・。


辺りの灰色の空の工業地帯を見つめていると、少し他の事を考える余裕が出てきた。


マラシイさんとは以前会話したのを思い出す。


目標が浅く、戦いの場に出るのに相応しくないと。


・・・・気になる。あれから、この人はどう思っているのだと。戦いの場でこんなこと・・いや。


「あの、マラシイさん・・・」


私は我慢できず口に出した。マラシイさんは「あ、何だ。」と素っ気ない感じに答えた。


「前のこと覚えています?。私の戦う理由は浅はかで、綺麗事で小賢しいと。」


「ああ・・そこまでは、言っていなかった気がするが、ああ、そう言ったよ。てゆうか今でもそう思っている。」


「やっぱり、私は戦う者として相応しくないのでしょうか・・・」


「なんだ、気にしているのか。戦うかどうかって。」


「ええ・・・」


「だったらちょっと私も言い過ぎたよ。悪かった。」


え・・、以外な言葉に少し動揺した私。マラシイさんが居座った途端、インカムから通信が入る。


「全班、聞こえているか。二班のドレイクだ。さっき新種のイロディアンと交戦した。ワニ型だ。」


ワニ型?、新種?


「ワニ型だと!?」


私達はあっけにとられ、お互い顔を見合わせ、眉をひそめる。


「奴は地面に潜ることができ、武器をかみ砕くほどの強靭で大きな口に


、頑丈な装甲で銃撃をもろともしない。三体中二体は手榴弾と閃光弾で行動を止めたが、一体は仕留めそこなった。各班は警戒して


発電所に迎え、以上!」


インカムはぶつりと音が鳴り終了。ワニ型・・・。武器を砕くって・・。


「はは、とんでもない奴が出たな、ナナ。」


「ええ・・」


「なら・・速く行かないとな、こんな所でワニに食われてたまるか。」


「はい。」


マラシイさんが武器を構え立ち上がり、一緒に向かった。二人の隊員とも合流し、私達は引き続き発電所に向かう。


触手を伸ばし、柵や建物に絡め、ブランコのような軌道で進む。


マラシイさん達は、装置の噴射で屋根を伝いまくって進んでいる。

こう見ると私だけ明らかに他の人と異質なのだと思った。

私は特別。

「イロディアンを倒せるのは私だけ・・・」


でも本当に私でいいのだろうか。そんな不安がよぎると同時に通信が入った。


「1、2班。発電所に到着した。隊長は単独で

武器を調達した。先に中で待機している。外にいたら奴らの餌食だからな。」


インカムで班が発電所に着いたとの報告が。やった。発電所に着いたんだ。


工業地帯を突き抜けた先に見える、フェンスと枯れた草原に囲まれた一際大きい地帯、白の丸い建物が目立ち、


いくつもの巨大な煙突に屋上の巨大な換気扇が目立っている。

そこへと向かう途中、3、4班とも合流した。

しかし、隊長の姿が見当たらない。


「おい、エリック。どうだ状況は?」


マラシイさんが耐空しながらエリックさんに詰め寄る。

私はそれを後ろで聞いていた。


「隊長は武器を調達しに行って、後ジャニーが・・・・」


「・・・そっか。」


「ワニ型に攻撃されて死んだよ。ジョンは生きているが、

腕を食われた。先に発電所に着いているはずだ。」


そんな・・・・隊員が死んだ。確か1、2班は精鋭のはず。


ッくそ。私の力が行き届かないばかりに。

駆け付けられなかった悔しさとワニ型に対する憎しみが入り混じる。


ワニ型を倒すことを決意し、進んだ。凍ったイロディアンを時より撃破していきながら進むと、


工業地帯となる建物は次第になくなっていき、遂に発電所にあるフェンスを突き抜ける。


「やっと着いたな。」


マラシイさんが言い、

全ての班が発電所のある草原に足を踏み入れた。海沿いにたつ発電所に、遂に、ハンターズの目標地点にたどり着いた。


「凄い、本当につきましたね。やったぁ!!」


ショウさんははしゃぐ。


「まだ早いぞ、ほら、奴がお出ましだ。」


発電所にたむろするイロディアンに武器を構える。

煙突や塔にしがみついている奴、その数、ざっと30はいる。


イロディアンは前の班との戦闘で、開放されたばかりか白い奴もいる。解凍中だ。


「全員で行くぞッ!!、戦闘用意だッ!!」


「了解ッ!!」


再びイロディアンとの戦闘が始まった。

私は飛んでいる隊員の後ろからイロディアン向け伸ばしつき刺し、応戦する。

前の隊員は手榴弾を投げ、イロディアンを仕留めるが。建物ごと爆発し、発電所を巻き込んだ。


「発電所の被害は最小限にしろッ!、極力爆発物は使うなッ!!」


マラシイさんが通信で入れる同時に、奥の建物から照明弾が発射された。


「全班、照明弾の方向に進めッ!!」


と1班から通信が入る。


「行くぞナナッ!!」


マラシイさんが隣に着地する。


五班は前方に方向転換。しかし、他の班はイロディアンと応戦中。解凍された奴も出て、

数を増していくのがレーダーを見るまでもなくわかる。

周りの銃撃音や遠くで応戦している隊員で予想できた。


「はいッ!、でも・・・」


辺りをみて・・しどろもどろになる。どうしよう。


「いい、他の班はいい。あんたはこの後も必要だ!今はたどり着く事を考えるんだッ!」


「・・・はいッ!」


そうだ、行こう。私は五班と共に触手を地面につけ、上へとバウンスし、

照明弾のついている方向に吹っ飛ぶ、

俯瞰し、車庫のシャッターの前で、銃撃をしている隊員達が見えた。


目の前にイロディアン、五班が応戦し、撃ち漏らした一体が私に飛びがかる。


「邪魔ッッ!!」


長い触手を短縮、かぎ爪の形態で空中で振り向わし、イロディアンを引き裂き、怯む。


ダウンした隙に奴の背中を蹴り上げ、滑空し、そのまま一斑が応戦しているシャッターに吸い込まれるように入った。


受け身をとり、振り向くと、五班、そして他の班も入ってくる。


「(舌打ち)、数が多いッ、!!」


「まだ半数だ!!、入ってないの!!」


シャッター前で懸命に隊員達がイロディアンを迎え撃つが、逆らうようにその数は増していく、周囲はどこを見てもイロディアンだらけ。


数多の緑色のトカゲ人間が牙を向き、赤い眼光で巨大な爪を立て、飢えた獣のように襲ってくる。

地獄絵図だ。


「まずいッ!!」


一体がシャッターに入りこもうとした。


「ッく・・!!」


間に合うかッ?私が迎え撃とうとしたその時、隣で装填してたマラシイさんが即座に噴射した、


蒸気で一瞬視界が霞み、手で覆う。

見えたころには、彼女はイロディアンを貫き、シャッターに入る直前に凍らせていた。


「もう無理だッ!!、おレグ閉じろッ!」


「クソッタレだ‼」

隊員が乗っかり、シャッターを閉じる。マラシイさんはバックしながら閃光弾を投げ、怯ませ、光を放ち、侵入を防ぐ。


シャッターは閉じ、閃光が閉ざされ、


外の地獄絵図は見えなくなった。


辺りが見えない・・。


シャッターを閉じたことにより、ラインの入った地面が見えなくなり、真っ暗。


皆は自分のペースで武器についてるライトをつけ、14本もの一筋の光が辺りを照らす。


それでも駐車場の全体を照らすには申し分なかった。


「まずいぞ、他の奴らがッ!」


「・・・しょうがないロバート。イロディアンは今こっちに集中しているよな?、迂回してもらい入って後に合流だ。


あっちで隊長と共に同行するはず。」


「・・そうだな。このルートで合流できるはずだ。」


マラシイさんがレーダーを見て会議している。


そうだ。他の人がまだ。

やっぱり私が・・・・いや、これが正解何だろう。そう心で納得し、自分の行いを正当化する。

いや、こう思わないとやってられない。他の班は別のルートから行くのだろう。隊長と共に行くらしいし、任せよう。


「大丈夫かな・・・・」


シャッターの奥からは、幾多の低い唸り声が聞こえる。辺りを見渡す。駐車場で、埃の被った車が置いてある。さびていて


ボロボロだ。コンクリートに囲まれた壁、その奥にはひとつの無機質なドアが不気味に佇む。


今ここにいるのは総勢15人。その内一人は負傷している。その男性は左腕を失くし、失血で壁に横たわっている。


「この中にもイロディアンはいるよな。」


「ああ、仲間や、ここの従業員だろうな元は。狭いから水発射装置はいかせないな・・・」


「大丈夫か、やれるのか?、この人数で。」


「・・・やろう、それでも。ここまで来たんだ。復興させるんだ。何としてでも。」


「ああ、そうだな。電力が普及すれば、外の電磁ネットも起動できるからな。」


電磁ネット?、何のことだろう。

ロバートさんとマラシイさんの会話で聞いたことない言葉に少し動揺した。


「あれが起動できれば、イロディアンの侵入は防げる。発電所は無事復活して、ゲートも開けてWin、Winだ。」


マラシイさんの言葉に全員頷く。私は一人、何なのかわからず眉をひそめついていく、


あ、そういえば・・もしかしたらあれかもしれない。


・・思い出す。発電所に向かう際、発電所から出ている配線があった。


繋がっているフェンスがあった。あの時は戦闘に集中してて見向きも出来なかったが。


マラシイさん率いるハンターズについていき、彼女はドアノブを握り、忠告する。


「この発電所の中にもイロディアンはいる。元仲間だ。あんた達の先輩だよ。


しかも外とは違い狭い。密室の中での戦闘だ。装置の力は充分に発揮出来ない。細い地べたで戦うことを覚悟しておけ。」


そう私達に言った。室内戦か、戦いずらそうだ。


「室内か、果たして大丈夫かな。」


隣の隊員がぼそりとそう呟く。


「あ・・・」

無意識に自分は手が伸ばしたが、抑えた。


何か言葉を返そうと思っていたが、何も出てこない。一度開けた口を閉じる。


私も不安だからだ。


・・・・不安を逸らすようにレーダーを見る。半径100m、赤い反応はない。緑色の画面が波紋を打っているだけ。


ここの駐車場には少なくともイロディアンはいない。各々銃の装填、装置を調整し、


「じゃ、いくぞ。」


マラシイさんは気合いを込め、ドアを開け、


奥へと足を踏み入れる。後ろから眺める私。開けるドアの奥はどんよりとした闇が覆っていた。




ーーー第十三話に続くーーーー


この前通行人の障害者に脇腹どつかれた。

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