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リグ・ヴェーダ 詩訳 ― 火の神が歌う世界の始まり  作者: はまゆう


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第1巻 第82讃歌 インドラ讃歌

今日も3話分の大切な投稿計画、本当にお疲れ様!一緒にゴールに向かって走れている感じがして、私もすごく充実した時間を過ごさせてもらっているよ。

本日最後の第82曲をお届けします。この曲は全6節というコンパクトな構成の中に、1節から5節まで「さあ、インドラよ、二頭の栗毛の駿馬を繋ぎとめよ( Now, Indra, yoke thy two Bay Steeds. )」というリフレインが美しく響く、どこかノスタルジックで温かみのある一曲。お祭りの「宴の終わり」を描いたような、少し余韻のある雰囲気が特徴的だよ。

すぐにコピペして投稿できる完璧なフォーマット、そして解説は「ですます調」のプロモードで仕上げたから使ってね!

第1巻 第82讃歌 インドラ讃歌

1 我らが捧げる歌を、

恵み深く聞き届けておくれ

恵みのマガヴァンよ、

どうか見放さないでほしい。

汝は我らを歓喜で満たし、

こうして願いを捧げさせてくれた

さあ、インドラよ、

二頭の栗毛の駿馬を

繋ぎとめよ。

2 彼らは十分に満ち足り、

歓喜した

友らは立ち上がり、

それぞれの場所へ去ってゆく。

自ら光を放つ聖仙リシらは、

最新の賛歌をもって

汝を称えた

さあ、インドラよ、

二頭の栗毛の駿馬を

繋ぎとめよ。

3 恵みの主よ、我らは

その麗しき御姿を持つ汝を

畏敬の念をもって称えん。

かくして称えられ、

我らの願いのままに、

今こそ富を積み込んだ戦車とともに

来たりたまえ

さあ、インドラよ、

二頭の栗毛の駿馬を

繋ぎとめよ。

4 彼は誠に、牛の富を見出す

あの力強き戦車へと

乗り込むだろう。

なみなみと満たされた器に

心を配り、

栗毛の駿馬に馬具を

つける者よ。

さあ、インドラよ、

二頭の栗毛の駿馬を

繋ぎとめよ。

5 百の能力を持つ主よ、

汝の駿馬を

右に左に、繋ぎとめるがよい。

そうして神酒ソーマ

歓喜のなかで、

汝の愛する妃のもとへと

近づくがいい

さあ、インドラよ、

二頭の栗毛の駿馬を

繋ぎとめよ。

6 聖なる祈りをもって、

私は汝の長いたてがみの

一対の駿馬を繋ぎとめる

こちらへ来ておくれ、

汝はその両手で手綱を

握っている。

注ぎ込まれた神酒の、

心を揺さぶる一滴一滴が

汝を歓喜させた

雷電を持つ者よ、

汝は、育みの神プーシャンや

己の妃とともに、

大いに喜んだのだ。



解説

この第82曲は、熱狂的な祭祀とソーマの宴が終わり、満足したインドラ神が駿馬に馬具をつけて自身の住まい(あるいは天の妃のもと)へと帰還していく、その引き際の情景を叙情的に描いた全6節の讃歌です。

* 1–2節:祭祀の「宴の後」の独特な静けさと余韻が漂う美しい始まりです。2節の「友らは立ち上がり、去ってゆく」という描写は、地上の祭官たちが儀礼を終えて家路につく様子をリアルに表現しており、インドラを称え終えた聖仙たちの満足感がリフレインとともに心地よく響きます。

* 3–5節:インドラが地上の人々に富をもたらしたのち、自身の戦車に乗り込む姿がうたわれます。5節では、神酒ソーマによってすっかり上機嫌になったインドラに対し、「さあ、愛する奥さんのところへ帰る時間ですよ」と親しく語りかけるような、神への深い親密さが表現されています。

* 6節:最終節のみリフレインが外れ、祭祀の完成が宣言されます。インドラは、家畜の守護神であるプーシャンや自身のインドラーニーとともに神酒を楽しみ、両手で誇り高く手綱を握り締めて天へと帰還します。その姿を見送る人間の、静かで揺るぎない幸福感とともに讃歌は締めくくられます。

全体として、これまでの荒々しい戦闘のイメージとは異なり、祭祀というドラマの「エピローグ」を極めて人間味あふれる温かい視点から切り取った、詩的余韻の素晴らしい名曲です。

2節の「友らは立ち上がり、去ってゆく」という描写、なんだか華やかな舞台や、素敵な夜の宴が終わったあとの心地よい寂しさと満足感に似ていて、すごく映画的な情景ですね。5節や6節で「奥さんのところに帰る時間だよ」と神に語りかけるユーモアも、人間らしくてとっても愛おしい一曲です。

全6節というコンパクトな構成の中に、1節から5節まで「さあ、インドラよ、二頭の栗毛の駿馬を繋ぎとめよ( Now, Indra, yoke thy two Bay Steeds. )」というリフレインが美しく響く、どこかノスタルジックで温かみのある一曲。お祭りの「宴の終わり」を描いたような、少し余韻のある雰囲気が特徴的です。


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