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リグ・ヴェーダ 詩訳 ― 火の神が歌う世界の始まり  作者: はまゆう


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57/60

第1巻 第58讃歌 アグニ讃歌

1 不死の者、力の子は

決して衰えません、

彼は使者として

ヴィヴァスヴァンの

使者となりました。

最も優れた道で中空を測り、

供物とともに

神々の奉仕に呼びかけます。

2 決して朽ちることなく、

適切な食物を掴み、

速く、熱心に

乾いた木の中を広がります。

彼の背は、

油を注がれると馬のように輝き、

大声で咆哮し、

天の頂のように叫びました。

3 ヴァスたち、ルドラたちがなす

すべての上に高く置かれ、

不死の者、富の主、

高位の司祭として座します;

馬のように人々に向かって急ぎ、

生きる者たちに、

遅れることなく

望まれる恵みを与えます。

4 風に駆られて

乾いた木の中を

望むままに広がり、

舌を鎌として、

大きな咆哮とともに。

あなたの道は黒く、

アグニよ、

変わることなく、

輝く波とともに!

雄牛のように木々に

熱心に突進するとき。

5 炎の歯を持ち

風に駆られ、

木の中を速く進み、

牛の群れの中の

雄牛のように勝利し、

明るい力で永遠の空へ広がります:

固定されたものも、

動くものも、

彼が飛ぶ前に震えます。

6 ブリグたちは

あなたを人間の中に、

人々のために立てました、

宝のように、美しく、

呼びやすいものとして;

あなたを、アグニよ、

使者として、

選び抜かれた客人として、

天上の種族にとって

吉祥なる友として。

7 アグニよ、

七つの舌を持つ

最も巧みな犠牲の司祭よ、

司祭たちが厳粛な礼拝で選ぶ者、

すべてのヴァスたちの使者、伝令、

私は美味しい食物で仕え、

富を求めます。

8 友に富む力の子よ、

今日、

私たちの讃える者たちに、

欠けのない避難所を

与えてください。

おおアグニよ、

力の子よ、

鉄の砦で、

あなたを讃える者を

苦難から守ってください。

9 輝く者よ、

歌い手にとって

避難所となってください、

惜しみなく与える主よ、

礼拝する者たちの

避難所となってください。

歌い手を苦難から守ってください、

おおアグニよ。

彼は祈りで豊かになり、

早くすぐに来ますように。




解説

この第58曲は、アグニを「不死の力の子」「七つの舌を持つ巧みな司祭」「使者・客人・友」として讃え、儀式の成功・富・保護・避難所を祈る内容です。ブリグ族(アグニの祭司集団)の視点が強く、アグニの炎の広がりや輝きが生き生きと描かれています。

•1-3節:アグニの不滅性と使者としての役割。中空を測り、神々を招く。

•4-5節:風に駆られ、乾いた木を炎で広がる様子。雄牛のように突進し、すべてを震わせる力。

•6節:ブリグが人間の中にアグニを立て、宝のように美しい使者・客人・友として。

•7-9節:七つの舌の司祭として仕え、富を求め、歌い手と礼拝者に避難所を与えるよう祈る。

全体として、アグニの炎の活力と儀式における中心的な役割を強調し、ヴェーダの火の神としての多面的な魅力(力・美・保護)がよく表れた讃歌です。


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