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リグ・ヴェーダ 詩訳 ― 火の神が歌う世界の始まり  作者: はまゆう


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49/57

第1巻 第50讃歌 スーリヤ(太陽神)讃歌

1 彼の明るい光線が

彼を高く運びます、

すべての生きるものを知る神、

スーリヤ(太陽神)よ、

すべての者が彼を見られるように。

2 星座たちは、

盗賊のように、

彼らの光線とともに去っていきます、

すべてを見通す太陽の前で。

3 彼の先触れの光線は遠くに見え、

人々の世界の上に輝き渡り、

燃え盛る炎のように。

4 速く、すべて美しいあなたは、

おおスーリヤよ、

光を作る者よ、

すべての輝く領域を照らします。

5 あなたは

神々の軍勢のところへ行き、

人々のところへここに来ます、

ここに、すべてが見られる光を。

6 あなたが輝く目で、

忙しい人間の種族を見つめる

その同じ目で、

輝くヴァルナを見るように。

7 空と広い中空を横切り、

あなたは光線で

私たちの日々を測ります、

スーリヤよ、

すべての生まれたものを見通して。

8 七頭の褐色の馬が

あなたの車に繋げられ、

あなたを運びます、

おお遠くを見通す者よ、

神スーリヤよ、

輝く髪を持つ者よ。

9 スーリヤは

純粋で明るい七頭の馬を

車に繋ぎました、

車の娘たちを;

自分の愛する馬たちとともに、

彼は進みます。

10 闇の上にある

より高い光を見つめ、

私たちは来ました、

神々の中の神スーリヤに、

最も優れた光に。

11 今日昇る者よ、

友に富む者よ、

より高い天に昇り、

スーリヤよ、

私の心の病を除き、

私からこの黄色い色を

取り去ってください。

12 オウムとムクドリに、

私の黄色さを与えましょう、

またはこの私の黄色さを、

ハリターラの木々に移しましょう。

13 すべての征服する力とともに、

このアーディティヤは

高く昇りました、

私の敵を私の手に与え、

私が敵の餌食とならないように。




簡単な解説(全体の流れとポイント)この第50曲は、太陽神スーリヤ(Sūrya)を「すべてを見通す者」「光の創造者」「病を癒す者」として讃えた美しい讃歌です。リグ・ヴェーダのスーリヤ讃歌の中でも特に有名で、太陽の輝き・七頭の馬の車・病(特に黄疸)の癒し・敵の征服というテーマが織り交ぜられています。

•1-4節:スーリヤの輝く光線がすべてを照らし、星座が逃げるように去る様子を詩的に描写。

•5-7節:神々のところへ行き、人間を見守る。ヴァルナと同じ目で人間の種族を見る。

•8-9節:七頭の褐色の馬(または純粋で明るい七頭の娘たち)が車を引き、スーリヤが進む。

•10-12節:闇の上にある高い光に近づき、心の病(黄疸)と黄色い色を除くよう祈る。オウムや木々に黄色さを移す民間的な癒しの呪文。

•13節:締めくくりはアーディティヤ(太陽神群)として敵を自分の手に与え、勝利を祈る。

全体として、スーリヤを「宇宙の目」「光と癒しの源」「勝利の与え手」として描き、ヴェーダの太陽崇拝の核心を表現した一曲です。特に黄疸を癒す祈りの部分は、当時の医学・魔術的な側面も感じさせます。


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