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リグ・ヴェーダ 詩訳 ― 火の神が歌う世界の始まり  作者: はまゆう


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41/58

第1巻 第41讃歌 ヴァルナ、ミトラ、アリヤマン讃歌

1. 神々ヴァルナ、

ミトラ、

アリヤマンが、

極めて賢く守るとき、

彼は決して傷つけられません。

2. 彼らは満ちた手で富ませ、

すべての敵から守るとき、

彼は常に害なく繁栄します。

3. 王たちは彼から

苦難と敵を遠く追いやり、

彼を苦境から安全に導きます。

4. アーディティヤたちよ、

棘のない道です、

法を求める者にとって容易な道:

彼には

あなたがたを怒らせるものは

何もありません。

5. アーディティヤたちよ、

英雄たちよ、

あなたがたが正しい道で導く犠牲は、

あなたがたの思いに近づきますように。

6. 決して屈しない死すべき者は、

富とすべての貴重なものを得、

自分の子も得ます。

7. おお友人たちよ、

どうして私たちは

アリヤマンの称賛とミトラの称賛を

準備し、

ヴァルナの栄光ある食物を?

8. 私はあなたがたに、

敬虔な者を打つ者や、

悪口を言う者を指し示しません

ただ讃歌で

あなたがたを近づけます。

9. 彼は悪しき言葉を話すことを

愛してはなりません

すべてを四つ手の中に持ち、

それらが落ちるまで恐れるべき

唯一の者を。




簡単な解説(全体の流れとポイント)この第41曲は、ヴァルナ、ミトラ、アリヤマン(アーディティヤ神群)を「法(ṛta)の守護者」「保護者」「富と繁栄の与え手」として呼びかけ、彼らの守護のもとに害なく繁栄し、正しい道を歩むことを祈る内容です。リグ・ヴェーダのアーディティヤ讃歌の典型で、罪の自覚や悪口の戒めが強く、倫理的・道徳的な側面が際立っています。

* 1-3節:ヴァルナ・ミトラ・アリヤマンの守護で傷つかず、富に恵まれ、苦難から導かれる。

* 4節:法を求める者に棘のない道。神々を怒らせるものがない状態を祈る。

* 5-6節:正しい犠牲が神々の思いに届き、屈しない者が富と子孫を得る。

* 7節:友人たちにアリヤマン・ミトラの称賛とヴァルナの食物を準備するよう。

* 8節:悪人を指し示さず、讃歌だけで神々を近づける。

* 9節:悪しき言葉を避け、四つ手(ヴァルナの支配?)を持つ唯一の者を恐れる戒め。

全体として、アーディティヤ神群の「法と秩序の守護」「慈悲深い保護」を讃え、人間が正しい道を歩み、罪を避け、繁栄を得るための祈りが中心です。ヴェーダの倫理観(ṛtaの遵守)と神への畏敬が美しく表れています。


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