第1巻 第40讃歌 ブラフマナスパティ讃歌
1 おおブラフマナスパティよ、
立ち上がってください:神々に奉仕する人々が
あなたに祈ります。良い贈り物を与える者たち、
マルトたちが
私たちのところに来ますように。最も速いインドラよ、
彼らとともにいてください。
2 おお力の子よ、
死すべき者は戦利品が待つとき、助けを求めてあなたを呼びます。おおマルトよ、
あなたをよく愛するこの人が、良い馬と英雄的な力の富を
得ますように。
3 ブラフマナスパティが
近づいてきますように、女神スーンリターが来ますように、神々がこの五重の贈り物を与える儀式に、人類を愛する英雄を連れてきてください。
4 司祭に高貴な報酬を与える者は、決して衰えない名声を得ます。私たちは彼のために
英雄を与える
聖なる食物を捧げます、比類なく、容易に征服するものを。
5 今、ブラフマナスパティは
大声で厳粛な讃歌を語ります、そこでインドラとヴァルナ、
ミトラ、アリヤマン、神々が住処を作りました。
6 私たちが聖なる集会で、
神々よ、
その比類ない讃歌を
唱えますように、幸福をもたらすものを。おお英雄たちよ、
もしあなたがたが
恵み深くこの言葉を
受け入れるなら、それはあなたがたから
すべての至福を得ますように。
7 誰が敬虔な者に近づくでしょうか?誰が聖なる草を整えた者に?供物をする者は
人々とともにますます進み、彼は家を貴重なもので満たします。
8 彼は主の力を拡大し、
王たちとともに殺し、警戒の中でも安全に住みます。大きな戦いでも
小さな戦いでも
誰も彼を止めることがなく、征服しない
――雷を振るう者。
簡単な解説(全体の流れとポイント)この第40曲は、ブラフマナスパティ(祈りの主、言葉の神、祭司の守護神)を中心に呼びかけ、マルト・インドラ・ヴァルナ・ミトラ・アリヤマンなどの神々を伴わせ、儀式の成功・富・名声・英雄的な力・保護を求める内容です。カンヴァ家の視点が続き、ブラフマナスパティの「讃歌を語る力」が儀式の核心として強調されています。
•1-2節:ブラフマナスパティに立ち上がるよう呼び、マルトと速いインドラを伴わせ、馬と英雄的な富を求める。
•3節:女神スーンリター(真実・喜びの女神)と五重の贈り物(五つの感覚や五つの種族?)の儀式に英雄を招く。
•4節:祭司への報酬が永遠の名声を生む。英雄を与える食物の供物。
•5-6節:ブラフマナスパティが讃歌を語り、神々が住処とする。集会で唱える讃歌が幸福をもたらす。
•7-8節:敬虔な供物者が富を増し、戦いでも安全に。雷を振るう者の無敵性。
全体として、ブラフマナスパティを「祈りと讃歌の力の主」として描き、神々を招き、富・名声・勝利・保護を祈る讃歌です。ヴェーダの「言葉・祈りが現実を変える」という信仰が強く表れ、儀式の成功が人間の繁栄につながる構造が美しいです。




