表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リグ・ヴェーダ 詩訳 ― 火の神が歌う世界の始まり  作者: はまゆう


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/61

第1巻 第37讃歌 マルト讃歌

1 おおカンヴァたちよ、

あなたがたの

無敵のマルトの集団に歌いなさい、

車上で遊戯し、輝く者たちに。

2 彼らは自ら輝きながら生まれ、

斑点のある鹿とともに、

槍、剣、輝く装飾品とともに。

3 一人は、

まるで近くにあるかのように、

彼らが持つ鞭の鳴る音を聞きます。

彼らは道中で栄光を集めます。

4 今、あなたがたの歓喜する

マルトの軍勢に、

神から与えられた讃歌を歌いなさい、

激しく活力ある、強い者たちに。

5 牛たちの間で雄牛を讃えなさい;

それはマルトたちの遊戯の集団です

雨を飲むと強くなりました。

6 おお地と天を揺るがす者たちよ、

あなたがたが彼らを

衣の裾のように揺らすとき、

誰があなたがたの

最強の英雄でしょうか?

7 あなたがたの怒りの激しさの前に、

人は身を低くします:

岩の関節の山は屈します。

8 彼らが駆け出すとき、

地は、年老いた人の主のように、

彼らの道で恐怖に震えます。

9 彼らの誕生は強く:

母から出てくる活力があり、

力は、ええ、二倍も十分です。

10 そしてこれらの息子たち、

歌い手たちは、

彼らの駆け出しで境界を広げ、

牛たちが膝まで

浸かるようにしました。

11 彼らが道を行く前に、

雲の子孫を落とします、

長く、広く、

尽きることのないものを。

12おおマルトよ、

あなたがたの力が大きいように、

あなたがたは人々を地に倒し、

山々を落としました。

13マルトたちが通り過ぎるとき、

彼らは道で互いに語り合います

誰かが彼らの言葉を聞くでしょうか?

14 素早い馬とともに

急いで来てください、

カンヴァの息子たちの中に

あなたがたの礼拝者がいます。

彼らの中でよく喜んでください。

15 すべてが

あなたがたの喜びのために

準備されています。

私たちは彼らの永遠の奉仕者です、

命が続く限り生きるために。




簡単な解説(全体の流れとポイント)この第37曲は、マルト(Maruts:嵐の神々、ルドラの息子たち)を「無敵の軍勢」「輝く戦士」「地と天を揺るがす者」として讃え、彼らの力強さ・遊戯・雨の恵み・恐怖を呼び起こす姿を詩的に描いた内容です。カンヴァ家(作者集団)の視点が強く、マルトの集団性(軍勢・歌い手・息子たち)と自然現象(雷雨・山の震え・雲の子孫=雨)のダイナミズムが特徴です。

•1-3節:マルトの輝き・遊戯・鞭の音を描写。栄光を集める道中。

•4-5節:歓喜する軍勢に神からの讃歌を捧げ、雨を飲んで強くなる雄牛のイメージ。

•6-8節:地と天を衣のように揺らし、山が屈する恐怖。マルトの圧倒的な力。

•9-11節:母(プリシュニ?)から生まれた強さ、境界を広げ、雲の子孫(雨)を落とす。

•12-13節:人々を倒し、山を落とす力。道で語り合うマルトたちの神秘性。

•14-15節:締めくくりはカンヴァの礼拝者に喜びを、永遠の奉仕者として。

全体として、マルトを「嵐の戦士集団」「雨の恵みを与える者」「恐怖と喜びの両面を持つ神々」として描き、ヴェーダの自然崇拝と戦士信仰が融合した讃歌です。鞭の音や雲の子孫などの詩的表現が、マルトのダイナミックな魅力をよく表しています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ