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リグ・ヴェーダ 詩訳 ― 火の神が歌う世界の始まり  作者: はまゆう


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30/56

第1巻 第30讃歌 インドラ讃歌


1. 私たちはソーマの滴で力を求め、

あなたのインドラを

井戸のように満ち足らせます、

最も惜しみなく与える者よ、

百の力の主よ。

2. 彼は純粋なものを百、

乳と混ぜたものを千、

流れ落ちるように

彼の腹に注ぎ込みます、

深淵のように。

3. 強い者にとって、

恍惚の喜びをこのように作るとき、

彼は腹の中に海のように

部屋を作ります。

4. これはあなた自身のものです。

あなたは近づいてきます、

鳩が配偶者に寄るように

あなたは

この私たちの祈りにも

気にかけてくださいます。

5. おお英雄よ、

恵みの主よ、

讃歌で讃えられる者よ、

力と喜びが、

あなたを讃える者にありますように。

6. 百の力の主よ、

この戦いに助けを与えるために

立ち上がってください

他の戦いでも、

私たちが一致しますように。

7. すべての必要と戦いにおいて、

私たちは友として呼びます、

すべてのなかで最も力強いインドラを、

私たちを助けるために。

8. 彼が聞いてくださるなら、

千の種類の助けとともに来てください、

そしてすべてを強めるものを、

私たちの呼びかけに。

9. 私は彼を

強く抵抗する者として呼びます、

私たちの古い家の英雄よ、

昔、私の父が呼びかけたあなたを。

10. 私たちはあなたに祈ります、

おお多く呼ばれた者よ、

すべての貴重な贈り物に富む者よ、

おお友よ、

あなたの讃美を歌う者たちに優しい神よ。

11. おおソーマを飲む者よ、

雷を武器とする者よ、

私たちの美しい女性たちの友よ、

そしてソーマを飲む友人たちの友よ。

12. こうなりますように、

おおソーマを飲む者よ;

こう行動してください、

おお雷を振るう、

私たちの願いを助けるために。

13. インドラとともに

輝かしい宴が

私たちのものとなりますように、

すべての強めるもので富み、

食物に富み、

私たちが喜ぶように。

14. あなた自身のように、

歌い手たちの友よ、

あなたは動きます、

求められるように、

大胆な者よ、

車の軸を。

15. シャタクラトゥよ、

あなたが讃える者たちを喜ばせ、

満足させるために、

あなたの力で

軸を揺らしますように。

16. 噛みつき、

大きくいななき、

鼻息を荒くする馬たちとともに、

インドラは常に

偉大な宝を勝ち取りました

黄金の車を

彼は私たちから受け取りました、

そして私たちも

それを受け取りますように。

17. 来てください、

アシュヴィンよ、

耐久力ある力とともに、

馬と牛と金に富み、

おお驚異の業を持つ者たちよ。

18. 両者のために同じく繋いだ不死の車は、

おおアシュヴィンよ、

偉大な業を持つ者たちよ、

海を旅します。

19. 雄牛の額の高いところに

一つの車の輪を常に保ち、

もう一つの輪は空を回ります。

20. どの死すべき者が、

おお不死の暁よ、

あなたを楽しむのでしょうか?

どこであなたは愛するのでしょうか?

おお輝く者よ、

誰のところへ行きますか?

21. 私たちはあなたを

思いに留めています、

近くでも遠くでも、

赤く斑点のある牝馬のように。

22. ここへ来てください、

おお空の娘よ、

これらのあなたの強めとともに、

そして富を私たちに下してください。




簡単な解説(全体の流れとポイント)

この第30讃歌は、インドラを「ソーマの飲み手」「百の力の主」として呼びかけ、富(馬・牛・金)と勝利の希望を強く求めつつ、後半でアシュヴィン双神とウシャスの神話的な描写へ移行します。インドラの力強さとアシュヴィンの救済力、暁の美しさが混ざり、ヴェーダの多神的な豊かさを感じさせる一曲です。

• 1-5節:ソーマでインドラを満ち足らせ、腹を海のように広げて喜びを受け入れる描写。インドラの貪欲さと恵みの循環。

• 6-9節:戦いでの助けを求め、敵の排除と古い家(祖先の伝統)の英雄として呼びかける。個人的・部族的つながり。

• 10-12節:インドラを「友」「雷の武器を持つ者」として、願いを叶えるよう懇願。親密な呼びかけ。

• 13-15節:輝かしい宴と富、車の軸を揺らす力。シャタクラトゥ(百の知恵)の称号。

• 16節:馬のいななきとともに宝を勝ち取り、黄金の車を受け取る。インドラの戦士的勝利。

• 17-19節:アシュヴィン双神の車が海を旅し、雄牛の額と空に輪を保つ描写。宇宙的な動きと不死のイメージ。

• 20-22節:ウシャスを「空の娘」「赤く斑点のある牝馬」に喩え、富を下すよう祈る。暁の美しさと恵みの象徴。

全体として、インドラの力と富の授与から、アシュヴィンの救済、暁の光へと広がり、ヴェーダの神々が人間の願い(富・勝利・保護・美)を総合的に叶える姿を描いています。リフレイン的な繰り返しと神話的イメージが詩的な深みを加えてい

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