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第2戦:さくら、ペアします!(73)

更新です。

またも遅くなってしまい申し訳ありません。

年末年始に書ける時間もっと取れると思ったのですが。。

って事で決勝戦です。

楽しんで頂けたら嬉しいです。

 ●○●


「マスカッティア選手は さくらもち選手を軟禁(なんきん)して、試合に出られないようにしていました。」


 愛好(あいす)の言葉を、


「な、なにを根拠(こんきょ)にそんな事を言っているんだい?

 証拠があるってのか?」


 動揺(どうよう)を隠しながら抗議(こうぎ)の声を上げるマスカッティアに、


「はぁ、あなたはバカなんですか?

 ここに さくらもち選手が居る事が証拠でしょうに。」


 はぁ、やれやれって感じの声で愛好(あいす)が返した。


「さくらもち選手に、あなたが送ったメールを転送してもらいました。

 それで、軟禁場所を特定して救出し、今に(いた)る、と。」

「そんなバカな。

 監視してたけど怪しい動きはなかった。

 いったいどうやって!?」


 驚きの声を上げるマスカッティアに、


「やっぱり監視されてたんだよ。

 るぅちゃんの予想通り、だったんだよ。」


 さくら が返した。


「なんだって!?」


 驚くマスカッティアに、


「ちょっと細工してたんだよ。」


 さくら があっけらかんとして声で返し、


「その辺の話は〜(なごう)なるから〜端折(はしょ)らしてもらうな〜。」


 ひまわり が言葉を継いだ。

 それを聞いたマスカッティアが、


「ぐぬぬぅ!?」


 (くや)しそうな声を漏らすも、


「そ、それでどうしようってんだい?私を失格にするのかい?

 それがどういう事かわかってんだろ、愛好(あいす)。」


 不敵な笑顔をひきつらせながら、強気な言葉を返した。

 MCと観客がどう反応していいのかわからず見守っている。

 そんな空気感を感じつつ、


「いいえ、このまま決勝戦を始めます。

 これは さくらもち選手、京姫(スフレ)選手両名の希望ですので。」


 発した愛好(あいす)の言葉に、


「へぇ、京姫(あんた)ドッガス(こいつ)に勝てるってのかい。

 面白い、あんたらが勝ったら(いさぎよ)くアレを解放してやるよ。」


 マスカッティアがニヤリ顔を隠しながら返した。

 それを聞いて、


 MC「それでは決勝戦を始めますね。」

 MC「観客達(おーまえら)ー、(もー)り上がる準備(じゅーんび)はー、出来(でっき )てるんだぜー?」


 MCが(あお)った。

 けれど観客からは、どう盛り上がったものか、って雰囲気が感じられる。

 そんな観客たちに、


(わたくし)たちが余裕で勝つなのですわ。

 ですから、しっかり盛り上げてほしいなのですわ。」


 京姫(スフレ)が勝利を宣言し、


「みんなー、応援よろしくなんだよー!」


 闘技場に上がってきた さくら が右手を突き上げて(ブイ)サインを見せながら声を上げた。


 うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


 そんな2人の言葉に観客たちが乗っかり、声援が湧き上がった。


「はん、お笑いだね。

 あんたらみたいなチビがドッガス(こいつ)のパワーに(かな)うと本気で思ってんの?」


 マスカッティアが相変わらずの女王様気取りで言い返してくる。

 そんな会話を断ち切るように、


 MC「開始カウント、いきますね。」


 というMCの言葉のあと、


 (ファイ)(フォー)(スリー)(トゥー)(ワン)、ファイッ!


 電子音声が試合の開始を告げた。


 ○●○


 電子音声の開始宣言が聞こえたのと同時に さくら がドッガスに向かって()け出した。

 近付いてくる さくら を、


「どりゃぁぁぁぁぁ!」


 (むかえ)()とうとして振られたドッガスの巨大鎚(ハンマー)が、


 ブーーーーーン!


 轟音(ごうおん)(うな)らせながら迫ってくる。


速度(スピード)増加(プラス)レベル15(マックス)。』


 けれど、速度を上げた さくら を(とら)えられず、大きく空振(からぶ)った。

 いつもならふっ飛ばされ、壁に激突しているはずの さくら が居ない事に戸惑うドッガスの肩の上から、


「ここなんだよ!」


 さくら が楽しげな声を掛けた。


「そこかーーー!」


 ドッガスが頭上の さくら 目掛けて巨大鎚(ハンマー)を振り下ろしたが、すでに さくら の姿はなかった。

 すごい勢いで振り下ろされた巨大鎚(ハンマー)が、


 ドゴーーーン!


 大きな激突音を響かせ、ドッガスの頭を打ち砕いた。

 ※ような衝撃を与えた、って事です。

 自身への攻撃でドッガスのHP(ヒットポイント)が残り38%になっていた。

 脳震盪(のうしんとう)でふらふらしているドッガスが、


 ドゴン!


 巨大鎚(ハンマー)を落とした。

 そうなると予想していた さくら は既に距離を取っていた。


速度(スピード)増加(プラス)レベル15(マックス)!」


 速度を上げ、たたっと助走、からタタンとツーステップ。

 加速力を加えた|側方倒立回転1/2捻り《ロンダート》から後方倒立回転(バクテン)に繋げる勢いを使ってあっさりと、


 原爆投げジャーマン・スープレックス


 で投げ落としながらドッガスの体を飛び越えて、


 トン


 着地と同時に床を蹴って飛び上がり、


 クルクルッ


 と前方宙返り(ぜんちゅう)2回転で勢いをつけて、


 ゴン!


 ドッガスの臀部(おしり)に両膝をぶち込んだ。

 ※この技、RJNの詳細は第1戦:さくら、挑みます!(41)を参照して下さい。


 (ロンダート・)(ジャーマン・)(ニードロップ)の強烈な連続攻撃によるダメージでドッガスのHP(ヒットポイント)(ゼロ)になった。


 さくら がイエーイって感じに両手ピースを上げて観客にアピールしてみせると、


 うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


 今までとは逆にドッガスがあっさり倒されたのを見て驚きのあまり沈黙していた観客から大歓声が沸き起こった。

 その声に手を振って返しながら、さくら が京姫(スフレ)が待つ闘技場の端に向かっていくと、


「さすがはちぃねぇなのですわ。」


 ニッと微笑みながら右腕を上げ、手の平を さくら に向けた。


 パン!


 その手に さくら が右手の平を打ち当て、ハイタッチして、


「あとは(まか)せたんだよ。」


 声を掛けた。


(まか)されたなのですわ。」


 力強く返した京姫(スフレ)の目がマスカッティアを睨みつけている。

 残るは”マスカッティア”のみ。

 戻ってきた さくら と交代し、京姫(スフレ)が力強く1歩踏み出した。

「決勝戦、ドッガスさんをぶっ飛ばしたんだよ。」

「もっちゃ〜ん、さすがやで〜。」

「力だけだったし、すぐに終わっちゃったから楽しめなかったんだよ。」

「せやな〜、もっちゃんの〜Dランクの試合は〜これで最後やもんな〜。」

「だよ。あとはれっちゃんがしっかり決めてくれるんだよ。」

「次回は〜はよ更新されたらええな〜。」

「お楽しみになんだよ。」

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