第2戦:さくら、ペアします!(72)
遅くなってしまい申し訳ありません。
更新します。
ついに始まった決勝戦。
だが、そこには!?
楽しんで頂けたら嬉しいです。
(21)
MC「お待たせ致しました、ついに決勝戦ですね。」
MC「Dランクの試合もー、こっれで最後だぜー!」
そんなMCの言葉に、観客席は盛り上がる様子を見せなかった。
これまでの試合を見てきて小柄の さくら と京姫では相手にならず、"マスカッティア"の瞬殺で終わる。
そんなつまらない試合になる予感しかなかったのだ。
観客席の空席も増えきているように見える。
そんな空気を感じつつも、
MC「そ、それでは選手に入場してもらいますね。」
MC「まっずはー、Dランクの2位ー、ららりんくる を倒して勢いに乗ってるー、デュアルスイーツの登場だぜー!」
うぉぉぉぉ、ぉぉ、、ぉ?
デュアルスイーツの登場を盛り上げようとした観客が、待機室から姿を現したのが京姫と ひまわり の2人だけなのを見てざわついている。
MC「おや、さくらもち選手が居ませんね。
何かトラブルでしょうかね?」
ざわつく観客を気にする様子もなく京姫は闘技場に、ひまわり はセコンドスペースに上がった。
京姫の怒りのこもった視線が相手チームの待機室に向けられている。
MC「京姫選手、さくらもち選手は、、。」
問い掛けようとするMCの言葉を遮って、
「後で説明するから、あいつらを呼ぶなのですわ!」
相手チームの待機室を指差しながら、京姫が怒気の籠もった声を発した。
何かあるだろう事を察しながら、
MC「了解です、では"マスカッティア"入場して下さいね。」
MC「さぁー、Dランク1位のー、登場だぜー!」
MCが盛り上げようとするも、観客席はざわついたままだった。
呼ばれたマスカッティアのドッガスがいつものようにキャトネラが座る豪奢なイスごと担ぎ上げ、のっしのっしと闘技場に上がってきた。
闘技場の端に下ろされたイスに座ったまま、
「あららぁ、あんた1人なのぉ、お仲間ちゃんはぁどうしちゃったのかなぁ。」
キャトネラがバカにしたような声音で京姫を挑発するような声を掛けた。
「お前、ちぃねぇに何をしたなのですわ!」
京姫の怒声にも、
「なぁんの事かしらぁ。」
のらりくらりと受け流すキャトネラに、
「ちぃねぇに何かしたのなら、許さない、なのですわ!」
今にも殴り掛かりそうな京姫に、
「れっちゃ〜ん、熱〜なったらあかんで〜。」
ひまわり がおっとりと声を掛けた。
「キャトネラは〜、突っかかったら〜調子にのんで〜。」
なんて事を言われ、
「はぁん、誰が調子にのってるんだってぇ!」
キャトネラがあっさりキレた。
「ほらな〜、ちょろババァなんやから〜こっちは冷静にならんと〜。」
諌めようとする ひまわり にも、
「るぅねぇは何でそんなに冷静なのですわ!」
京姫が怒りをあらわに言い返す。
そんなやり取りを聞いていたMCが、
MC「あ、あの、その話って長くなりますかね?」
おそるおそる問い掛けると、
「え、ああ、そろそろなのですわ。
時間稼ぎ大変だったなのですわ。」
京姫がさっきまでの様子が嘘のように普通の声で返した。
MC「そろそろー?、時間稼ぎー?、ってどーいう事なんだぜー?」
MCの不思議そうな声の問い掛けを聞き流して、
「ほんと、キャトネラってやる事が単純過ぎなのですわ。」
京姫が、はぁやれやれって感じの声を掛けた。
「はぁ、何言ってんだクソガキぃ!
っと、わたしが何かしたとでも言いたいのかぁい。」
キャトネラがキレかけながらも、冷静を装って返した時、
「おっ待たせーなんだよ!」
突然、さくら の元気な声が響き渡り、
「んなっ!?」
キャトネラが変な声を漏らし、声のした方に目を向けた。
観客たちも声のした闘技場の入場扉の方に目を向けた。
そこには1人の女性にエスコートされた さくら の姿があった。
さくら の隣に立つ女性を目にしたキャトネラが、
「な、なんでお前が!?」
驚愕の表情で、驚きの声を漏らした。
さくら を伴って闘技場に上がった女性が、
「久しぶりね、キャトネラ。
あなたがやった事とか諸々、ちゃんと裏とりましたから。」
にこやかな表情で威圧的な声を掛けた。
MC「あの、真千夜愛好様ご説明頂いてもよろしいのですかね?」
あまりの急展開に付いていけないMCが口をはさんだ。
観客たちも急展開についていけずざわついている。
『これ、ものすげぇヤバいっての、バックレるしかねぇ。』
とか考え、
『退出。』
大慌てでログアウトしようとしたが
『え、なんで!?』
出来なかった。
「もちろん、説明させて頂きますよ。
ああ、それとキャトネラさん、逃げられないようにアカウントをロックしておきましたから。」
「てめぇ、何してくれてんだ!」
喚くキャトネラを無視して、
「皆様こんにちは、わたしは壱御野システムズの主任プログラマーの真千夜愛好です。
今回の件について、ご説明させて頂きます。」
愛好が自己紹介し、説明を始めた。
「お待たせしたんだよ」
「相変わらず〜更新おそおそや〜。」
「作者さんがお詫びしといてって言ってたんだよ。」
「みなさ〜ん、堪忍やで〜。」
「で、決勝戦nなんだよ。始ま、らなかったんだよ。」
「その辺は〜次回に期待やな〜。」
「お楽しみに〜なんだよ。」




