第2戦:さくら、ペアします!(71)
お待たせしてしまい申し訳ありません。
更新します。
試合を終えたデュアルスイーツとららりんくるは!?
第2戦残り5〜6回くらいの予定。
なんとか年内に終わらせたいと思ってます。
楽しんで頂けたら嬉しいです。
◇◆◇
「WINNER、デュアルスイーツ!」
電子音声が優勝チームの名を告げると、
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
観客席から大歓声が沸き起こった。
MC「壮絶な結末になりましたね。」
MC「わーずかにー、HPを残してー、デュアルスイーツの勝利だぜー!」
観客の歓声を聞きながら、試合を終えてダメージが消えた4人が立ち上がった。
「くっそー、引き分け延長に持ち込めた思たのにー。」
ららりん が悔しげな声を上げた。
「ほんとうに、なぜ京姫さんだけHPが残ったのでしょうか?」
りんくる も不思議そうな表情で呟いている。
そんな2人に、
「うちが〜説明したるわ〜。」
武闘場に降りてきていた ひまわり が声を掛けた。
MC「それは私たちも聞きたいですね。」
MC「観客たちもー、聞きたいとー、思ってるぜー!」
MC「解説、お願いしてもいいですね?」
MCからも声が掛かり、
「ほんなら〜説明しよか〜。
それは〜、、。」
と、勿体つけて言葉を切って、
「なんやろな〜?」
ビシッ!
「そんなんええねん!」
ボケる ひまわり に ららりん が突っ込んだ。
「おお〜、ナイス突っ込みや〜。」
ギリギリギリ
「さっさと言ーえーやー!」
ららりん が ひまわり のこめかみをぐりぐりし、口元をひくつかせながら超突っ込んだ。
「い〜たたた〜、や〜め〜て〜。」
ららりん に解放された ひまわり が、
「せっかちは〜嫌われんで〜。
理由は〜足やで〜。」
こめかみをさすりながら答えた。
「ああ、せやったんか。
焦って気付けんかったわ。」
ららりん がその答えの意味にすぐに気付いた。
「うちと、りんくる の足が壁になってもたんやな。」
「その通りや〜。」
2人の説明に、
MC「なるほど、京姫選手が ららりん選手と りんくる選手の上に乗っていたから、なのですね。」
MC「その足がー、壁になった事でー、音が通らなかったー、って事なんだぜー!」
MCが乗っかり、解説を加えた。
「くっそー、めっさ僅差やのに。」
「負けてしまいましたね。」
そう言って、ららりん と りんくる が手を差し出し、
「ほんと、ギリギリだったなのですわ。」
「すごくすっごくすごく楽しかったんだよ。」
さくら が ららりん の、京姫が りんくる の手を握り、力強く握手をかわした。
MC「それでは、ららりんくる のお2人にお話を、、。」
言いかけたMCの言葉を遮って、
「敗者の語りとかいらんて。
せや、なぁさくらもっちゃん、うちらとフレンドにならへん?」
ららりんがさくらに声を掛けた。
「えっと、どうなんだよ?」
さくら が ひまわり と京姫に顔を向けると、
「ええと思うで〜。」
「いいと思うなのですわ。」
2人が快諾の返事を返してきたので、
「それじゃ、よろしくなんだよ。」
そう言って、フレンド登録の画面を表示させた。
簡単な操作で、ららりんくるの2人がフレンドに追加された。
「ほなな!」
「また試合しましょうね。」
そう言って待機室に戻ろうとする2人に、
「これから私の部屋でお茶するんですけど、ご一緒されませんか?なんだよ。」
さくら の提案に、
「おおっ、それええやん。」
「ぜひ、お邪魔させて下さい。」
2人が即答した。
そんな和やかムードの5人に、
MC「あの、話が弾んでおられるようですが、ららりんくる のお2人、インタビューよろしいですね?」
MC「楽器の事とかー、語ってほしいんだぜー!」
MCが声を掛けた。
「語るってもなぁ。。」
ららりん の思案顔の呟きに、
「でしたら、この5人で語り合う、というのはどうですか?」
りんくる が提案の声を掛けた。
「それ、おもろいやん。
さくらもっちゃんはどない?」
ららりん に声を掛けられ、さくら が京姫と ひまわり に目を向けた。
2人が頷いているのを確認し、
「オッケー、なんだよ。」
さくら が返した。
それを聞いていたMCが、
MC「それでは皆様にお話をうかがいますね。」
MC「そっれじゃー、熱くー、激トークるんだぜー!」
乗っかった。
それから5人のおしゃべりがあまりにも盛り上がってしまったので、
MC「そろそろ時間なので、ここまでですね。」
MCが止めに入った。
ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!
観客席から怒涛の不満声が巻き起こるも、
MC「残念だけどー、次の試合が、待ってるんだぜー!」
話は中断され、デュアルスイーツと ららりんくる はそれぞれの待機室に戻った後、さくら の部屋で合流した。
◇◆◇
「かんぱーーーい、なんだよ!」
さくら の音頭でお茶会が始まった。
お茶菓子を買ってきてくれた妹が合流し、6人の楽しい時間が始まった。
「ほんま、最後のんは惜しかったで。」
「ですね、引き分けに持ち込めたと思ってました。」
「延長になったら、厳しかったんだよ。」
「せやな〜、延長になってたら〜負けとったやろな〜。」
同意するひまわりに、
「わたくしも今回ばかりはダメだって思ったなのですわ。」
京姫も同意の声を発し、
「でも、HPの残りを見た時はびっくりだったなのですわ。」
付け加えた。
「けんど必殺技、ネタばれしてもたから次はないで。」
不敵な笑みの ららりん の言葉に、
「せやね〜ん、必殺技な〜まだ半完成〜って感じなんよ〜。」
ひまわり が返した。
そんな事を話ながら盛り上がっていたら、
ピピピピピ♪
さくら にメールが届いた。
「ごめん、メールなんだよ。」
そう言ってメールを確認した さくら がほんの一瞬だけ、訝しげな表情を見せた事に誰も気付いていなかった。
メールの内容を確認した さくら が、
「ごめんなんだよ、ちょっと出掛けてくるんだよ。」
そう言って立ち上がり、部屋の隅の転送円に入った。
「姉様、どちらへ?」
妹の問い掛けに、
「ごめん、急ぐから後でなんだよ。」
言いながら妹と目を合わせ、指で何かのサインを見せてから小さく手を振り、転送円の中に消えた。
そのまま、さくら は決勝戦の時間になっても戻ってこなかった。
「長らく〜待たせてもて〜ごめんな〜。」
「作者に代わってお詫びするんだよ。」
「なんか年内に〜2戦終わらせるとか〜言ってるな〜。」
「これから年末で忙しくなるけど、大丈夫なんだよ?」
「ま〜、頑張ってもらうしか〜ないな〜。」
「次回から決勝戦、なんだけど最後のあれは何なんだよ?」
「不安しかないな〜。」
「と、とにかくお楽しみになんだよ。」




