十六話、あなたは……? え? 短パンニーソの神様……!? う、美しすぎる……!
短パンニーソ、嗚呼、短パンニーソ。
貴方は短パンニーソの神様!? え!? 私を信者として認めてくださる……!? あ、ああああああああああああああ!! 短パンニーソの神様!! 短パンニーソ!! 良い匂い!! ああああああああああああ!!! 短パンニーソ、汗、、臭い・!!!!!rf
短パンニーソ、短パンニーソ、短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ短パンニーソ
◆◇◆
眼鏡の魔王アルスター・サナライオ。彼は険しい顔で竜に跨る、彼の殺意に中てられた鳥は息を詰まらせ墜落する。
「シャバウォック、あとどれほどで着く」
四天王最強のアホ毛/シャバウォック鈴木。彼女は竜形態で二人を背に乗せる姿は雄々しくも禍々しいものだ。
「全力でも8時間。メラルの謎バフのおかげであと2時間っす」
四天王最弱の不審者/メラルド・エウンテーラ。彼のスカートの中が見たい。
「僕だけ紹介文酷くね?」
「何の話だ」
「メラルはいつもあんなですよ」
「そうだな」
アルスターは淡白な声で淡々と返答し、また先を見据えた。
「(メリーちゃんいなくて荒れてんなぁ)」
「(鈴木さんは竜形態でも胸ないなぁ)」
その時、メラルドのアホ毛(鈴木から貰った)が反応した。
「あのさ、まおまお様。家族ってどう思う?」
「家族? あ、ああーいんじゃないか? なあ、シャバウォック」
「え? うん、良いと思う」
軽く返答する。
「(魔王、自然発生だから知らんけど)」
「(鈴木、両親はバラバラにしちゃったから知らんけど)」
最低な内面を除かせつつ、会話は絶たれる。
「なんかさ、メリーちゃんがまおまお様と鈴木さんを家族だと思ってるんだってさ。鈴木さんのアホ毛ネットワーク情報」
「シャバウォックのアホ毛って通信機能もあったのか」
「いやいや、ねぇっすよそんなの」
食い気味に聞くアルスターに全力で否定する鈴木。
「家族で思ったんだけどさ、まおまお様、いつメリーちゃん妊娠させんの?」
「シャバウォック、コイツ落としていいぞ」
「うい」
ぷっぷー、メラルドは空中へ吹っ飛び星になった。鈴木の背中から突然、槍が飛び出たのだ。
「いきなり何するんだ! 危ないじゃないかっ☆」
「当たり前のように元の位置に瞬間移動してる奴の台詞じゃない。ってか何で槍で突かれて効果音がぷっぷーなんだよ」
「コイツ、ほんと何したら死ぬんだろ」
メラルドはHAHAHAと笑う。もう一回星になった。
「まおまお様のまおまお様ってこの前測ったら40センチあったじゃん? それを事前準備無しに使われるとメリーちゃんが壊れ――――」
「シャバウォック、コイツ殺していいぞ」
「うい」
メラルドは小腸撒き散らして爆散した。
「お前ら人間じゃねえ!!」
「魔王だからな。加えて言うならお前も人間じゃないだろ」
「小腸撒き散らして喋ってる奴が人間語ってて草」
メラルドは文句を言いながら小腸に挽肉を詰めてゆで始めた。
「エウンテーラのソーセージ、一本120円だよー。女の子の汗味の唐揚げもオススメだよっ☆」
「別の意味にしか聞こえないな、一本くれ」
「人の上でソーセージ作んな。あと何で血が一瞬で消えてんだよ」
アルスターはエウンテーラソーセージを齧った。美味しかった。
禁とかウイルスの関連は問題なかった、メラルドだから。
「全く……あ、そうだ。王国にやべー子いるから気を付けた方が良いよ」
「やべー子?」
「メラルよりやべー奴? それはない」
鈴木はエウンテーラソーセージを食った。美味かった。
「いやいや、そのベクトルちゃうねん――――聖域の覇王がいたんよ」
「聖域の覇王……フィリア・リザリッドか……!?」
「……あー」
黒翼の覇竜、西方の英雄、天界ヲ喰ッタ邪竜、魔王殺し、聖女にして魔王、リセシードの守護竜姫、Sランク筆頭、ラプラス後継者――――不死竜フィリア・リザリッド。
「一回見たけど、ありゃ無理だね~僕の能力、たぶん一つも効かない」
「…………」
「聖域の覇王じゃ……ちょっと、鈴木もきつい、かな」
メラルドと鈴木は弱音を吐く。しかしそれも仕方ない。仕方ないと思えるほどの相手なのだ。
「まおまお様?」「上司?」
「……もしフィリア・リザリッドと戦うことになれば、俺が出る」
魔王アルスターは宣言する。
聖域の覇王と戦うのは己だと。そして続ける。
「だが『戦わなければメリーを誘拐できない』という状況以外は全力で逃げる方針だ。もし出会ってもまずは対話からだ」
「上司ー、格好悪いよ」
「鈴木さん、ここは慎重派って言ってあげようぜ」
そんなノリの中、魔王一行は進んでいった。
「(うちの奴隷を、よくもまあ奪えたものだなぁ……この野郎)」
◆◇◆
「……つまりメリー嬢は、誘拐された、というわけか」
「……はい」
メリーの目の前には黒髪の少女――フィリアがいた。
フィリアは瞳を一秒ほど伏せると、結論を告げた。
「メリー嬢、ものは相談なのだが……私と行動を共にすることは可能か?
勿論、君の彼氏に出会えば解散で構わない」
「……? な、ぜ……? と、いう、か……別に彼氏、では、ないですが……あぅ」
「頬を赤らめていては説得力に欠けるな。いや、片想い、ということかな?」
「あぅ……」
「ははは、これは失礼した」
メリーはその提案に首を傾げる。その行動によって齎されるフィリア側のメリットが見えないからだ。
「で、理由だが…気分だな。前提として私はこの王城を叩き壊す予定だ。
その際にメリー嬢がここにいると巻き込みかねん。巻き込んで殺してしまうと非常に後味が悪い、助けられる状況なら尚更だ。
ゆえに気分。さて、何か疑問はあるかい?」
「いい、え。納得、しました」
簡潔に告げられ、メリーは納得する。同時に目の前の人物像を掴み始めていた。
「(この人は、誠実な人、だ)」
今の対応は一般的に見ればあまり良い言葉ではないだろう。『お前を助けたのは気分だ』などというのはロマンティックさが欠片も無い。
だが、目の前の少女は真っ直ぐな瞳で『本音』を打ち明けているのだ。そのストレートな物言いが彼女の誠実さを表していると言ってもいい。
「改めて聞こう。私と行動を共にすることは可能か?」
「はい、問題 ありません。アルスター様が見つかるまで、お供、させてください」
フィリアはうん、と頷くと牢屋の鉄格子を破壊した――――指で触れただけで。
「(!? 鉄格子、が……一瞬で灰みたいに、崩れた……!?)」
「いくよ」
「は、はい」
メリーは立ち上がり、フィリアの後を着いていく……が。
「……手は必要か」
義足に慣れておらず、転んでしまう。
「いい え、足手纏い、になる気は、ありません――――【第十三ノ使徒‐|死影】」
「(……固有魔法)」
メリーの傍に骸骨兵が現れる。これがメリーの所有する固有魔法である。そして――――メリーの身体がミンチになった。
小腸、脳漿、骨、目玉、その全てが超強力なミキサーに掛けた結果のようなモノが目の前に散らばる。見るモノが見れば嘔吐しトラウマとなっているレベルの光景だ。
「…………」
フィリアは頬に付いた血痕を指で拭い、見てみる。
すると今度は血痕は光の結晶となり霧散しだした。
「……固有魔法の代償か」
「…………はい、力を借りる代わりにその人の死因を体験すること。それが条件です……代償で受けた傷はすぐに治りますので、ご安心を」
「生きたまま挽肉にされた死者……か、中々珍しい死に方だな」
「ええ、本当に……じゃあ、おねがい」
骸骨兵はメリーを抱き上げて移動する。この状態で行くようだった。
某TS英雄)40センチ? ふふ、私の旦那さんの勝ちですね!




