涙
シルバにかつがれようやく拠点へ帰ってきた仁たちをルードたちが迎える
「帰ってきた!仁さんが帰ってきた!!」
ルードが気づきこちらへ走ってきた
「心配しましたよ仁さん良かったです帰って来てくれて」
ルードが涙を薄っすらためて話しかけてくる
「すまねぇなお前たち」
「いえ全てはまだ弱い自分たちが悪いのです、あの場所にいたら何人かは死んでしたかもしれませんから」
クリスが拳を悔しそうに握る
「アドゥとノイマンは?」
俺は気絶させた二人がどうしているか気になった
「それが…」
クリスがいいどもると同時に拠点から白い炎が立ち込めた
ずんずんと怒り肩で歩いてくる人影が
「ノイマン、すま」
俺が謝っている途中でノイマンから強烈なビンタをくらう
バシーンと大きな音をたて、回復しきっていないおれは地面に倒れ込む
そんな俺に馬乗りになったノイマンはなおビンタを繰り返す
あわててルードとクリスが止めにはいる
羽交い締めにされたノイマンの顔は涙でグズグズだった
「私がどれだけ心配したと思っている」
「すまない」
ノイマンのその言葉におれは謝ることしか出来なかった
「目覚めて、隣に君がいなかった時の私の気持ちが君にわかるか?」
「・・・」
「こんな気持ちは初めてだよ、仁、君の判断が間違ってるとは思わないし、合理的だとおもう、だけど、いま誓ってくれ、二度とこんなまねはしないと」
あの状態で、今回の選択が間違っていたと俺も思わない
しかし、その結果がこれだ
「誓うよ、そのために俺も強くならねぇとな」
ヘタすれば死んでいた、おれはどこか慢心していたのかもしれない
この世界では君たちは一般人と変わらない、いまさら神のいっていたことを思い出した
ノイマンは俺にまたがったまま泣きつかれて寝てしまった
「けが人をベットにするんじゃねぇよ」
おれはノイマンを起こさないように慎重に立ち上がる、視線を上げた先には剣を構えたアドゥがいた
「ランスロットノイマンを頼む」
「あいよ」
ノイマンをランスロットにあずけ魔石剣を手に取る
正直体はボロボロでろくに動きそうにないがこれは避けてはいけない試合だ
全員がその何かを察して誰も止めにはいらない
「こいよ、アドゥ」
俺が手招きをするとアドゥは身体強化を使い猛スピードで詰め寄ってくる
「スキルダブルスラッシュ!!」
2つに重なる剣撃を受け流し、アドゥの腹を蹴り上げる
「っく」
ダメージが残る体ではまともに入ってもダメージは入っていないのかアドゥはすぐに立ち上がり向かってきた
「まだまだぁ!!」
「甘いな」
今度は受け流す途中で衝撃の方向を変えてアドゥの剣を弾き飛ばす
剣を失い倒れ込んだアドゥの首元に剣を向けた
「やっぱかなわないなぁ」
弱弱しい声をもらすアドゥ、その顔はノイマンのように涙でグズグズだった
「仁さんおれは強くなります、今度は守られる側じゃなく、背中を預けてもらえるように」
「楽しみにしてるぜ」
おれは魔石剣を収納して代わりにてを差し出した
瞬間また俺の意識はまた途絶える
「流石に疲れた・・ぜ」




