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カンスト報酬は異世界で  作者: ジャージガイ
16/40

Aランクの依頼

ノイマンに服をきせ、仁とノイマンは食堂に向かう

扉をくぐると仁達をみた他の客がなにやらひそひそしていた


席につき聞き耳をたてると、どうやら昨日のドラゴンの話らしい

「あれが新しいドラゴンキラーか」

「意外と弱そうなやつだな」

ひそひそひそひそと鬱陶しい、無視して席につくと目の前に大男が仁王立ちしていた


「てめぇがドラゴンキラー?冗談だろ?」

「ドラゴン殺したからなんだってんだ俺らは朝飯がくいてぇんだ、席を変えるぞノイマン」

「あぁ?びびっちまったのか?」

仁の頭をつかみ撫でながら押さえつけた


「今すぐこの手をはなせ、糞ゴリラ」

「あぁ?いまなんって…いっ」

「もう一度だはなせ」

食堂中に広がる濃い殺気、少し離れた奴ですら意識を失いかけている程の殺気間近でうけた大男は例にもれず気を失い倒れた


「すまない、朝食を貰えないか?」

ノイマンが空気を壊しながら注文をとってもらうためにウェイトレスの少女をよんだ

「え?…あっはいただいま」

少女は殺気に当てられてうしなった正気を取り戻し、厨房にはしる


大男を放置して運ばれてきた朝食を食べながら今後について話す


「これからどうするのだ、仁」

フルネーム呼びから下の名前になった事に少し羞恥心を覚える仁

「とりあえずまたジルの所にいって冒険者カードを受け取ってなにか依頼をうけよう」

「そうかわかった」

返答をしながら朝食の魚を一口台に切り分けるノイマン

その魚を自分で食べるわけでもなく、仁の口の前にもっていく


「なっなんだよ」

「ん?恋人たちは毎朝これをやるんだと研究員達が話していたがちがうのか?」

「恋人ってお前」

ん?っと首を捻るノイマン

「責任をとるのではなかったのか?」

ちっと舌打ちしながら魚をだべる仁

「これでいいのか」

「あぁそれでいい」

満足そうにすこし笑うノイマンを直視できず目をそらす仁


そのようすをキラキラしながらみるウェイトレスの少女、にやにやする厨房の親父、さっきまで震えていた他の冒険者たちが見守る

「なっ!なに見てやがる!みせもんじゃねぇぞ!」

「ふふすみません」

「いやまぁ仲良いことはいいことだぜにぃちゃん」

先程の殺気はどこえやら、桃色の雰囲気が食堂を包む


「ちっさっさとくうぞノイマン」

「何をいっているんだ仁わたしはもう食べ終わっている」

「なっ!」

仁は急いで朝食を口にいれ食堂をでた


食堂をでて向かうは役所

冒険者カードを受け取りにいくのと、にやけるランスロットとジル、そしてソフィアが待ち構えていた


「おはようお二人さん、よく眠れたか?」

「てめぇ」

仁はランスロットを睨み付ける、変なもん食わせやがってそんな恨みを込めて


「まぁまぁそんな怒るなよ番犬ちゃん、そんな怒っちゃ大事なもの守れなくなるぜ」

その瞬間ノイマンの方に一つの気配が表れる


手にはキラリと光るナイフ

一瞬過ぎてノイマンはまだ気づいていない


仁は足に全ての力を集約させ表れた刺客に飛び付いた


「えっ、はや!」

魔力を帯びて音速を越え光速に近付かんとする仁のスピードに反応しきれず顔を捕まれ壁に押し付けられた


「痛い痛い痛い!」

仁のアイアンクローに悲鳴をあげる


「てめぇらどういうつもりだ」

「いやすまねぇ俺はとめたんだけどさ、そいつがどうしてもっていうから」


「だから痛いっす、はやく離して欲しいっす」

謎の少年がギブアップと言わんばかりに手を叩く


「悪いが離してやってくれ」

「まぁいいか」

敵意はもう感じない、仁はそのまま手を離した


「いてっ、もぉ優しくおろしてほしかったっす」

少年は落とされ尻をさする


「ほれ自己紹介しとけ」

「うす、王直属軍所属パーシバルっすよろしくっす」

ランスロットに言われ自己紹介を始めるパーシバル


ペコッと会釈をして終わり、軽い自己紹介だ

「俺は海道仁、こっちはノイマンだ」

「よろしく」

こちらも軽い自己紹介を返す

「いやぁそれにしてもつよいっすね、話に聞いてた以上っす」

「お前もなかなかだったぜおれが気配に気づけないとは恐れ入る」

両者互いの力を認め握手を交わした

「いったろ、おまえの敵う相手じゃないってよ、まぁ仁も彼女を狙われたらな」

その瞬間ランスロットに仁の拳が襲いかかる


「てめぇなんで知ってやがる!」

「まじか!かまかけただけだったが、まぁドラゴンの肝を食ったんだ我慢なんてできるはずねぇわな…あっやべ」

引っ掛かった仁を馬鹿にするランスロットはなにか喋ってはいけないことをばらしてしまったようだ


役所中に吹き荒れる風、ジルが真顔でランスロットを睨み付けていた

「ランスロット?それは聞き捨てなりませんよ?ドラゴンの肝は第一級禁食部位のはずですが」

「いっけね、おれ王宮での仕事がのこってるんだった…じぁな」

「にがしません!ソニア!」

出口に駆け寄るランスロット、そこにソニアが現れてドアをしめた


「申し訳ありません、ランスロット様」

「ソニアってめぇ!」

「往生しなさい、エアバインド!」

ランスロットを風の鎖が縛る

「ちっ!」


「このバカ申し訳ありません」

ジルが足でランスロットを踏みつけながら頭を下げる


「第一級禁食部位と言っていたがドラゴンの肝は毒でもあるのだろうか、今のところ問題はないようだが」

ノイマンがジルに問う

「いえ毒はないのですが、なんと言いましょうか…その精力がつきすぎるのです」

「ランスロットが肉にそんな効果があるといっていたが」

「肝にはその数十倍の効果があります、もはや精力剤の域を越えて媚薬のレベルにあります」

媚薬ね、たしかに俺もノイマンも理性を保っていたとはいい難い


「それよりどうしますか?、このバカ」

「とりあえず、殺すか」

仁はコキコキと手を鳴らし、縛られてるランスロットに近づく


「まてまてまて!謝る謝るから!」

逃げれない状況に焦るランスロット


「まぁいいじゃないか、仁」

ノイマンは仁の肩を叩き止めた

「そのお陰で私たち結ばれたようなものだ」

照れもなくそんな言葉をいうノイマン

仁は顔を赤く染め、そっぽを向く

「お前がそういうなら」


「はっはっは、お熱いことで」

いつの間にか、エアバインドを抜け出し、仁とノイマンの肩を叩くランスロット

しかしそのランスロットの腹に仁の拳がめり込んだのは言うまでもない


「いってぇー、俺じゃなかったら、病院送りだぜ仁、許してくれたんじゃないのかよ」

「許すとは言ってない、これでチャラにしてやるよ」

腹を押さえうずくまるランスロット、その腹にはくっきりと拳の跡がついていた


「ランスロットの処置はあとで王と相談するとして、仁様、ノイマン様、本日はAランクの冒険者カードの発行の手続きでしたよね?」

「あぁそうだ忘れるところだった」

ランスロットを横目に睨み奥からトレイを持ってくるジル、そこには金色のカードが2枚乗っていた


「ほほうそれがAランクのカードか、見たところ普通の金ではないようだが?」

ノイマンが食い入るようにカードを見つめた

カードは一見ただの金色のカードだが、光り方が普通の金とは違っていた


「これは魔金からできております、普通の金より頑丈で魔力を通しやすいのと、あとは説明するより実体験していただくのが一番ですね、ノイマン様手に取って魔力を流していただけますが?」

「あぁ」

ノイマンが手に取り魔力を流す、するとカードは青い光を放った


「これが魔金である証明になり、かつ本物の冒険者カードの証となります」

「水晶と同じ作りのようだが、この素材はなんだ?」

「はい、それは私から」

ソフィがはいとてをあげた


「魔金、つまり魔鉱石ですね、地中にある鉱石に何かしらの影響で魔力が流れ定着したものになります、普通の鉱石よりも魔力を通しやすく先程のように魔力の素質によった色を発します」

ほうほうとうなずくノイマン


「もしよろしければ専門家を紹介いたしましょうか?」

「是非!お願いしたい!」

がっとソフィの肩をつかむノイマン


「わかりました、すぐに手配をいたします」

そういうと出口に向かおうとするノイマンとソフィ


「ちょっとまて!どこにいく?」

「どこにいく?決まっている魔鉱石の専門家のもとだ!」

目をキラキラとさせるノイマン、研究者の気質ってやつかな


「クエストはどうする?金がねぇんだ食えなくなるぜ?」

「クエスト?仁一人で十分だろ?まさか女を戦地に向かわすきか?」

私が必要か?そんな顔を向けてくるノイマン


「ちっ…まぁいいか」

誰かを守りながらの戦闘、魔術というまだ間合いのとりづらい戦闘では少々危険があるか


「では、また夜に」

じゃと手を振り向かずにふり出口に消えていくノイマン、その姿が不覚にも綺麗だと思ってしまった


「あぁソフィ頼んだぞ」

「おまかせくださいへんな虫は追い払っておきますよ」


「これから大変だな、仁あんな綺麗な子他はほっておかないぜ?」

「いやぁほんとっすよ、まじで綺麗っすよねノイマンさん」

二人でまたニヤニヤしているランスロットとパーシバル

「うるせぇよ、それより金儲けの話をしようぜ、あいつを追い払ったってことは、なかなかやばいんだろ?」

俺がそういうとランスロットはにっと笑いパーシバルに視線を送る

なにかを察したパーシバルは懐から一枚の紙を取り出した


「別にノイマンさんを追い払った訳じゃないっすけど、まぁこの依頼安全とは言いづらいっすね」

紙には大きくAとかかれていた


「これは王より出された依頼で自分が命じられたんですけど、ちょっと荷が重くて」


書かれていた内容は、山賊の討伐か…

「なんだ?王直属の割に山賊もたおせねぇのか?」

なら期待はずれだな、こいつも強いかとおもったが


「ただの山賊なら自分も苦労しないっすよ、こいつらは飛竜の牙っていう指名手配度Aランクの一団っす自分一人じゃてこずるっすよ!ランスロットさんいいっすよね?」

規模はしらないが、山賊一団を一人でも倒せるか、あの気配の隠蔽具合でいうと、可能か…


「悪いが頼めるか仁?王の依頼だ金は保証するぜ?」

ランスロットはすこし悩み仁にたのむ決断を下す

「まぁいいか、こいつの力量も気になるしな」

「あんまり期待しないでほしいっすね」

俺はパーシバルから依頼書を受け取りサインし、ジルに渡す


「はい、了承いたしましたお気をつけて、Aランク冒険者海道 仁様」

「じゃあな」

「じゃあランスロットさん、ジルさん、行ってくるっす」




俺はジルから刃がついた刀を受け取りパーシバルと一緒に門を出る

こいつはかなり顔がきくようで、検査もほぼ素通り、一緒にいる俺まで敬礼される始末


「おまえ王直属ってのうそじゃなかったんだな」

「はっは何を疑ってるのかしらないっすけど、バッチもあるっすよほら」

襟をぐいっと外側に開き、バッチを見せてきた、王冠とその周りに無数の剣を型どったバッチだ

「みてもわかんねぇよ」

「えっ!円卓の騎士のバッチを知らないなんてどこの田舎者っすか?!」

「悪いな」

信じられないそんな顔をするパーシバル

そんなどうでもいいことより俺には気になる事があった


「それよりその山賊のいる所は歩いていける距離なのか?」

「歩いて行けないこともないっすけど、ちょっと待っっす」

パーシバルはおおきな魔石を取り出すと詠唱を始めた


「我パーシバルペンドラゴンの名において命ず、土よ地を駆ける馬となれ、アースホース」

魔石が投げられると、土がまとわりつき馬へ型どられる


「さっ乗るっす」

「便利なものだな」


土の馬はかなり速く普通の馬の数倍速い


数時間馬を走らせると薄暗い森についた

「ここか?」

「そうっす、森の奥の洞窟そこが奴らのアジトっす、ここからは歩いていくっすよ、もう奴らのテリトリーっす」

意識を巡らせると、殺気だったやつらがちらほら居やがる


「洞窟までの道はわかんのか?」

「任せるっす、こっちとら円卓の騎士随一の偵察っすよ?ついてくるっす」 


パーシバルについてあるく道はもはや獣道、綺麗に罠が外されているが、わかりづらくはずされている


森を歩くこと数十分松明の火に照らされている場所についた


洞窟の入り口には見張りが二人、そのそとにも焚き火をかこんで6人いる


「ちっ、今日は多いっすね」

「どうする?一回引くか?」

「いや、囚われている人がいるっす早い方がいい」


倒す事は楽だが、下手に騒ぎになると人質に被害がまわるな

俺一人なら苦労するが、こいつがいれば簡単な仕事だ

「こいつら殺してもいいのか?」

「できれば生かして捕らえたいすけど、Sランクの盗賊団には殺傷許可がでてるっす」

「よし、それなら手前6人は俺が殺る、奥の見張りをお前が殺れ」

「なにいってるっすか、もっと慎重にいくべきっす…ってもういないっすもぉー!」


俺はパーシバルの言葉を流し、敵前に身を晒す

「あぁ?なんだてめぇここがど…え?…かっ」

焚き火を囲っていた奴らが武器をとろうとした時、俺は殺気を放つ

濃密な殺気に動けなくなっていた所をかまいたちで喉を切り裂き殺した

「こっちでも、雑魚は雑魚だな」

声もなく、落ちていく6つの首、その顔は恐怖で歪んでいた

ドサッドサッ

「そっちも終わったか」

人が倒れる音が2回見張りの処分も済んだようだ


「全く、無茶する人っすね、ランスロットさんと任務に来てるみたいっす」

ナイフを死体の服でふきながらこちらにわらいかける

こいつも可愛い顔して軍人ってか

「あんなやつと一緒にすんな、それより中の事はわかるのか?」

「だいたいわかるっす、でも妨害魔術がかかってて、罠とか細かい小道はわからないっす」

「人質の場所は?」

「それはバッチリっす」

人質の場所が分かればいけるか


「よし、俺が囮になって正面突破する、その隙に全員逃がせ」

「無茶っす、あいては飛竜の牙っすよ!?」

「知らねぇよ、心配ならさっさと避難させて応援にこい」

「ちょっとまつっす!たくもぉお!嫌っすこの人!」

パーシバルの言葉を無視して、洞窟に突っ込む


中は広く、なにかはわからないが光源もあり明るい

「なんだてめぇ、ここがどこだかわかってんのか?」

さっそく一人見つけた、騒いで人を集めて貰おうか

「てめぇらの賞金をいただきに来たのさ!おとなしく死んでもらおう」

あえて敵に剣をとる隙を与え、つばぜり合いにもっていく


「あん?なめやがって、おい!敵襲だ!警鐘をならせ」

洞窟に声が響き、しばらくするとカンカンカンと鐘の音が響く

「はっこれでてめぇもお仕舞いだ、すぐに何十人って数集まるぜ?」

謝るなら今のうちそんな顔をしてる敵の首を手刀でへし折る

「かっ…うそ…だろ」

「ご苦労さん」

騒ぎになりゃこっちのもんよ、人質の警備も薄くなる


「いたぞ!はぁ?一人?」

警鐘を聞きつけ、やってきた餌ども


「やっとおでましかよ、ヤクザの野郎共はもっと早かったぜ?」

「てめぇらやっちまえ!」

剣を構え一斉に飛びかかってくる

「しかもおせぇよ」

飛びかかってきた全員の首から鮮血が吹き出す


「我流、走斬の型、一ノ剣、旋風」

刀の血を振り払い鞘になおし、死体から小刀と拳銃のような物を発見した

「これは銃かいや、信号銃って感じか?」

銃口がでかすぎる、魔術でなにかを撃つって可能性もある

俺は魔力を込めながら引き金を引いた


魔力を吸いとられると、大きな光弾が発射され、奥の壁を破壊する

「おっと、これは便利だな」

威力も高い、壁が2mほど窪んでいる

「こっちだ!いたぞ!」

爆音を聞いて、またぞろぞろと集まってきた


「もう一回ためすか」

おれは銃口を山賊らに向けて撃った


光弾は集団を蹴散らすが、全員ではなかった

「ほう、すこしは骨のあるやつがいたようだ」


少し装備が豪華なリーダー格がジル達が使っていた魔力防壁とすこし違うが似たような物でガードしている

「てめぇらやっちまえ!」

言うことばは三流だがな、リーダー格の号令でまた飛びかっかってくる山賊ども


そつらに俺はもう一度引き金を引いた


「ぐべぇっ」

光弾は先頭に当たり、弾けた

先頭は細胞のかけら残らず消え去り、残りも瀕死だ


「なっなんでそいつを連発できんだよ!」

わなわなと震えるリーダー格

「なんでって引き金引けば撃てるだろ」

「そんなわけねぇ!そいつが一発でどれだけ魔力をくうとおもってやがる?!」

化け物を見る目でこちらをみる


「そうかそれは良いことを聞いた気を付けよう、ありがとよ」

俺はもう一度引き金を引く

「まてまてまて、ぐあぁ!いてぇいてぇ!」

リーダー格は魔術防壁を張るが、光弾を防ぎきれず両腕が吹き飛ぶ

「とどめだ」

俺はリーダー格にもう一度銃口を向ける


「ひぃ!!誰か!誰かいねぇか!助けてくれぇ!」

脱兎が如く逃げるリーダー格、それでいい騒げるだけ騒げ


逃げ回るリーダー格が曲がった場所、細い通路を抜けた先は少し開けた場所だった

入った瞬間目に入ったのは隊列を組んだ山賊共


「射てぇ!」

リーダー格の声が響くと矢が無尽蔵にとんできた 

この短期間何分もない時間でこの統率力、山賊じゃなければいい指揮官になるだろうに


「剣界」

全ての矢を切り落とすと、魔力で脚力を強化して距離を詰める

一気にリーダー格の首をはねると、周りにいた雑魚どもを切り捨てる


回りは烏合の衆かと思ったが違うようで、しっかりと次のリーダーが仕切り陣を取り直した


「ホントに山賊にしておくのは勿体無いよてめぇら」

「前衛は槍で距離を取りながら足止め、そのうちに矢で仕留めろ!」

槍をもった奴らがどんどん前に出てくる


「いい作戦だ、相手が俺じゃなければの話だが」

その時、チカッチカと眩しい光そしてチンッと刀が鞘に戻される音だけが部屋に響く

次の瞬間、前に出た槍隊の首から鮮血が吹き出る


「我流走斬の型、一ノ奥義、稲妻」

「ちっ!化け物が!土よ!」

「化け物で結構」

俺は再びできたリーダー格の詠唱を首を跳ねて止めた

ゴトッと落ちる首、人の恐怖心を高める


「さてお次は誰かな?」

刀を前に突きだし威嚇する


さっきまで恐怖など微塵も感じていない様子の軍団だが今は小鹿の用に震えている


「おっおれはごめんだぁ!」

軍団のうちの一人が逃げだそうと走り出したその時


「おっと、飛竜の掟をわすれたかぁ?」

そんな声と一緒に暗闇から一人の男が現れた

「いっいえ、決してその‥おっおゆる」

「言い訳無用死刑だ」

男は逃げ出した山賊を真っ二つに切った



「どけ、雑魚共てめぇらが敵う相手じゃねぇ下がってろ」

山賊たちはすぐに後ろの通路に消えていく


「侵入者何て久しぶりだなぁおい、自己紹介しておくか、俺はネブラ飛竜の牙幹部やっている」 

ロングソードで肩を叩きながら歩いてくるネブラ

その時俺は悟るこいつは強い

俺は身体中に魔力を回し、一気に斬りかかった


「おいおいあんまり急かすなよ」 

ネブラはロングソードで軽く防いだ

「ちっ!」

俺は急いで距離を取り直した


「侵入者君名乗られたら」

ネブラの姿が歪み、目の前に現れた

「名乗るもんだぜ?」

重い一撃が降ってきた

それを刀で受ける、ズシンと腕にくる衝撃これはヴェノムにひっ敵する重さだ

「海道仁だ、よろしくっな!」

俺は名乗りながらベイズをけりとばす


「なんだ結構やるじゃねぇか、俺の仲間にならねぇか?」

「お断りだね」

火花散る激しい剣戟、瞬き一つできない緊張感、二人のスピードはどんどん上がっていく

ベイズの横払いを回転しながらよける、その反動で仁もまた刀を振るった

その一刀をネブラはロングソードを体で支えて防ぐ


互いに距離をとりニヤッとわらう、

「海道仁って言ったか、俺らの仲間にならないか?いい剣士は殺したくないんだよなぁ」

「はっ!冗談いえよ、い・や・だ・ね」

「ならしょーがねーな」

またネブラの姿が歪み、次の瞬間目のまえにロングソードを振りかっぶって現れた


「なっ!」

ギリギリの回避、目の前をロングソードが通る

「まだまだ行くぜ」

また揺らぐネブラの姿

こういう時の対象は全方位攻撃に限る


「我流一刀流、斬の型三ノ奥義「剣界」」

「ちっ!」

仁の人外の攻撃に怯みネブラの下がる足音が聞こえる

戦闘中においてバックステップは明確な隙、仁は一気に加速、ネブラを仕留めに切りかかる

「楽しかったぜ、ネブラ」

仁の刀がネブラを捉えて、真っ二つに切り裂く

これで戦闘終了

そう思われた瞬間、仁は気付く、余りの手ごたえのない一刀だということに

仁は本能的に後方を向き刀を盾にするように構えた


「おいおい勝手に満足しておわってんじゃねえ」

そこにいたのはさっき切り捨てたはずのネブラだった

振り下ろされる一撃、振り返ると同時に刀を構えていたからこそ防げた一撃だ


「パワー系かと思ったら、意外とテクニシャン系の奴俺嫌いなんだよ・・ね!」

足を払い体勢を取り直す


「いい感だ、俺も本気をだそう、スキル・ルームフォッグ」

ネブラはニヤリと笑い、手を前に出す

するとネブラの周りから霧が立ち込める


「目眩ましか?」

霧は相当濃くすぐに視界を奪った


「まぁそれもあるがな、だが」

どこからかネブラの声聞こえる


「それだけじゃないんだよ」

その瞬間仁の横っ面を何かが強打した


「ぐっ!」

ガードした時ギリギリ見えたそれは、水の拳だがそれも当たれば霧散した


「へたるなよ、まだまだお楽しみはこれからなんだから」

目の前にネブラが現れた、そこに蹴りを入れると綺麗にネブラの姿は霧散する


「幻覚か?」

俺が使う鬼迫とはちがう、錯覚なんて甘いもんじゃない

霧散したネブラがまた再構築され襲いかかってくる


俺は回避と同時にまた蹴りをいれたが姿は消える

何かを蹴った実感はあるが奴ではない

仁にゆっくり思考を巡らせる隙はなかった、四方八方からネブラが襲いかかってくる

それを避けては切り、蹴り殴る

手応えは常にあるが、すぐに消える

何度か繰り返した時仁があることに気付く


この霧が原因か?なら少し濁すしてやるか

「ものは試しだ」

おれは足を開き力を貯める

「我流砕撃ノ型一ノ奥義、鬼拳!」

地面に鬼拳を叩き込んだ


地面が割れ、砂煙がまう

すると、いままで見えていなかったネブラの姿がうっすら見えてくる


「なっ!」

ネブラは瞬時にてがばれた事を悟り距離を取ろうと後ろにさがる


「逃がすかよ、我流走斬の型、一ノ奥義、稲妻」

ネブラに急接近する仁、そのまま後退した体勢のネブラを切り捨てる

「ちっ!浅いか」

まだ姿がぼやけてるいせいか間合いをとり損ねたが、ネブラの胸には大きく切り傷が刻まれている


「危ない危ない、まさかこんなに早くに気づかれるとはならこんなのはどうかな?」


ネブラが魔力を高め詠唱を始める


「我ネブラの名において命ずる、霧よ、今その姿を写せ」


ネブラを覆うに濃霧が発生し、その霧が真横にずれ人の形を模す

まさにクローンさっきまでの幻惑擬きとは訳が違う

「フォッグクローン」

「忍者もビックリだな」

まさに分身の術、殺気まで増えやがった

「「いくぜぇ!」」

二人のネブラが左右逆から襲いかかってくる

幻術なら見極めて片方を無視すればいいが、今回は違う気がする

風が動く、これが実体があるかないかの見極める基準だ


見た目の違いはない、なら二人とも叩くだけ


地面を力強く蹴り片方に切りかかる


鍔迫り合いになるともう片方が背後から来る

しかしこれは想定内


俺はさっき奪って銃を取り出し背後に撃った


大きな爆風が起こるが手応えがない、あっちが偽物だったか

たが、後はこいつのみだ

「切り伏せてやるよ」

両手で刀を持ち力を入れる、ジリジリと刀がネブラに近づく

先ほどの傷が響いているのか、力が弱い

「甘いんだよ」

そんなピンチのなかネブラは不敵に笑った


その時背中にピリピリと嫌な予感を感じる

「なっ!」

さっき吹き飛ばしたはずの分身が復活し、斬りかかっていた

俺はネブラを蹴り飛ばし、分身斬る


「クックッ、まだまだ」

気付けば回りには数え切れないほどの分身がいる

勝ち誇った顔をするネブラ


「それで、勝ったつもりかよ」

「ああ、一斉に斬りかかれ!」

ネブラの号令に従い分身達が斬りかかってくる


「我流解放ノ型一ノ鬼羅刹」

心臓がドクドクと大きく早く動き、筋肉が膨張する

そして俺はもう一つ技を発動させる、目に脳に負荷をかけ、目の前の全てをスローに見せる技を


「我流、眼ノ型、一ノ眼、一色世界」


すぅーと眼から色が消え、モノクロになる

しかし、分身体の動きがゆっくりにみえるようになった

意識を集中して、視界から色を消し情報処理能力を高める技


「我流、乱打ノ型、一ノ拳、乱れ打ち」

分身体一体一体に拳を撃ち込む

パンッ!と音を立てて弾け飛ぶ分身体


「無駄だ、そんなのいくらでも生み出せる」

再び霧が収縮し分身体がでてくる


「いやもう終わりだよ」

ネブラの腹に仁の拳がめり込む

分身体が弾けた瞬間仁のは魔力で加速してネブラが動くより早く一撃を叩き込んだ

それは技と呼べるものではない、が無防備で受けた一撃、拳はネブラの腹に深々とめり込んでいた


「かっ!」

くの字に曲がりそのまま倒れこむネブラ

戦いの最後はあっけなく終わる


「さぁまぁまぁ楽しめたぜ、ネブラ」

俺はトドメをさすため、刀に手をかける仁

その時だった

仁の背中に悪寒が走る


俺は本能的に後ろにさがる

「ドラゴンバイト」

そんな事が聞こえた時目の前の地面いや、空間が消えた














































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