黎明は永久、華散りて刹那 -後宮に咲くは、桜に愛されし華-
大陸東岸に広大な領地を持つ国――瑞穂帝国。その帝都には春が訪れ、美しい桜が咲き誇っていた。国の象徴とも言える桜に覆われた帝都は美しい。だが、その美しさの裏に深い闇が蔓延ることを、蓮華は知っていた。
母の仇を討つために、蓮華は後宮に入る。そして、第一皇子秀明を暗殺する機会をうかがっていた。だが、秀明と弟の暁貴には大きな秘密が隠されており――後宮を舞台に織り成すラブロマンス。
母の仇を討つために、蓮華は後宮に入る。そして、第一皇子秀明を暗殺する機会をうかがっていた。だが、秀明と弟の暁貴には大きな秘密が隠されており――後宮を舞台に織り成すラブロマンス。
◆序ノ章◆
この国は美しい。
2015/05/08 00:10
(改)
◆華ノ章◆
この国は、決して美しくなどない。
2015/05/09 00:13
日陰は良いぞ、気楽だ。
2015/05/10 00:11
全く逆の人間。
2015/05/11 00:10
◆暁ノ章◆
相手は誰だっていい。
2015/05/12 00:11
そう思っているのは、たぶん、自分だけだ。
2015/05/13 00:12
◆蝶ノ章◆
そんな顔をされると困るな。
2015/05/14 00:07
本当は気づいておりました。
2015/05/15 00:10
◆桜ノ章◆
誰でも良かったくせに。
2015/05/16 00:12
どこへも行くな。
2015/05/17 00:17
◆終ノ章◆
ひらり、ひらりと。
2015/05/18 00:10
(改)