第4話 王都にきた
王都まで数日ぐらい必要なのかと思ったが、5時間ほど馬車を走らせたらついた。
「結構近いね」
「当たり前でしょ。王女が数日もかかるような遠い所に簡単に行けるわけないでしょ」
そういや王女って言ってたな。国王様、娘の躾がなってないですよー。なんてこと考えてたらメイダからキッて睨まれた。こわいです。
王都は城壁に囲まれており、門の前には門番らしき人達がいた。
「おかえりなさいませメイダ様。失礼ながら中を拝見しても? 一応規則なので」
「分かったわ」
門番が馬車の扉を開けて中を見てきた。そして俺を見つけると困惑した表情になっていた。挨拶は必要かな?
「やあ、俺は気高きオリテール国の神獣のレイです」
「あんま舐めたこと言ってんじゃないわよ。こいつはレイって名前の私のペットよ」
つい初対面の人だからってかっこつけてしまったな。すまない。
「しかし獣人ですか……まあメイダ様が良いのなら……まあ良いでしょう。ご迷惑をおかけしました」
獣人が嫌いな人だったのかな? まあいいや。
「やっと王都に入れたわね。疲れてるだろうけどまだやることあんだから寝るんじゃないわよ」
「はいよ!」
「ほんと舐めてるわね。ガチの躾するわよ」
「すんません」
王都に入ると旅の途中とは一転して多くの人々で溢れかえっていた。街並みはヨーロッパの街並みを見たことないが、多分ヨーロッパ的な感じがする。
俺が街並みを観察してる間にガロが今後の予定を考えていたらしい。
「まずはレイのための服を買いに行きましょう」
異世界の服ってどんなのがあるんだろ。
「ついたわよ。おりなさい」
服屋に着いたらしい。早速降りてみると、何だか趣のある大きな建物が目の前にあった。
メイダとガロが店に入ったので俺も入ろうとしたら、店の横にある看板に目が行った。そこには
――獣人の方の来店は禁じております――
との看板があった。
「えっ、まじか。獣人NGなんだけど」
気が引けたが、はやく行かないとメイダに何されるか分かんないので、
「よし行きます」
感情を無にして店に入って行った。




